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マクロ経済(マネーの世界)コミュの投機マネーバブルの再燃

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皆様…ご無沙汰しておりました。

久々の更新ですが、悪しからず御了解下さい。

さて、直近の実体経済とかけ離れた踏み上げ相場。
金融緩和というのは本来は実需に供給するために行う買いオペ等を指すのですが、マネーサプライの伸びが鈍い…信用乗数が一向に上がらない事からもジャブジャブの資金が投機に回っているのは明確な事実です。
掻い摘んで言えば、国内金融機関は民間に貸し出さずに独自に株式や国債で運用したり、機関投資家に多額の資金を低金利で貸し出す。
海外ヘッジファンドに貸せば円を外貨に転換して運用するので外貨は上昇する。これが、所謂 円carry-tradeの実態です。
そんな理屈も近い出来ずに安易に欧州危機だからと考えてユーロのショートポジションを取るのは愚の骨頂でロスカットに引っ掛かります。
実需マネーと投機資金は同じgreen back(紙幣)でも全く異質だということを理解しましょう。
昨今の金やプラチナ、原油などの商品先物が上昇しているのは実需ではなく30%は投機資金で、今回の相場は一部の富裕層には有難い話でも中流階級以下の一般庶民にはコストプッシュインフレという圧迫要因で実生活に悪影響を齎しています。

前置きが長くなりましたが日経ダウはメジャーSQでは終値でSQ値を下回りましたが、翌週には軽く上抜けしました。
裁定買いのロールオーバーが進み裁定売りの買い戻しが入ったにも拘らず大型株の信用倍率は再び低下して売り方は踏み上げられる状態に再度陥っているのは想像に難くないですね。

素人考えでは、相場が上昇しているから投資家は儲かっていいじゃないかと思うのが普通でしょうが、俄か投資家(Day trader)は、今回の様に欧州危機や大震災のダメージで実体経済が悪いからと安易に空売りを掛けているので機関投資家(投資銀行、ヘッジファンド等)の買い上げに踏み上げられて大きな損失を余儀なくされている筈です。

また、長期保有している富裕層は確かに悪くない話だがリーマンショックで被った損失(含み損)の1/3くらいしか戻っていない。
単純に言えば2008年中旬に仮に1億の株式や投資信託を運用していたらリーマンショック後は4000万前後に資産は目減りして大きな含み損を抱えた。
6000万の損失の1/3だから2000万ほどは返すだろうが、結局は4000万の含み損を抱えたままです。

詰まり、富裕層も俄か個人投資家も結局は投資で上手くいく事はないのがこの世の常である。
先般、記述したAIJ投資顧問などはその典型で、他人の資産がどうなろうと知ったことじゃない…業界人の僕が言うのも自虐的だが、証券会社や銀行、保険会社のHEADQuarterは詐欺集団だと言って過言ではないだろう。

今回の上昇もGSなどの投資銀行、欧米の商業銀行、はたまた各国国際銀行の買い上げである。
無論、日本の大型株はPBRが1倍を割っているので割安だからファンドのポジション調整もあるが、実態は出来レースでマッチポンプ。
個人投資家の少ない資金をゼロサムに近いマネーゲームで吸い上げる。
平均で10万損失をした投資家が50万人いれば500億の損失を被り、その相対で機関投資家は500億円の利益をはじき出す。
ディーリングルームでは個人投資家の玉が丸裸で狙い撃ちにされる…例えば信越化学は動きの鈍い株だが今回は信用倍率が0.5〜0.8の間で推移。

この様なケースでは、皆が高いと思うので空売りをどんどん入れている訳だ。
ところが、国際優良株で割安であると機関投資家は判断してアルゴリズムを駆使して数秒で一気に買い上がる。
そうなれば、空売りを掛けていた投資家は含み損が拡大するので反対売買で買い戻すから、買いが買いを呼んで一気に上昇。
その様な裁定を大型株でしている訳だから、下手をしたら追証も発生しているから強制決済を余儀なくされるケースもある。

あらゆるブログや掲示板などで「絶対に勝つ方法」とか「勝ち組トレーダーになる方法」とか「これで100万が一億になる」など意味不明の個人サイトの広告が頻繁に入っているが、有り得ない話である。
ゴールデンクロスや騰落レシオ、一目均衡表などのテクニカル指標は結果論で当たるも八卦外れるも八卦。
上がるか下がるかは短期的には1/2の確率に極めて近くなる。
まず、そんな方法があるなら他人には教えずに自分でやればいい。そんな事は不可能なのが分かっているので他人から指南と称して金を巻き上げる。
また、そんな謳い文句を信じて会費を払う投資家にも強欲に呆けるという大きな過ちがある。

複雑な話はさて置き、他のブログでも紹介したニコンの株について考察してみたい。

ニコン株は顧客には2月半ばに2050円で購入してもらい、我慢してもらった結果、2350円で売却できて大きな利益が確保できました。
5000株なので150万の利益…十分ですね。
2500円にはなるだろうが、超過熱株になっていて流石に無理にリスクは取らない訳です。利益確定が重要です。

普通はチャート上のテクニカルでは2月初めに大きな窓を開けて上昇しているので買えない訳ですが、PERや信用倍率、来季の堅調さを鑑みたら2400円を超えておかしくないと思い買い推奨とした訳ですね。

闇雲に空売りしても絶対に儲からないのが相場…今回は上げ相場の逆張りで素人俄かデイトレーダーは損失を抱えている事からも窺えます。

以上、今回は相場についての考察に終始いたしましたが、次回は何時になるかは未定ですがマクロ経済に基づいた大震災復興基金に付いて触れたいと思います。

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