ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

操縦士勉強会コミュのサポートプロセスについて考える

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
離陸許可を得ずに離陸したことについて。

管制官は「直ちに離陸できるよう準備せよ」と指示したようですね。

たしかに、「immediate take-off」と言う言葉はまぎらわしいのですが、忙しい空港では、「ready for immediate take-off」と言う言葉がよく使われます。私の働いている空港では、忙しい時には、離着陸する飛行機のためだけに、45分ぐらい待たされることもあり、管制塔の指示に従って、いかにパイロットがスムーズに動くかが重要になってきます。

管制官の言ったことは、他の言い方に変えたり、この指示を出すタイミングを変えたりすることも出来たのではないかと思いますが、基本的にはパイロットによるミスだと思います。

パイロットが許可の復唱をしっかりしていれば防げたでしょう。また、離陸許可をもらっていないのに、副操縦士はなぜ、機長に離陸することを許したのか。パイロット二人によって充分に防げたことだと思います。

コックピットに2人以上パイロットがいる意味は?それは、サポートし合う事で安全性が高まるからです。CRM(クルーリソースマネージメント)で勉強した中で、サポートプロセスというものがあります。そのひとつは、ASADD

ASADD=Attention, Suggestion, Assertion, Declaration, Definitive action

A=Captain! we haven't received clearance yet!
(機長、離陸許可がまだ出ていませんよ)

S=Captain! we should abort take-off!
(機長、離陸を中止すべきです)

A=Captain! abort take-off now!
(機長、今すぐ離陸を中止してください)

D=Captain! if you don't abort now, I will assume control!
(機長、直ちに離陸を中止しなければ、私が飛行機を操作します)

D=Captain! taking over!
(機長、私が操縦します)

状況が時間の限られた状況なので、4番目のDは削除されるかもしれませんね。

機長というのは、副操縦士より経験も知識も豊富ですが、同じ人間、間違いをおこすことはあります。このような状況において、機長に物を申すことは許されますが、物を申さないことは許されません。

昔、同じような状況でPANAMとKLMが大事故を起こしましたね。

コメント(6)

そうですね。面接でCRMとはなんぞや?と聞かれたら、自分は、「Effective utilization of all available resources to create safe and efficient environment」と答えます。

他のパイロットだけでなく、キャビンクルーも、地上のクルーも、管制官も、飛行機の計器も、乗客も、得られるすべての情報や道具などを有効に利用することによってより安全な環境が作られる。

簡単に言えばチームワークですかね。
お久しぶりです。
今回については、最終責任はパイロットにあり、聞き間違えということではパイロットのミスであることは明確ですが、この際に管制官が使った「expect immediate take-off」は不適切だったと思います。

KLMの事例後に、管制は原則としてClear for Take offまたはCancel Take off Clearance以外での「Take-off」の使用しないこととなっています。AIPになかったっけ?ICAO ATMにはなさそうだけど。
とにかくICAO ATMでもTake-Offが使用できるのは、上記2つとTake off immediately or〜だけです。情報として「Take off」を使用してKLMとPANAMは事故しましたからね。

この際は、副操縦士は間髪を入れず「Confirm clear for Take-off?」と管制にコールすべきだったと思います。

とにかく、ついパイロットも管制官も「Take-off」という用語を普段のATCで使いそうになるけど、(We will be ready for Take-off in few minutesみたいに)KLM、PANAMで亡くなった人達の命と自分の後に乗ってる大事なお客さんに関わる重い用語と思って使いましょう。合掌。
いつもあまり気にせずに聞いていましたが、そう言われると、Ready for immediate take-offではなくて、Ready for immediate departureと言っているのかもしれませんね。今度よく聞いてみます。
日本のパイロットは英語がまったくだめな人がいっぱいいます。
まぁ 日本人だけじゃないですけどね。

そういう国は日本も含めICAOがせっかく頑張って作ったガイドラインをいいように解釈して
まぁ認められて言うとはいえ呆れるばかりです。

国際線を飛ばないパイロットはEnglish Certificateはいらんというやつです。
逃げ道ですね。国際環境を飛ばない場合は が 正解だとおもいませんか?

フライトの環境に対するCRMがでてきてもよさそうですけどねぇ
まぁ ICAOがやろうとしたけど100%はうまくいかなかったってとこでしょうか。

英語は基礎語だとおもいますが。それをなおざりにしてきた方たちがこういう問題を
起こしてしまうのでは? まぁ 反論はいっぱいあるでしょうけど。

世界のほとんどは英語で動いている のはFactですから
よっしぃ〜さん、そうですね。Situational Awarenessを維持するには、他のパイロットの無線も聞いて理解していなくてはいけませんからね。海外でなくても、外国のパイロットと一緒に飛ぶ環境で飛行するのであれば、無線をしっかり理解できる英語力が必要ですね。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

操縦士勉強会 更新情報

操縦士勉強会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング