ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

大人は伝えているか?コミュの親になるということは

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 現代の食生活は、子どもたちの心身の成長にとって
大きな問題があると言われています。

 具体的には、高カロリーで動物性脂肪に富むカレーやハンバーグ、
焼き肉が食生活の中心で、緑黄色野菜や魚類、海藻類、豆類など、
食物繊維やビタミン・ミネラルの摂取が不足している―。
ジュースや清涼飲料水、スナック菓子などの間食が多い―。
家族一緒に食事をとる機会が少なく、小中学生の約1割は、
朝食抜きで登校している―。

 このような食生活のせいで 「憂鬱、無気力、イライラ、キレル」
という子どもが増えていることは、既に多くの調査結果から
明らかにされています。

 こうした現状から、最近では 『食育教育』 が重視されるように
なりました。現在、学校には栄養教諭が配置され、児童生徒に
食品の栄養知識や、「主食・主菜・副菜・汁物」 から成る食生活の
大切さを教えています。さらに、食事はコミュニケーションの場であり、
心の安定や絆を育む場でもあることを教えているのです。

 「親になるということは、食べ物のことを
  良く知っているということだ」―。

 これは、私が小学4年生の時の担任教師の口癖です。50歳位の
女性でしたが、毎日の給食の時間、「いただきます」 の前の1分間、
その日の食材を一つ取り上げ、色々な話をしてくださいました。

 例えば 『キャベツ』 だったら、それは根なのか、茎なのか、
実なのか、葉っぱなのか、花なのか―。いつ頃とれるのか、
どこの県で多くとれるのか―。身体の中に入るとどういう力になるのか―。

 『豆』 だったら、「豆は畑の牛肉というくらい、身体のエネルギーに
なるんだよ。豆腐もみそも、豆から作るんだ。だから、豆腐のみそ汁は
ものすごくエネルギーがあるんだよ。徳川家康という殿様は、
焼き味噌を家来に持たせて戦ったんだ。だから強かったんだね」
というように―。

 他にも、お百姓さんの気持ち、遠洋漁業の苦労、
同じ釜の飯を食うことの意味など、それこそ食育の話から
生物、地理、歴史、道徳、ことわざに至るまで、
実に様々な話をしてくださいました。

 栄養教諭はおろか、食育教育という言葉すらなかった
40年以上前のことですが、私たち児童は、給食前の毎日1分、
『親になるための食育教育』 を徹底的に受けたのです。

  食べ物の知識を身につけることができたのも、家族の基本は
食生活であると知ったのも、そして少しは親らしい親になれたのも、
この先生のおかげです。


コメント(1)

夢をもつこと。
親が夢を持たないで、子どもが夢を持てるわけがない。
http://www.hni.co.jp/m/hm/100710_children01_5.html

と思います。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

大人は伝えているか? 更新情報

大人は伝えているか?のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング