神道（宗）平和教コミュの平和教について　―絶大な御神威顕現―　（１）　平和教　三次教会　教会長　小原克彦

　福原先生が、教祖について話されましたので、私は皆さんが失敗しないように、失敗談を皆聞いて頂いて、平和教が、どんどん伸びますように、皆さんと一緒に、頑張って行きたいと思っております。

■食道のひどい痛みを治してもらった
　私が、平和教に御縁が出来ましたのは、昭和53年の春。私は昔、農機具をやっておったのです。それがどうも、調子が悪いということで、製罐工場を立ち上げました。農機具は辞めましたけど、やはり、売った以上は、修理はしないといけない。新しくは売らないのですが、古い機械を直さないといけない。それでやっていたのですが、ちょうど、昭和53年４月に農機具を修理してくれという方がいらっしゃった。
　そのとき私は、１ヶ月くらい前から体調不良で、毎日病院に通っていた。食道が一皮つるっとはがれてしまって、水を飲んでも痛いのです。ましてや、ご飯なんか食べられない。だから、朝は絶食、昼も無し、晩は酒を飲んで誤魔化す。酒を飲んで麻痺させるのです。そして、ご飯をちょっと食べる。それが、１ヶ月続いたのです。
　その日も朝から、身体が辛いのを我慢して、仕事をやっていた。製罐工場なので、大きな鉄板を叩きまわすのです。ガンガン音が出るので、民家が無いようなところで工場を開いておったのです。
　そこへ農機具を修理してくれということで来られたのですが、「明日まで待ってくれ、今日はえらくて、いけない」「どうしたの？」「食道が一皮はがれて、火傷したようになって、力が出ない」そしたら、その方が、ちょうど、その前に平和教を新規で受講されていた。
　「それじゃ、小原さん、治してもらいましょうか？」「だれに？」「神様に」「ああ、神様が治して下さるなら、やってもらいたい」といったのが始まりなのです。その方も受講して期間がたっていないので、祝詞（のりと）をあげると、つまるわけです。それだから、私の後ろではやらないのです。大神呪を書いて、「今晩これを32回読みなさい」といって、遠隔なんです。その人は家に帰る。
　私も家に帰って、夜、食事の前に、これを読めと、「わかった」とポケットに入れて、それから、忘れてしまっていて、ご飯を食べかけたら電話がかかって、「読んだかい？」「ああ、忘れとった。今からやる」といって、32回やったのです。毎晩酒を飲んで誤魔化していたので、その晩もそうやっていた。
　毎日、朝起きたら、目覚めで、コップ１杯水を飲んでいた。いつも、その水が痛いのです。それが、その翌日の朝は、痛くない。「おかしい。それじゃ、朝飯を食べて見よう」ご飯を食べたのです。「痛くない」それで、会社に行き、手配だけして、病院に行って検査を受けた。
　「小原さん、今日は顔色が良いから、カメラを呑もうや」カメラを入れて回した。「小原さん、これ、きれいに治っとる」「ええー！」という調子です。本当に全然痛くも何ともない。前の晩まで「痛い、痛い」といっていたのが、あくる朝、けろっと治った。たった１日で、変ったわけです。
　その方から電話がかかって「どうだった？」「おかげで治ったよ。痛くない。すぐに、農機具を直してあげる」と直したら、その方が来られて、「小原さん、どんな加減？」「ほんま、良く効いた」
　それで、私が聞いたのです。「この神様は、どんな神様？よく聞いて下さる神様だな」そしたら、平和教の神様だと。「講習があるから、貴方も受けにいかない？」「今度、行くときは、連れて行ってくれ」「本部は岐阜にあるんだ」「お参りに連れて行ってくれ」「行こう」

■受講２日目がお加持の実践
　それから、３ヶ月たったときに、広島で出張講習会。その当時は、土、日、月と３日間の講習なのです。それを受けると、一番始めに命の尊さ、先祖を大切にするとうことから始まったのです。
　だいたい、普通は、こういった新興宗教は、「全部投げ出して、これだけをやれば良い」というのですが、この平和教は違うのです。まず、自分の先祖を大事にしなさい。自分の宗教でお祀りしなさい。そういったことが変っていたのです。「あれ、まったく違うな」と思っていた。
　そして、その日が済んで、あくる日、家内が、「あんた、おかしな宗教だったら、止めなさいよ」「おかしかったら、止めるのだが、実は、昨日聞いたのが、まず、自分の先祖を大事にしろということから始まっているんだ。これは、３日間受けてみる」ということで、２日目も行ったのです。
　広島まで、毎日１時間半かかって行くわけです。行って、講習を受けたのですが、２日目に加持祈祷の講習があるのです。それを習った。そのときは、今と全然違うのです。祝詞はこれ、加持祈祷の祝詞はこれとぜんぶ本が違うのです。今のように、１冊の祝詞ではないのです。それをたくさん並べながら、それぞれ読んでやるわけです。
　そうやって練習して、帰ったら、叔母さんが、「泊めてくれ」と家に来ていたのです。それで、叔母さんの顔が真っ青に腫れあがっており、「叔母さん、どうしたの？」「実は孫に竹で叩かれたらこうなった。命が惜しいから、今晩ここに泊めてくれ」「ちょうど良かった。叔母さん、私、お加持の練習をして来たんだ。お加持をしてみよう」そのとき、初めてですから、つまりながら、全部本を見ながらやった。
　それで、あくる朝、広島まで行くので、６時半に起きましたら、叔母さんも起きて来た。顔が真っ青だったのが、完全に腫れも何も、色もまともになっていた。それから、本気になりました。平和教をやってみるべきだなと思ってやったのです。

