まずは前座のショップ・ボーイズの2007年ダンス・ヒット曲、「Party Like A Rock Star」でサウスなノリを展開、お次はレゲエ界のヤング・プリンス(と呼ぶに はちょっとデブ過ぎ…..?)ショーン・キングストンが登場。なぜか、元バウワウの ハイプマン、クリオが相手役を務めてラップ曲を披露。シングル、「Me Love」とこ の夏のビッグ・ヒット、「ビューティフル・ガールズ」を歌ってNYのオーディエン スを楽しませてくれた。
いよいよバウワウの出番。真っ暗だったアリーナに照明がともると一斉に歓声が飛 び交った。まずはビデオ・スクリーンにバウワウとヒップホップ界のドン、Pディ ディーが映し出される。ふたりで乗り込んだのはプライベート・ジェット。何やら でかいことを企んでいる様子…….。飛行機は低く旋回し目的地に着陸しようとしてい る…….、ステージ上のジェットの模型から全身ホワイトの衣装でバウワウが降り立っ た。きゃ?????。これまでのスクリーム・ツアーの中では雄叫びナンバー・ワ ン、鼓膜が破れるほどのスクリーミングを記録した。バウのハイプ役はヒュースト ン出身のショート・ドッグ、DJはスクリーム・ツアーでもお馴染みのちびっこ、DJ Jus が担当。「Bounce With Me」などバウの初期のヒット曲をひととおり流し、一 時仲のよかったシアラとのデュエット曲、「Like You」をひとり寂しくラップした かと思ったら、オマリオン抜きで「Let Me Hold You」をパフォームしたり、ひとり 舞台を演じてゆく。と、思ったらゲストに地元NYのラッパー/プロデューサーのス ウィス・ビーツが駆けつけてくれて「It’s Me Snitches」、「My Drink N My 2 Step」などでNYらしく盛り上げてくれた。他にもファボラスが参加したりとニュー ヨーク地元色を強調、マジソン・スクウェア・ガーデンに熱気が立ちこもった。噂 されていたオマリオンとの共演はないのだろうか…….。私たちファンの間で一抹の不 安がよぎる……。