オバマ氏が人間として行なうことは、オバマ・ファクターがすでに成し遂げたことに比べれば些細な事かもしれません――大衆の意識に変革と力をもたらし、変化に目覚めさせたのです。このエンパワーメント(力を与えるという行為)は、オバマ氏の『そうです。私たちはできるのです“Yes, we can”』という、今や不滅の、そして飾らないシンプルな言葉に集約されます。一般大衆の社会的な反対運動や反乱などが頻繁に起きることになるでしょう。
ゴレゴリオ暦2009年は、大混乱、無秩序、そして社会的無政府状態の、最後から2番目の年となるでしょう。新しい世界とその価値が十分に明らかになり、そのことが、古い物質主義――過去と、精神的に進化したヌースフィア的な、はっきりと明確な未来との間に大きな隔たり(分岐)を生み出すでしょう。人類は選ぶことができるのです。物質主義という、欲深く、神経症的で破壊的なふるまい――また、そういった生き方を支えてきたすべての制度に忠実でいるという古い価値観にしがみつくのか。あるいはこれを、創造力、サイキックの探求、精神的浄化、そしてシンプルになった、自分で続けられるアヒンサー(非暴力)などのヌースフィア的価値に、力を与え、発展させ、サポートする重要な時だと気づくことを選ぶのか。「時はお金なり(Time is money)」の古い価値観か、それとも「時は芸術(Time is art)」という新しい価値観に向かうことを選ぶのか。 お金のあるところには不調和があり、芸術のあるところには調和があります。それほどシンプルなことなのです。地球は、芸術作品として変容することを待っているのです。