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ワンポイント英語塾コミュの80. 〜の観点から/これからの数年間に・・・

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前回からまたかなり間があいてしまいました。
申し訳ありません。

いろんなことが(ようやく)落ち着いてきましたので、
これから更新頻度を上げていきたいと思います。



さて、今回はあるメディアの広告ページから引用します。


Banking Business Review という、ヨーロッパを中心とした
銀行業界のニュースを発信しているメディアがあります。

http://www.banking-business-review.com/


ここに最近掲載された、"The Future of Payments:
Prepaid cards, contactless and mobile payments"
というレポートの広告ページから、2センテンス引用します。

http://www.banking-business-review.com/research.asp?guid=RBTC0106
(↑広告ページなので、そのうち削除されるかもしれません。)



引用は、次の通り。


From a technology standpoint, there has been little change
in the past two decades. However, there are indications that
suggest the next few years will yield interesting developments.



・・・いかがでしょうか。理解できましたか?

この2文であれば特に文脈がなくてもわかると思います。



私なりに日本語訳しますと、次のようになります:

「技術的な観点からいえば、過去20年間、ほとんど変化はなかった。
しかし、この先 数年の間に興味深い発展が起こりそうな兆しがある。」



以下、上の2文に含まれている表現を解説していきます。



まず、from a technology standpoint 。

おわかりの通り、「技術的な観点から」 と訳されますが、
これはビジネス英語などでは非常に良く見られる表現です。

standpoint は元々は、文字通り 「立つ場所」 ということですが、
立つ場所が変われば、視点が変わりますよね。

そこから上のような意味が出てきたようです。



there has been little change... は、「変化がほとんどなかった」。


a little → 「少しだけ・・・(ある)」
little → 「ほとんど・・・ない」

(上は後が不可算名詞の場合。可算名詞の場合は a few / few 。)

というのは、基本的事項として、皆さんご存じですね?



in the past two decades というのも、訳せる人は訳せると思いますが、
自分からはなかなかスラッとは出てこない表現ですよね。

in the past twenty years ではないのです。two decades なんです。


同様の表現に、centuries というのがありますね。

during the past few centuries... (過去数百年の間・・・)

なんていう表現を使いこなすことができたら、かなりの上級者です!



there are indications that suggest...

これも良く見る表現です。「・・・ということを示す兆候がある。」

こういうのは、丸ごとセットで覚えてしまうと良い。



the next few years will yield interesting developments.

これはもう、日本語ではありえない英語的な表現ですね。

あえて直訳すると、「次の数年間が興味深い発展を生み出すだろう」。

しかし、時間が発展を生み出すということは、ありません。
(時間が失恋の痛みを癒すことはあるかもしれませんが・・・)

こういう文章は、「今後数年の間に、〜があるだろう」 と訳します。


でもそれは和訳する際のテクニックであって、英語表現としては、
あくまで the next few years will yield... なのです。

こういう表現も、そのまま覚えてしまうと良いですね。

(ここの few には the がついているので、「ほとんど〜ない」 という
意味ではなく、数量を表す表現です。念のため。)




英語を学ぶコツの1つとして、こういう特に英語的といえる表現を、
日本語訳で覚えるのではなく、できるだけありのまま覚えていきます。

和訳の技術は技術として(特に仕事で翻訳をする必要がある場合は)
身につけなければいけませんが、英語学習という観点からいえば、
「日本語で意味を覚える」 というのは得策でないように思えます。

上のような表現の場合、センテンスの構造も発想も、日本語と英語で
まったく異なるからです。




以上、英語的な表現が詰まった良い文章をたまたま見かけましたので、
サンプルとしてご紹介してみました。

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