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創作恐怖話〜新感覚恐怖へ〜コミュの人体収集倶楽部

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「僕はやっぱり眼球だね。あの小さな球に詰められた機能、器官としての重要性、なにより抉られた時の被験者の顔。他の器官とは比較にならないさ」

彼は自慢のコレクションの前で得意げに語った 確かに試験管に小さく浮いた眼球の数々は、グロテスクなアート性で私の目を引き付けた

私は彼の為に珈琲を煎れながら、軽い疑問を口にした

「良心の呵責とはないの?」

「もちろんあるさ。でも、この魅力の前には大した問題じゃない」

良かった。彼が良心の呵責を感じるような人間でなくて。人体収集は良心があったらできない趣味だ

「で、君は何を収集してるんだい?」

彼は大して興味ない癖に、形を取り繕う為に私の趣味に踏み込んできた すぐにわかる

「眼球に比べたら、大したものじゃないわ…… ねぇ、それよりシャワーを借りていい?」

「あ、ああいいとも。好きにしてくれ」

これからの情事を期待しているのだろうか
彼はいささか興奮しているようだ
無理もない、倶楽部で会ってまだ数時間しか経っていないのだから

「じゃあ、お先に」










タオル一枚で出て来た私を、彼は舐めるように見つめた 不愉快だ

ベッドに座ると、彼は待ちきれず私を押し倒した

「い……いいかい?」

「少し、待って」

私は自分のカバンを開けて、必要なモノをだした

「な、なにを使……」

彼が倒れた さっきの珈琲に仕込んだ薬が効いたようだ

「な…なんだコレ」

「薬よ。体は動かないけど、意識はハッキリしているでしょ」

言いながら、私は彼の下半身を剥き出しにした

「え… な、なにを」

「大きさも形も特徴なし… つまらないわね」

「どういうこと…?」

やれやれ。勘が鈍いのか、現実から目を背けているのか……

「ただの趣味よ。あなたの眼球も素敵だけど、私の収集品だって中々レアなのよ」


私はカッターを少し強く握りしめた
そして、収集に取りかかった



コメント(4)

阿部さだ事件ー(長音記号1)exclamation & questionあせあせ(飛び散る汗)
…みたいなカンジですかね冷や汗
男性にしかないし眼球よりはレアですね 

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