■保険の勧誘員にお加持
　その、３日間の講習が終わって、工場にいました。家内の同級生が、保険のおばちゃんで、それが、あちこち行くのに、同級生だから、事務所に寄って行くのです。そのたび、お茶を飲んだりして。それが、「頭が痛い」と座りこんでしまってた。ちょうど講習を受けて３日目くらいだった気がします。
　「それじゃ、神様に頭を治してもらってあげよう」とやったのです。そのときも、祝詞はまともにあがりません。でも「えい！」と、やった。そしたら、「あっ、楽になった！治った」それが、一番始めの縁なんです。
　これが、保険のおばちゃんだから、あちこち廻るんです。皆にいって行くのです。「三次の小原に行ってみなさい。治してもらえるから」私が１つもいうわけではない。その人に一番始めに宣伝してもらった。

■墓の影響
　その次に来たのが、やはり、保険の同僚なんです。その方が「困っている」と来た。「どうした？」「子供が、毎日学校に行って、３時間目くらいになったら、狂うように、頭が痛いと授業中でも暴れ出す。なんとかならんだろうか？」それが、小学校３年生のときから３年間、毎日なるそうで、ちょうど６年生のときでしたね。
　「それなら、子供を連れて来い」と来させた。そのとき、何でか知りませんが、霊感というのですかね？ぱっと頭に閃いた。お母さんに「あんた、墓を作ったね？」「作りました」「祀（まつ）っていけないのが、祀ってあるんだね」といったのです。「だれを、祀ってる？」「お父さん、おじさんを祀ってる。一緒の墓に入れております」「えっ、なんで、おじさんを入れてる？」「皆が祀ってくれないから、私が、祀っている」「それは違うだろう」自分は嫁に行っているのだから、違うのです。それを１つの墓に入れてしまった。「それはいけないよ」
　三次は合墓といって、１つの墓に全部自分の親類縁者を入れるのです。そういうことをやっているから、子供が狂うようになる。
　「それは、出しなさい」「どうしたら良いですか？」「遺骨はお寺に、永代としていくらか包んで持って行きなさい」ということでやった。３日ほどお加持をやりました。その子供の後ろで「えい！」とやった。そしたら、３日目で完全に治ってしまった。それまでは、その子供が狂うと、母親が学校に飛んでいって、収まるまで押さえ付けていた。
　それが、まったく無くなったということで、喜びまして、また、その人も保険屋さんですから、宣伝して、どんどん広がりまして、私のところには、何千人かいらっしゃいました。それが人間というのは不思議なもので、治れば全然来ません。治るまでは一生懸命来る。治ったら、けろっとして、自分で治したような気になっている。その状態でやっていた。
　そうやって、その保険のおばちゃん連中がずっと広げてくれた。私も、講習を受けてからすぐ、本部にお願いして、会社の神札活動座と自宅の神札鎮護霊座の両方をお願いしてお祀りして、鎮霊祭をやりました。

■三次教会の発足
　それから、４年ほどたちまして、大先生が、来られまして、三次に教会を作ろうということになりました。私を治してくれたのが稲田さんといって、家の庭に３間×４間くらいのプレハブが建っていた。そこが空いていたので、大先生がいらしたときに、「あそこが空いているから、あそこでやりましょう」と話したら、大先生は、私の事務所の２階を指差して、「ここが良い」いわれた。
　そこは４間×６間でした。下は事務所で、２階は物置にしていました。荷物がいっぱいあった。「先生、プレハブが空いていますが？」「いや、ここだ！」２階に上がられて、物がいっぱい積め込んでありますが、「ここにしよう」といわれて、４間×６間の、まず、３間、約半分ですね。それ、荷物を後ろによせて、囲いをしまして、前側だけを３間×４間の教会にしたのです。
　そうしたら、どんどん、お参りをされる方が多くなりまして、それじゃあ狭くなって、広げるということで、一間ほど壁を後ろにずらして、４間にした。そうしたら、また、すぐそれが狭くなって、とうとう、別にプレハブを建てまして、荷物をそちらに入れて、４間×６間を全部教会にしてしまった。それくらい人が来始めた。
　ところが、治ったら知らん顔。帰られて、ぜんぜん来ない。「まあ、しょうがないわ」と。始めのうちは来られたときに、広告の紙の裏に、名前、生年月日等を書いて、指導が終ったら捨てていた。ところが、「これはいけない」と家内がいうもので、Ａ４の紙にコピーしまして、書き込むようにしました。それがいま、たくさん集まりました。古いのは50何年から続いております。そうやって書いてあって、その中にだいぶ、失敗談があります。

■自分がガンになる
　失敗談を話しますが、昭和の終りから平成の始めにかけて、その当時、ガンの人がいっぱい来た。昨日もガン、今日もガン。それが、20人くらい、事務所で待っているのです。順番にお加持をする。その間に、面と向って話もしないといけない。そのため、家内と交替でやっていた。
　そしたら、私もついのぼせ上がったのでしょうね。アースも何もせずに「えい！」とやった。そういうことが続いた。
　そして、平成３年、一番最後は、奥さんが泣いて来られた。「どうした？」「主人が、いま、肝臓ガンでもうだめなんです。病院で、もう、数日の命といわれた」神占して、神様に聞くと、治して下さる。「それじゃお願いします」「奥さん、治るとおっしゃる」「えっ！」
　本人さんは、病院に入院していますから、遠隔でやった。「１週間くらいで退院出来るよ」本人さんは、あと何日かであの世に行くところを、「１週間で治るよ」と私は、口に出していった。そしたら、そのとおりに退院された。「治った」
　それで、「あんたのところ、新築されたね？」「はい」「地鎮祭も何もせずに？」「はい」「ちょっと行って、土地祓（ところはら）いをしないといけない」とその晩に行ったのです。行って、まず、家の廻りをぐるっと回った。「この石はおかしいな。後は何も無いな」ただ、家相が悪かった。そのときは、まだ、家相も何もわかりもしないのです。でも家相が悪いのがパッとわかった。しょうがないと、本部にお願いしまして、家相災厄除けの御札を頂いて、後からまた、やったのですが、その日は、土地祓いだけやった。
　その晩に私はやられました。神様に本当に叩かれました。私は、午後５時まで仕事をしてから行っているので、終ったのが午後７時くらいですかね。終ってから、相手は「ご飯を食べて帰ってくれ」「いや、ご飯はいらない。とにかく、家に帰る」帰るのもやっとです。帰ってからなんとか寝た。あくる日になったら、ころっと治っていたので、安心していた。
　ところが、その年の７月、ちょうど、会社の健康診断があった。それで、従業員がその当時20何人いた。その日に限って、３～４人欠席者がいて、人数が少ないものですから、「私も一緒に受けようか」と受けた。それで、命が助かったと思うのですが、そのときに引っ掛かって、「レントゲンで肺に影があるから、すぐに病院に行って下さい」と紹介状まで送ってきてくれました。
　それを持って、病院に行って、「実は、こういうものが来たんだ」「それじゃ、レントゲンを撮ろう」簡単にレントゲンを撮った。そこで、やっぱり影がある。「小原さん、これ総合病院に行って、M RIを撮りなさい」といわれたのです。三次市は、島根県の県境に近いのです。それで、「広島市か東広島市のどちらかの病院へ行った方が良いよ」「はい、わかりました」「また、そのときに紹介するわ」といわれていて、総合病院の検査結果か来たのですね。
　私に内緒で家内が呼出されてました。私は、ガンかもしれないという話だけは聞いていた。ちょどそのときに限って、会社の印鑑がいると、家に取りに帰ったら、家内が病院で説明を聞いて、ガンだということです。印鑑を取りにいったのが同じ時間で、「はは、ガンだといわれたな」とすぐにわかった。
　それで、「あんたは広島へ行きなさい。専門の先生がおられるから」と、そこへ回された。そこは、良い先生で、自分の父親、自分のお兄さん、皆肺ガンで亡くなっておられる。それで、自分は肺ガンの専門で、一生懸命勉強された先生で、治して頂いた。
　これは神様に叩かれた。怒られたなとわかったのですが、そのときに、教主が「お見舞いだ」といって、お守りを持って来て下さった。そのお守りを頂いたのが、私の手術をして４日目か５日目なんです。ぜんぜん痛みも何も無い。その、お守りを頂いてポケットに入れて、それから、どんどん良くなりまして、18日で退院した。
　今でも傷があるのです。背中から切られたような状態です。あばらを取られて。それがぜんぜん痛みも無しに、何にも無しで退院出来た。
　これで助かったといって、それからずっと神様ごとをやっていたのです。メモに、何年にだれと、大きな病人ばかりをいっぱい書いておいたのです。