神道（宗）平和教コミュの平和教について　―教祖の教えの数々―　（2）　　平和教　戸畑教会　教会長　福原　祥二

■神様、御先祖に好かれるように
　それから、「福原君な、神と先祖に好かれるように。神と先祖に嫌われると、とことん苦しむぞ。ようするに、神様に対しては、真心を捧げろ。御先祖様に対しても、御供え物は、心からしろ」うちは出来るだけ、良いものをします。
　私の誕生日が10月１日です。松茸の土瓶蒸しが好きで、いくら高かろうが、買うのです。過去、たまたま、月例祭のときに、「あんたね、値段が倍になっているよ！」私は国産に拘りますから、「それなら止めようか」
　で、神様に「すいません。ちょっと高いですから」と松茸を買わなかった。そうすると、そのときに、米を電気窯とガス窯と両方で焚いていますが、両方ともご飯が出来ないのですよ。私達は、ごっち飯というのですけれど、芯がある飯で、ご飯が焚けないのです。
　「あんた、なんか、神様怒ってりゃせんかね？」「怒られるような、悪いことしてないよ」よく考えたら、松茸なんですね。それから、うちでは、どんなに高くても、買うのです。そしたら、もう亡くなりました会員さんが、「先生、私、年に１回楽しみがあります」「なんです？」「ここに来たら、松茸が食べられる（笑い）」
　まあ、ちぎってお吸い物にしていますから、わずかな量ですけれど、それが楽しみだと。「ああ、こういう方もいらしゃるのか」と反省しました。今の世の中サルでも反省しますから（笑い）。
　やはり、良いものを御供えする。しかし、過去に２、３回くらいかな、養殖鯛を使ったことがあります。どんなに高かろうが、良いもの。天然は１万円前後しますけれど、必ず御供えをして、刺身にして、我々が食べて、残りの骨は吸い物で出して、人間が食べる。果物も、自慢じゃあないけれど、果物屋さんから買います。スーパーより３倍くらいします。そうすれば、必ずそれだけのあがりがあります。ちょっと高いから予算削ろうかといったら、これも神様の試しですよね。ですから、真心を御供えする。
　先だって、６月、福岡県大牟田でミニミニ講習会を若先生と石原敬史郎先生を御呼びしました。直会で（敬史郎先生、ごめんな、悪口になるけど）、飲むでしょう。「お前のところ、先祖さんにどれだけ御供えしている？」「コップ１杯です」「えっ！１升２升あげろや」で、昨日確認したら、どうやら１升はあげている。やはり、好きな人には、１升、２升あげます。
　実は、ここに、山田さんがいますね。先だって、「なんだかんだで、うちの亡くなった主人の夢を見ます」「お前のところは、父ちゃんが酒２升要求しとるぞ！」「うちのは飲みません！」本当は、西牧さんとしょうちゅう飲んでおったのに、お母ちゃんの前ではしゃんとしている（笑い）。
　やはり、故人の好きなものをお供えする。私のところは、先月が親父の祥月命日。３升あげました。よそも同じようなお父さんが亡くなった。そのときに、宮崎で講習会をやったときに、教主が、「福原君、どうもお父さんは事故死をしている。和鎮をしたら？」すると、教祖は、「福原君、俺の息子が見抜いたのだ。俺も見抜けなかった」と私にいいました。それで、和鎮のときは５升くらいあげたかな？うちの親父は、年回忌、50回忌のときも５升あげました。船乗りですから、とにかく、朝２合、夜３合飲んでいたのです。
　何を神様が私に学ばせたかというと、たまに、アル中の方が来るのです。私は奥様に、「お宅は週に何升飲まれます？」例えば、５升とか、３升と答えられます。「一旦それを先祖に供えなさい」といいます。蓋をとって、「御先祖様、今週これをどうか御召し上がりください」そして下ろすときに、「これをまた、うちの主人にお裾分けしますので、どうかお許し下さい」とやってみろと。とたんに、酒が半分以下になった人がいるのですよ。それは大分で私達の大先輩、秦野先生の従兄弟さんでした。
　「福原君、私の従兄弟だけど、アル中だから頼む」それがヒントになりまして、大酒飲みの各家庭には、説明しています。たしかに量は落ちます。供えると家庭の主婦が、「酒はあんまり飲まないのですよ」といいます。料理も限定されます。どうするかというと、私は風呂に入れろといいます。皆様方も毎日お塩も増えてくると思います。にがりのある、良いお塩は、一つまみ風呂に入れます。お酒も１合風呂に入れます。そうやってくと、無駄にはなりません。やっていくと、神と先祖が「おい福原祥二は、よくやったな。努力したな」と、あの世から喜ばれているという気がします。

■努力と審神
　それから、なかにはいきなり、「先生、うちの息子、嫁さんどうなのか？」と聞きにこられる方がいます。神占が出来るのに、努力をしないのですね。教祖にいきなりいいますと、返事をして下さいません。なぜかというと、先ず、努力をしなさい。あるとき、私は要領がわかりましたので、教祖に「こういう方（例えば平和太郎さん）の、うんぬんで、自分の神占ではこう出ました。これが正しいのか審神して下さい」というのですよ。
　そうすると、たったそれだけで、努力を認められまして、「これは正しい」「この神占は裏がある。この裏は福原君、こうやって突き詰めていけ」「ああ、なるほどな、そんなもんか」と思いました。ようするに努力してください。なかなか、努力が難しいのです。「でも、昔から果報は寝てまてといいますが…」と理屈をいいますと、教祖に「ばかたれ」と怒られますけど、「ようするに、我々凡人も、努力をすれば、必ず手に乗るんだ」ということを、よくいわれました。そして「必ず、努力して神占が出たときは、審神しなさい」と。

■現金を持っていること
　それから、こづかいですね。「福原君な、男女問わず、３万～５万くらいの金をいつでも持っているようになれ」なぜかといいますと、手付になるといわれます。
　先ほどの、伽羅でも、教祖が京都で買われましたけど、そのときに、10万かな、持っていたのです。そこのお店に、手付金でだす。「ほんまに、あなたさん、買ってくれるか？」そのおばあちゃんは、京都展のときに、伽羅を出品してくれといわれているけど、金にしたかったようです。「うん、買うよ。だから、ここに、10万円置くよ」といったら、「実はまだあるんや」「そうか、それならそれも」といって、腕くらいの棒を３本買ったのです。「だから、福原君な、やはり、手付金になるから、ある程度の、こづかいというのは、男は持っておけよ。もし、無かったら、高額な良い時計。何千万も必要ない。時が刻めれば、ワンダラー・ウォッチでもよいけれど、ある程度、社会的地位に応じたものを身につけると、それが担保になる」ということです。
　それから、私は、これがなかなか出来ないのです。人にものを贈るとき、よく「つまらないものですが…」と渡します。そうすると、教祖は怒るのです。「人に、つまらんものをやるのか？自分が欲しいものをあげなさい！自分が要らないものは、相手もいらないんだよ」
　そうすると、私の女房は逆手にとって、「あんたは、私から搾り取る。教祖がいったじゃないの！第三者にものを渡すときには、良いものを渡しなさいよ」それで、私は、消毒液（アルコール）が好きですから、たまに良い焼酎が手に入るのですよ。
　そうすると、あの方も好きだなと思ったら、教祖がおしゃったように、良いものは日頃手に入りませんので、贈ってあげると相手も喜びます。そのように、人に贈るときは、自分のいらないものは人に贈るなと。
　親しい会員さんにはよくいうのですよ。「おい、くだらないものをくれるなよ！教祖がいったからな」特に、尾道さんにはしょっちゅう言っているのですよ（笑い）。あそこのかまぼこは美味しいです。桂馬のかまぼこは日本一です。それから、佃煮がおいしい（笑い）。かってに聞いとってちょう…（笑い）。

■受験についての指導心得
　それから、受験についてです。いまは、３月で受験が終ったところもありますけれど、だいたい偏差値をみればわかります。ただし、それで決めて行くと、親の見栄が出てくる。
　もし仮に、この辺で受験した場合、国立なら、岐阜大学、名古屋大学。神様にお伺いをたてろと、それで、ぎりぎりのときは、１ランク落として、すべり止めをすすめろ。それと、ある程度になったら、例えば、岐阜大学を受けようと思ってる。名古屋は旧帝大ですから、ハクが違います。
　１つそういうところも目指して、せめて３校くらい受けさせろと。そうすると、本人もやる気が出るのじゃないかとおっしゃっていました。いきなり、ここはだめだと言ってはいけない。希望の大学、高校が無理なら、ちょっとランクを落さないといけないとか、すべり止めでとか、やんわりと言えとおしゃっていました。

■学んだことは、先ず実践
　それから、昨日もお話にありました、学んだことは実行しろ。お加持がそうですね。よく、うちに電話が掛かってくるのは「先生、遠隔でやってください」「お前、出来るだろう」「私は未熟ですから」「未熟もクソもない。みんな平等だよ」未熟だと思っているからやらないのです。出来るだけ、判断力修法とか、健康増進の行とか、習ったらせめて、月に１回、２月に１回でもやっていくと、神様から好かれる人間になると思います。

■結婚の指導
　それから、結婚について。教祖が、あるとき、「福原君、俺、失敗したんだよ」といわれたので、「どういうことですか？」と質問しますと、「神様に、この男女に子供が出来るか？と質問した。出来ると返事が来た。出来た子供が脳性麻痺だった。しかも２人とも脳性麻痺だった。これは失敗した。この男女が結婚した場合、良い子が授かるか？と神様に聞けよ」と。
　それからの私は、もし、仮に、男性から依頼された場合、この女性と結婚した場合、男性の一族とうまくいくか？逆に、男性が、女性の一族とうまくいくか？それから、男性を中心の場合は、女性が良き主婦となるか？良き母親となるか？家計のやりくりは上手か？女性から依頼された場合は、良き夫になるか？良き父親になるか？生活力があるか？やはり、お金がないと、生活は破綻します。
　ですから、刹那的な結婚では…最近では、引っ付いてパッと離れる。花火みたいですが、要するに、両方がうまく行くようならＯＫを出す。「とにかく、良い子が授かるか、それだけはよく注意しろよ」といわれました。

■一人前とは
　人間の一人前について。一人前とはある地方のお墓の前でおっしゃったのです。その施主が、「私はいつ死んでもいいです。孫の顔を見た」ところがそれは、娘さんのお子さん。
　「福原君、自分の息子が結婚して、男の子の顔を見たら、一人前と思え。娘は嫁に行って他人だ。他人の孫を見て、何が一人前だ。だから、福原君、一人前という言葉は、要するに、我が息子に子供が出来たら、それで一人前と思いなさいよ」そうおっしゃっていましたね。