たしかに、「immediate take-off」と言う言葉はまぎらわしいのですが、忙しい空港では、「ready for immediate take-off」と言う言葉がよく使われます。私の働いている空港では、忙しい時には、離着陸する飛行機のためだけに、45分ぐらい待たされることもあり、管制塔の指示に従って、いかにパイロットがスムーズに動くかが重要になってきます。
KLMの事例後に、管制は原則としてClear for Take offまたはCancel Take off Clearance以外での「Take-off」の使用しないこととなっています。AIPになかったっけ?ICAO ATMにはなさそうだけど。
とにかくICAO ATMでもTake-Offが使用できるのは、上記2つとTake off immediately or〜だけです。情報として「Take off」を使用してKLMとPANAMは事故しましたからね。
この際は、副操縦士は間髪を入れず「Confirm clear for Take-off?」と管制にコールすべきだったと思います。
とにかく、ついパイロットも管制官も「Take-off」という用語を普段のATCで使いそうになるけど、(We will be ready for Take-off in few minutesみたいに)KLM、PANAMで亡くなった人達の命と自分の後に乗ってる大事なお客さんに関わる重い用語と思って使いましょう。合掌。