真理を生きるコミュのマイケルの黙想

※マイケルの近況をお知らせするため、
　　　ニューズレターから一部抜粋したものをお届けします。
　　　　　　　　　　　　　　
「サンシャインコースト（日の当たる海岸）は
サチュレイテッドコースト(ずぶ濡れの海岸)になった」と
地元の人たちは話しています。

勿論、冗談です。
たくさん雨が降り、クィーンズランドの洪水は世界的なニュースになりました。

クィーンズランド州の４分の3が洪水に襲われました。

私達は、山の頂きに住んでいるので問題ありませんが、
いつもより大変じめじめしています。

何故津波が？地震が？森林火災が？洪水が？何故？たくさんの何故があります。

私の何故は、世界中がどうしてオーストラリアの洪水に注目するのかです。

ブラジルでも、土砂崩れと洪水が起きて、
オーストラリアよりも被害は甚大です。

およそ800名の死者に加えて、
300名を超える人が行方不明になっていると聞きました。

クィーンズランドの災害を軽く見ているわけではありませんが、
もうすでに何億ドルも寄付が集まっています。
ブラジルでは、どれくらい寄付が集まるのだろうかと思います。

自然災害が急激に増加しています。
これは、最後の審判や運命、恐れについてではありません。
変化についてです。
何の変化？人類の意識の変化、大きな変化についてです。

私達は変化が嫌いです。できるだけ避けようとします。
洪水にあった人がインタビューに答えていました。

「誰もが、元の暮らしに戻りたいと思っている」この言葉が語っています。
つまり、以前と同じものを望む、これは、私達が囚われていることです・・
同じままでいたい。変化は、その反対です。

とても有意義なことが起きています。
ブリスベンは、オーストラリアで３番目に大きな都市です。
洪水の後、都市は悪臭のする泥であふれました。
一日のうちに１万２千５百人もの人たちが、
後片付けの手伝いにやってきました。
そのときの様子を年配の女性の言葉が要約しています。

「今、１５人も来て、家を一緒に片付けてくれているの。知人は１人だけよ」

ボランティアの人たちは、泥まみれになって手伝いました･･
翌日、さらに多くの人が･･その翌日には、もっと多くの人が・・。
彼らは、マッドアーミー（泥の軍隊）と名づけられました。
ボランティアの数は、先例のないほどに増えています。

災害が、人々への思いやりを深めています。
災害は増えていますが、その災害が私達を孤立した人生から、
人々とつながりのある人生へと向わせています。

何事にも偶然はありません。
これは、個人のことだけではなく、地域社会として、
国民規模、地球規模としても、偶然の出来事はありません。

私達は、自分だけでなく他の人々の幸福も大切であることに気づくよう
押し進められているのです。

人々の幸せが自分の幸せにも影響するということを、
私達はよく分かっていません。
変化をもたらす出来事によって、私達は、
普段よりももっと直接的な方法で人々を思いやるようになっています。

勿論、たくさんの人が、日々、思いやりを持って生きています。
ブリスベンの多くのボランティアは、自分の仕事、ビジネスを閉鎖し、
もっと困っている人々を助けています。その態度は、とても肯定的な変化です。

人類の意識の中で高まっていること、
それは人々を思いやり、そして･･行動することです。

私達が人々を手助けするよう促す災害は、
また、無条件の愛へと私達を育んでいます。
人類の意識を育んでいるのです。

忘れないでください。
変化は強烈な衝撃でやってきます。
それは変化の本質です。

全ての人々に愛と光を送ります。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　マイケル・J・ローズ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　訳　大亀　安美