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ケイシー、テスラ、ブラウンの危険な関係【前編】─tocana / 2016年2月19日 15時0分 http://tocana.jp/2016/02/post_8862.html

■予言者エドガー・ケイシー 驚異のリーディング

Cayce_1910_01.jpg
エドガー・ケイシー
画像は「Wikipedia」より引用
 20世紀を代表する予言者の1人にエドガー・ケイシー(1877〜1945)がいる。トカナ読者ならご存じと思われるが、ケイシーは催眠状態で人々からの相談や質問に答え、病気の診断や人生のアドバイスなどを行った。これはリーディングと呼ばれ、主に彼自身の潜在意識(アカシックレコード)にアクセスすることで回答が得られたとされる。特に病気や怪我の診断に関しては、まるでレントゲンやMRIなどの機械を備えているかのように患者の健康状態を読み、適切な治療法を伝えたという。

 大きな有効性が認められたケイシーによるリーディングの記録は14,000件にもおよび、米国の「エドガー・ケイシー財団」で閲覧可能な状態で保管されている。リーディング内容がすべて正しかったわけではないが、彼は多くの人々に支持された。かの有名な発明家トーマス・エジソン(1847〜1931)でさえも、ケイシーが引き起こす現象に強い関心を抱いており、研究が必要だと考えていたという。

エドガー・ケイシーに群がる人々 FMラジオもケイシー絡み
 特に、ケイシーは健康問題を抱える個人に対してたくさんのアドバイスを行ったが、それ以外にも儲け話のような下世話な相談事や、発明家から投げかけられる科学的な知識など、あらゆる質問に応じた。のちにラジオ局を開設したセオドア・ミッチェル・ヘイスティングスは、ケイシーのアドバイスを得て、自動車用のFMラジオや小型FMトランジスタ・ラジオを発明したといわれている。

 一方、同時代のライバルだった発明家・電気技師のニコラ・テスラ(1856〜1943)は、自らハイアー・セルフ(高位にある自己)からインスピレーションを得ていたとされるが、ケイシーからいくらかの助言を得ていたとも考えられている。テスラ自身がどの程度ケイシーのリーディングに関心を寄せていたのかは不明であるが、テスラの能力を評価した第三者が、監視のためにケイシーを利用していた痕跡が見られるのである。

 このように、ケイシーの能力をさまざまな思惑から利用しようとする人々が存在したのも不思議ではない。すでに触れたように、ケイシーによるリーディングの記録は14,000件にも及ぶのだ。そして近年、その中から実に興味深いリーディング記録が発見されている。
■謎の人物トーマス・ブラウンの正体とは?

 ケイシー研究家のアレックス・パットニー氏は、その奇妙なリーディング記録のひとつに、ケイシーがトーマス・B・ブラウンに対してオハイオ州デイトンの事務所で与えたリーディングを挙げる。

 オハイオ州アクロン出身というブラウンからの最初の質問は、アリゾナの地に眠る金鉱床の場所、そしてニューヨーク株式市場における株価の予想だった(Reading 195-1〜195-69)。

 しかし、後にそのリーディング記録を詳しく調べてみると、彼の身元が部分的に書き換えられていることが判明したのだ。当初、トーマス・B・ブラウンの職業は不動産業者・自動車部品製造業者と記載されていたが、実際は定常波共鳴の原理で機能するガソリン不要エンジンの開発に取り組むグループに関わっている人物だった。
トマス・サグルーによるケイシーの伝記『エドガー・ケイシー物語 川がある』(たま出版)によると、トーマス・B・ブラウンは全ろうに向かいつつある聴覚障害者の発明家だったが、ケイシーのリーディングに従ったことで聴力が改善した。その後は、自身の研究において直面した問題を解決すべく、長期にわたって数百回にも及ぶリーディングを依頼し続けたという。

 ところが、ケイシーもサグルーにも知りえぬ事実があった。なんとこのブラウンは、軍のスパイ活動と、オハイオ州ライトパターソン基地の地下施設における秘密調査プロジェクトに直接的に関与していたのだ。実のところ、ブラウンの本当の出身地はオハイオ州アクロンではなく、オハイオ州ゼインズヴィルであり、ミドルネームのイニシャルもBではなく、Tであった。しかも、そのTとはタウンゼント。そう、トーマス・B・ブラウンの正体は、「反重力」研究で知られる物理学者のトーマス・タウンゼント・ブラウンだったのだ。
■「ビーフェルド−ブラウン効果」のブラウン、その謎に満ちた生涯

