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専修大学政治学研究会SCOPコミュの12月12日講演会・レヴュー

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12月12日にに行われました〈戦争および平和を考えるシンポジウムー非対称戦争化におけるアメリカの戦略を中心にー〉のレヴューです。

講演会には、SCOPからは10名、駒沢大政治学研究会さんから1名、ゲスト3名の計14名が参加し、『戦争形態の変化と米国の国防政策からみた今後の世界』という内容で講演会をしていただきました。以下は講演会レヴューです。


○モノゴト=多様な見方がある。
 二つの生き方
 客観的な生き型=リスクを考える。             
      ↕
 カッコいい生き方=リスク考えない。
 ⇒客観的なモノの見方、考え方とは何か。
 EX:〈左翼〉平和を守れ!人の命を守れ!!
   〈右翼〉全体の利益を守れ!!
      ↓BUT
 前提条件がないため、そもそも両者を比較できない。
 どういう判断基準なのか、何を優先させるのかを考える。

1、戦略構造の変化。

○戦争と国際政治がどう変わってきたのか。
 その中でアメリカはどういった情勢分析をするのか。
 
 戦争で人が死ぬようになったのは現代
 EX:中世のある戦争
  →2000対2000の戦い。死者は2名(原因は日射病) 
  ∵大半が傭兵。金儲けが目的。
      ↓
 国民国家の形成により大衆が従軍。
 ・鉄道・電信の発展→運搬・情報交換のが迅速になる。
 ・大衆の戦争導引→女性の地位向上と福祉の進展。
      ↓
 現代の戦争=「いかに殺すのか」という戦争概念が変化。
 ∵テレビ報道の導入、少子化による子供の死への接し方が変化。

・紛争の潮流の変化
 紛争は減っている!!(CF:ウプサー大学の調査)。
 テロもピークは90年代後半だった。
      ↓
 戦闘空間が人道的に。
 ⇒「相手も、自分も死なない戦争」がやりたい。
 ∴サイバー空間の戦争利用。
 
 E=ルトワック「戦争は平和を生み、平和は戦争を生む」。
 ⇒戦争は放置すべき!!
 CF:話し合いで終結した戦争の再発率=30%
   殺し合いで終結した戦争の再発率=15% 
 EX:スリランカ紛争
  →ノルウェーの介入により一時的には停戦も、再発。
 
 C=クラウゼヴィッツ 「相手を無力化しないと終わらない」
 田中明彦 「戦争の中世化」
 
 結局は、いかに自分にとって都合の良い戦争をするのか。
      
◎AかBかという問題ではない。一つの見方として考えなければならない。


1−2、戦略構造の変化。

・北東アジア
 〈従来〉日本・中国・アメリカの三国間関係。
      ↓BUT
 近年のロシアの台頭と北方領土問題以外での日・ロ関係の緊密化。  
      
◎一つのシナリオとして
 日本・中国・アメリカ・ロシアの四国間関係を考える必要性。 


2、米国国防政策

・「調達の休日」の終わり。

・ラムズフェルドの遺産
 →疲弊した組織:新兵器の過剰購入。
  政軍関係:軍人の制止にも関わらず、ラムズフェルドが強行。
  ソフトパワー

・ゲーツ
 NSS(国家安全保障戦略・大統領)
 QDR(四年ごとの国防計画見直し・国防総省)
 NMD(ミサイル防衛・軍人)
 などのバランス。

・課題
 帝国防衛:
 →植民地保有時のイギリス・・・速くて遠くまでいける装備へ。
 政軍関係
 拡大抑止


3、今後の情勢
・アフガニスタン
 プラスの変化:タリバンから離脱する部族が出現。
 マイナスの面:タリバンは、冬にはパキスタンへ。
      ↓
 オバマ大統領の方針:アフガン内の幹線道路を中心に駐軍。
 but 幹線道路から離れた地帯ではタリバンが潜伏。

・日米同盟→政策的反発へ。
 アメリカ:日米同盟は不要。
      ↓
 日米間に感覚の齟齬。
 
 日米同盟にはまだまだ軍事的分野以外の部分でやれることがある。
 一方で、アメリカが方針転換すれば、日本独自の防衛政策が求められる。  


尚、当日の様子は、写真をすでにアップしておりますのでそちらをご参照ください。

参加者の皆様、ご来場ありがとうございました。また、関係者の皆様、大変お疲れ様でした。

今後とも宜しくお願いいたします。  

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