新川和江さんの詩が好きコミュの名づけられた葉

　初めまして。吉野弘さん、茨木のり子さん、新川和江さんと、大好きな詩人のコミュニティがあることを知って、嬉しく思っている者です。
　新川さんの詩で、私がもっとも大切にしている作品は『名づけられた葉』です。私は画家であり詩人でもある葉　祥明さんのアドヴァイスから、ここ山形の地で「葉っぱ塾」という活動を2000年より始めました。活動を始めるときにそれを知らせるチラシの中に、この詩を使わせていただいたのです。
　人間一人ひとり、小さな存在ではあるけれど、みんなそれぞれ個性をもっている、生命をまっとうする責任をおっている、そんなことを、自分の活動を通じて表現できたらいいなと思ってのことでした。
　新川さんのファンの方でいらっしゃればご存知かとは思いますが、童話屋というところからハードカバー文庫版の詩集がたくさん出ておりますが、『私を束ねないで』というタイトルで、新川さんのものも出ています（￥1250＋税）。このハードカバーシリーズは、それぞれの詩人のエッセンスとでもいうべき詩を選りすぐって編まれています。新川さんのこの詩集にも、表題の詩はもちろん、『ふゆのさくら』『雪の朝』『千度呼べば』『赤ちゃんに寄す』など44編が収められております。
　私は自分通信として「LEAF」という印刷物を不定期に出し、友人知人にお送りしていますが、詩の紹介コーナーには、新川さん、吉野さん、茨木さんなど「櫂」という同人に集った詩人の作品をよく使わせてただいています。
　葉っぱ塾　http://blog.livedoor.jp/happajuku/