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東洋医学で人を診るコミュの中心となる流れを見つける

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病因病理を考えていて、中心となる流れは何なのだろうと考えていたところ、そういえばこの発想法はすべてに共通するものだなと思い至り、ちょっとまとめてみました。

古典の読み方、学ぶことの仕方、人生の過ごし方などのすべての側面に応用できる基礎概念です。

一元流鍼灸術は東洋医学におけるこの基礎の御柱を立てようとしているわけですね。


◆脉診

脉診においては、目立つ一点異常なところを感じ取りそれを見逃さないようにする。

脉診においては胃の気を観ること大切。胃の気とは生命力のこと。脉処に現れている生命力の元気の度合いをさまざまな角度から観るのが脉診。

脉処に気一元の生命力が集約されて現れているという観点に立ち、その変化を見通しながら現在の異常の中心を見逃さないようにする。生命力の側から言うと胃の気を観ると言い、病気の側から言うと異常の中心を見極めるという。

一点に現れていたり、輪郭に出ていたり沈位に出ていたり中位に出ていたりあるいは脉状に出ていたりするので、決めつけずに心を自身の臍下丹田に定めて観、ありのままを観てそれを言語化していくようにする。


◆経穴診

経穴診においてはわかりやすいところを見つける、わかりやすい一点を見逃さないようにする。それが中心となる。けれども、経穴の位置によってその経穴の表現が異なるので、まずは同じ経穴を摸って左右の状態を比較していくとよいだろう。


◆五臓の弁別

大切なところ、証明となるようなものを見逃さないようにする

たくさん情報を掲載することが大切なのではなく、大切な情報を見逃さないようにすることが大切。


◆病因病理

人生の流れの中で分岐点となるところを見逃さないように、矛盾しているところをごまかさずに解説できるようにすることが大切。

大切な情報を中心に構築していく。気滞と気虚。これが人間を観ていくための基本的な方法。どこに気滞がありどこに気虚があるのか、その濃淡を表現していく。問題が簡単なものは変化しやすく、問題が深いものは変化しにくい。変化しにくい中心を把握してそれを解説するのが病因病理の本来の役割。

病因病理の中で主訴をどのように位置づけるのかということから、治療方針が出てくる。


◆古典を読む

読むことが目標ではなく、それを理解して臨床に応用することが目標。

そのためには、文字の糟粕に惑わされることなく、大きな柱〔注:ほんとうに言いたいこと〕がどこにあるのかを見つけ出してそれに沿って読み取るようにする。

これができていない書物〔注:訳本を含む〕などを読むと頭が混乱する。それは書くために書いているからで、ほとんど読む価値はない。

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