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動物リハビリテーションコミュの2011.2 Mr. Marco Mouwenの特別講演ならびに実習

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日本動物リハビリテーション学会主催 
「Mr. Marco Mouwenの特別講演ならびに実習」

日時:2011.2.13-14
場所:2.13@シモゾノ学園 国際動物専門学校3号館
   2.14 @帝京科学大学 千住校舎

参加してきたので、ご報告いたします。


12011/2/13:「犬の臨床歩行分析(講演と実技)」

 第1日目の大きなテーマとしては、「解剖(触診できるランドマークを中心に)」「歩行パターン」「歩行分析」「病歴の取り方」「評価の仕方(静的、動的、触診、他動運動)」という感じでした。

 「観察して、触って、動かしてみる」、そんな理学療法評価のポイントをスライドと実技を通して学びました。ヒトも犬も評価でやるべきことや診るポイントは割と似ているので、ヒトの理学療法士にとっては大変分かりやすい内容だったと思います。しかし、「歩行分析」となると、そうは行きません。犬の歩行はヒトとかなり違うので、まずは犬の歩行パターン(step, pace, amble, trot, gallop)とその特性を知ることから始めなくてはなりません。パターンによって体の動きやリズム、重心移動量、足底接地場所などが異なるので、観察するポイントが変わってきます。また「跛行」の出方もパターンによって異なるので、パターンの特性を知らないと問題を見落とす可能性が大きくなるようです。
 「歩けるか、歩けないか」は当然大事ですが、治療につながる評価を行うには、どんな歩行パターンで、体のどの部位がどのタイミングでどのように動いているのかを観察することが大切になってきます。これはヒトも犬も同じだと実感しました。


22011/2/14:「犬の理学療法評価―運動器の評価,他動運動を中心として(講演と実技)」 

 第2日目は、ズバリ「他動運動=Passive Movement」。各関節の運動方向(屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋、回外、回内)、関節の動きの要素(滑り、転がり、軸回旋)、凹凸の法則、close & loose-packed position、エンドフィールなど、理学療法士にはお馴染みの関節運動学の基礎や動かし方を学びました。肩関節から始まり、肘、前腕、手根、股、膝、足根、各指(趾)節、頸椎、胸椎、腰椎、尾椎、仙腸まで、スライドによる動かし方のレクチャーの後に実技を行いました。
 獣医師や理学療法士は関節を他動的に動かすことに慣れているので、比較的スムーズに動かすことができましたが、動物看護士は悪戦苦闘されている方が多かったように思います。しかしながら、嫌がる犬たちの「保体」となると動物看護士のテクはすばらしく、大変頼れる存在でした。実際のリハ現場もこのような「チームワーク」で行えたら、、と思いました。

 2日間にわたるマルコ先生(スイスの理学療法士)のセミナーは、大変分かりやすく実践的で、とても良い勉強となりました。マルコ先生は、動物の理学療法に関わって12年ほどらしいのですが、犬の脊柱を操るスムーズさは圧巻でした。12年後、私もあのようにできるだろうか、、。まずは、次回のマルコ先生のセミナーまでに(未定ですが)、少しでも成長できるよう精進していきたいと思います! まずは、ウチの愛犬で練習!練習!


写真1:左肘関節を伸展
写真2:右脛骨を前方突出
写真3:環椎を触診

コメント(2)

お疲れさまでした!
michoさんの情報のおかげで参加できました。
ありがとうございました。
脊椎に関しては、なかなか動かす機会がなかったので、先生がおっしゃっていたようにまずは、健康な子達に触らせていただいて、感覚を覚えて練習あるのみですよね。
いつも情報や報告、ありがとうございます!!
>いちごさん
お疲れ様でした!

犬の脊柱を動かすことは、テキスト的にはよく載っていますが、実技で教えてもらえる機会は少ないと思います。とても貴重な経験でしたね〜。

お互いに、まずは健康な子で練習していきましょう!ウインク

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