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リアルアーティストコミュのGLOBAL PLAYERS 展を観ました

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グローバル プレイヤーズ展は
日本とドイツのアーティストによって
東京・横浜・大阪・札幌を舞台に開催される現代アート展です。
横浜のアートスペースBankART1929とBankARTsutudio NYKで
日本とドイツのアーティストがグループ展を、
同時に東京の銀座の11のギャラリーで
ドイツのアーティストが個展を開催している。

グローバル プレイヤーズというタイトルが示すように
社会のグローバル化をテーマにしたアーティストたち、
グローバルに活動するアーティストたち、
グローバルな手法を使うアーティストたち、など
いろいろな意味合いを含んでいるようです。

また、アートを通した人と人との関係、
日本文化とドイツ文化の関係、
都市とアートスペースの関係、
社会とアートの関係など
さまざまな問いかけを持った展覧会ともいえます。

平面、インスタレーション、写真、映像などの作品が混在する中で、
私が注目したアーティストはBankARTsutudio NYK会場の
逢坂卓郎の赤色ダイオードを使ったインスタレーション。
宇宙でのビックバンや星の誕生するときに発する宇宙線が
地球にも今現在、無限に降り注いでいる。
その宇宙線をセンサーがキャッチすると、
赤いLED発光ダイオードが消えるという作品。
目に見えない宇宙の雄大な現象をリアルタイムに視覚化する
赤色ダイオードの鮮烈な赤で表現された造型にも強く惹かれましたが、
人と自然のコミュニケーションの新しい形という点で
こころに響く静かな感動がありました。

ユリアン・ローゼフエルドの映像作品は、
二つの画面に日常的な生活シーンがシンメトリ的に映し出される。
しかし、ある時点から一方は少しずつ異様な展開になっていく。
日常と非日常、日常の危うさと日常の価値の再認識、
といった身近な問題の提起を感じさせる作品で、
ダブルの映像という手法で
概念的にではなく、感性に訴えるものとなっていたようです。

津田亜紀子のオブジェの作品は、
座り込む少女とそれを取り囲む数人の少女たち。
タイトルの作品の意味付けは難解だが、
集団の中の個人、社会の中の個人、協調性と個性など
意図は明確には分からないが、
立ち止まってその空間に身を置きたいような不思議な作品と感じられた。

他にも表現手法に優れた作品はありましたが、
その中で上の作品に注目したのは、
問いかけや問題提起するところに止まらず
アートの持つ力で社会の方向性を暗示し
共感を呼ぶ可能性を含んでいるように感じられるからです。

ローランド・ボーデンやオラール・ヴェストファーデンなどの映像作品は
政治や社会への問題提起や批判の手法は優れているが
アートの持つ本来の機能や可能性という点で物足りなく感じた。
逆に千崎千恵夫や古伏脇司のオブジェは
どちらかというと人や自然といった見慣れたテーマではあるが
感性が揺さぶられるような新鮮さがありました。


GLOBAL PLAYERS 展
http://www.mercury.sannet.ne.jp/galleryq/deutsche/

BankART1929&BankARTsutudio NYK
2005年9/17(土)-10/17(月)
http://www.bankart1929.com

11の銀座ギャラリー
2005年9/12(月)-9/24(土)



GLOBAL PLAYERS 展を観に行かれた方がいましたら、
また別の観点で感想を聞かせて下さい。

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