 トーマス・タウンゼント・ブラウンと言えば、1928年の「ビーフェルド−ブラウン効果」の発見者である。「ビーフェルド−ブラウン効果」とは、電極間に高い電圧をかけ、片側の電極を放電しやすい尖った形状にすると、放電によりイオン化した気体の移動によって、電極に推力が発生しているように見える現象である。軽いバルサ材とアルミ箔を組み合わせた模型を浮遊させるイオンクラフト(リフター)は、その効果を利用したものである。これは、テレビ番組などでも繰り返し紹介されているので、記憶に残っている読者も多いだろう。
ブラウンは裕福な家庭に育ち、科学に関心を持つと、両親から自宅に実験室を与えられた。そして、高校生の時に「ビーフェルド−ブラウン効果」を発見、これは「反重力技術」につながると考えたブラウンは、以後それを発展させていくことを考えた。1923年にカリフォルニア工科大学に入学したが、1年生の時にノーベル賞受賞者を含めた物理学者らを自宅に招いてアイディアを披露したところ、この理論を否定され、大学を退いている。その後の彼は海軍に入隊するが、電気分野での知識を買われて、ワシントンD.C.のアナコスティアにある海軍研究試験所に配属された。

しかし1933年、不況の煽りを受けて失職すると、ブラウンは職を転々とするように。そして晩年は反重力の分野に関わるエンジニアとして、いわゆるUFOの飛行原理に関する研究に携わっていくこととなる。そして、軽量の物体しか浮揚させられないと考えられてきた「ビーフェルド−ブラウン効果」を発展させ、電気重力推進技術を開発したとされる。研究者の間では、戦略爆撃機「B-2」はブラウンの特許である電気重力航空機を具現化したものだと囁かれている。「B-2」は通常のジェット推進で離陸するが、ひとたび空中に舞い上がると、その電気重力駆動が稼働して推力を増強するというのだ。

このように、ブラウンは人生の後半において軍の極秘プロジェクトに関わるようになったとされるが、最初に海軍に入隊するまでの約6年間の行動に関しては、謎に包まれている。だが、その間のブラウンはケイシーによるリーディングを受けており、記録からどのような活動を行っていたのかを窺い知ることができる。なんと彼は、アメリカ空軍から直接命令を受けてスパイ活動に携わっており、そのターゲットこそニコラ・テスラだったと考えられるのだが、詳細については後編で解説しよう。


【水守 啓(ケイ・ミズモリ)】
「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組むナチュラリスト、サイエンスライター、リバース・スピーチ分析家。 現在は、千葉県房総半島の里山で農作業を通じて自然と触れ合う中、研究・執筆・講演活動に加え、各種セミナー・イベント等をプロデュースしている。
著書に『底なしの闇の[癌ビジネス]』(ヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の謎/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研パブリッシング)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』、『世界を変えるNESARAの謎』(明窓出版)などがある。
ホームページ: http://www.keimizumori.com/

ケイシー、テスラ、ブラウンの危険な関係【後編】─tocana / 2016年2月20日 15時0分 http://tocana.jp/2016/02/post_8927.html
前編で触れたように、「ビーフェルド−ブラウン効果」の発見者トーマス・タウンゼント・ブラウンは、謎めいた男だった。

 特定の時期、アメリカ空軍から直接命令を受けてスパイ活動に携わっていたと考えられるのだが、そのターゲットはニコラ・テスラだった。

 テスラといえば、読者もご存じの通り、交流電流、ラジオやラジコン(無線トランスミッター)、蛍光灯、空中放電実験で有名なテスラコイルなど、多数の発明を成し遂げた天才科学者である。また、世界中に無料で電力を供給する無線送電網(世界システム)を提唱していたことでも知られる。そんなテスラは当時、「グラヴィティー・モーター(重力エンジン)」の研究を行っており、予言者エドガー・ケイシーのリーディングを幾度となく受けていた。そう、ブラウンは、テスラの研究の有効性と進捗状況を、ケイシーを通じて知ろうとしていたのである。


■テスラの研究についてケイシーに迫るブラウン

 ここで、ケイシーとブラウンのやり取りを紹介しよう。「グラヴィティー・モーター」のような専門分野にケイシーが言及する部分は難解だが、ここではブラウンが何を意図してケイシーに質問を行ったのかに注目していただきたい。時は1928年3月8日、場所はシカゴにある豪華なラサールホテルだった(Reading 4665-1)。

ケイシー:ええ、ニコラ・テスラの体と探究心が見えます。それ自体が推力を生み出すエンジンの完成にかかわる人々とその状況も分かります。そのアイディアとプランは、生み出されるエネルギーをより良い方法で応用することですが、その方針に従っていくらか成果を収めています。ドラム内の圧縮によって生み出されるため――ドラムを通じて押し込められる際、空気から振動を集められる形状に作られた導線と合わせて――さらなる推力を引き出せる。使用されるカムは緩み過ぎているか、その回転において緩みがある。これはドラムのヘッド・アクションにあり、動作において詰めねばならない。


ブラウン: どのようにしたら彼を我々の監視下におけるでしょうか?

ケイシー: オハイオ州デイトンかニューヨークに連れて行くことです。


 この質問と回答は実に露骨である。ブラウンは、当局の指示でテスラを囲い込もうとしていたことがわかる。オハイオ州デイトンとは、ライトパターソン空軍基地のある場所である。第二次世界大戦後になると、同基地には旧ナチス・ドイツに協力した科学者らが連れて来られ、UFOを含めた極秘の技術開発が進められてきたとされる。

Wright-Patterson_Air_Force_Base_-_10_Oct_2000.jpg
ライトパターソン空軍基地
画像は「Wikipedia」より引用

■核心部分「グラヴィティー・モーター」についてケイシーは何を語ったのか?

 そしてブラウンは、テスラが開発中の「グラヴィティー・モーター」とそれを搭載する航空機に関する質問を行っている。


ブラウン: そのマシーンは、リンドバーグによってワシントンにもたらされたのと同じ種類のものですか?
【筆者注:チャールズ・リンドバーグは1927年に大西洋単独無着陸飛行に初めて成功して話題となっていた】

ケイシー: いいえ、ガソリン・エンジンの現代において、テスラのマシーンは静止状態で力を生み出して作動します。ほかの人々によって試験されたように、空中に投げ出されるものとさらに関わっていて、そのソースから推力を得ます。

ブラウン: それが完成すれば、永久に作動しますか?

ケイシー: 永久的には作動しないが、一度始動すると、それ自体のソースから生み出されるエネルギーによって動き続けることができる。

ブラウン: テスラのマシーンは航空機に適していますか?

ケイシー: 動きを持続させるだけでなく始動させることもできるため、それが最良でしょう。圧力は高度によって調整されるでしょう。

ブラウン: いつこれは完成するでしょうか?

ケイシー: 材料が具体的に決まったら、7・8日以内にはできるでしょう。

ブラウン: このマシーンの3メートルのプロペラは1分間に何回回転しますか?

ケイシー: 空中での飛行を続けるのに十分な回数。ステーショナリー・エンジンはドラムの中で160馬力か、それ以上、ほぼ無限のパワーにまで及ぶでしょう。

ブラウン: 400馬力に相当するマシーンの重量はどのぐらいですか?

ケイシー: 91キロから136キロです。


 テスラはスパイだけでなく、当局と繋がった実業家やその代理人に囲まれていた。当時テスラが開発していたエンジンは、従来のガソリンを利用したものではなく、永久機関とまではいかないものの、超高効率で動作を続け得るものであった。それは多くの人々の関心の的でもあった。

 ブラウンは、表向きは当局に従い、ケイシーからテスラの研究の進捗状況を得ようと試みながらも、いつかそれを自身の研究に役立てられるのではないかと考えていたと思われる。当局の関心とブラウンの関心は一致していたのである。しかし、その後の歴史を見る限り、ブラウンがケイシーから得た情報を有効に活用できていたのかというと、何とも言えないだろう。単純に、テスラの研究についての情報を十分得られる立場にはなかったのかもしれないし、情報を封じ込める当局の指示に従い、自由な言動や行動が難しかった可能性も考えられる。
■技術の実現には時代的背景が整っていなければならない

 さて、最後に投げかけられた質問と、それに対するケイシーの回答は実に興味深いものだ。


ブラウン: マシーンの製造に関して、ほかに何かテスラに、または私たちに与えられるアドバイスはありますか?

ケイシー: 最初に考慮されるべきこととして、テスラは、完成に向けて物質的な側面で支援する人々に対して、己と意志の完璧な協調がなければならない。また、宇宙との関係でこれを適用する自覚を促す情報を得るには、内なる自分との完璧な協調もなければならない。なぜなら、それが力であり、発表・公開される時、エンジンの適切な関係を得ることと同等でなければならないからです。
つまり、目指すことが自分だけでなく、周囲の人々、さらには宇宙の意志と一致すれば、それが実現する可能性は高まるが、そうでなければ難しいことを示唆しているのだろう。過去に、下世話な相談事にも応じてきたケイシーからすれば当然のことかもしれないが、こんな回答を見ると、どんな欲望を持った人に対しても温かみがあるように感じられる。

 当時、経済力と技術力を有する者が世界を制するという意識は、特にアメリカにおいて主流であったと思われる。人々は利己的で、力づくで他者を従えるべく、戦争へと向かいつつあった(少なくとも戦争に備えていた)。そんな時代にテスラは振り回され、ケイシーも利用されてきた。そして、もちろん、ブラウンもその1人だった。非凡な能力を有した人々の周囲では、常にさまざまな思惑が交錯した。科学者にとっては、能力が開花しても、それを実現させることは難しい時代だったといえるのかもしれない。


【水守 啓(ケイ・ミズモリ)】
「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組むナチュラリスト、サイエンスライター、リバース・スピーチ分析家。 現在は、千葉県房総半島の里山で農作業を通じて自然と触れ合う中、研究・執筆・講演活動に加え、各種セミナー・イベント等をプロデュースしている。
著書に『底なしの闇の[癌ビジネス]』(ヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の謎/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研パブリッシング)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』、『世界を変えるNESARAの謎』(明窓出版)などがある。
ホームページ: http://www.keimizumori.com/

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