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手作リ石けんの安全豆知識。コミュの苛性ソーダの製品安全データシート。2.

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6. 漏出時の措置

人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置:

作業の際は適切な保護具を着用し、飛散したものなどが皮膚に付着したり、粉塵を吸入
しないようにする。風上から作業し、風下の人を退避させる。

環境に対する注意事項:

流出した製品が河川などに排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。
大量の水で希釈する場合は、汚染された排水が適切に処理されずに環境へ流出
しないように注意する。

回収、中和: 飛散したものは掃き集めて空容器に回収する。飛散した場所は水で充分に洗い流す。


7.取り扱い及び保管上の注意 

取り扱い
 技術的対策: 皮膚に付いたり、粉塵を吸入しないように必要に応じて適切な保護具を着用する。
 取り扱い後は、手、顔、などをよく洗い、うがいをする。

保管
 適切な保管条件: 吸湿性があるので、容器は密栓して冷暗所に保管する。(注:もうご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、ガラス瓶には保管しないで下さい。ゆっくりと侵食され、困ったことになります。ポリプロピレン製のものが良いです。)


8.暴露防止及び保護措置
 設備対策:粉塵が発生する場合は、同所排気装置を設置する。(注:キッチンの換気扇は回しておきましょう。)

保護具
 呼吸器用の保護具: 防塵マスク
 手の保護具   : 不浸透性保護手袋
 目の保護具   : ゴーグル型保護眼鏡
 皮膚及び身体の保護具: 保護衣(長袖作業衣)、保護長靴、保護服など。


9.物理的及び化学的性質

 形状:粒状
 色 :白色
 臭い:無臭(なので何かを混ぜて臭いがしたら、何らかの反応が起こっている、と考えて下さい)
 pH: 12(0.05%)、13(0.5%)、14(5%) 
 (注;通常pHは1から14までとなっておりますが、ここにありますように、5%の濃度で最高レベルの14となっております。
  私たちが作る水溶液は5%どころの濃度ではありませんので、ぷろどおむさんが繰り返しおっしゃっているように、pHとしては14以上と考えて下さい。)

溶解性
 溶媒に対する溶解性: 水;55%(20℃)
            有機溶媒;エタノール、グリセリン、メタノールに可溶。

10.安定性及び反応性
 安定性: 吸湿性がある。空気中の二酸化炭素を吸収する。
(注:二酸化炭素を吸収して炭酸ナトリウムと水になります。2NaOH+CO2→Na2CO3+H2O。この時、NaOHの半分の物質量でこの反応が起こる、とありますが、空気中にさらして完全にこういう反応が起こるとは思えませんので、「外に出しておけば分解するから大丈夫。」とは思わないで下さい。二酸化炭素は地球が温暖化するくらい増えてはおりますが、空気中にはそうたくさんはありません。ちなみに、空気中の成分は窒素Nが78%、酸素Oが21%、その他が1%。二酸化炭素はその他大勢の中の一つです。)
余談ですが、炭酸ナトリウムはミイラを作る時に重要な働きをするんですって(^^;)

 反応性: 酸と接触すると激しく反応する。
(注:この「激しく」がどのくらいかわかりませんが、廃棄の欄で「希薄な水溶液を希塩酸、希硫酸と反応させ中和した後、多量の水で希釈・・」とありますので、くれぐれも中和できるからといって、濃いものを濃硫酸や濃塩酸で中和させようとしないで下さい。化学の世界の場合、「非常に」とか「激しく」とかいった表現は、「普通想像できない程にものすごい」という意味のことが多いので・・・・)

      アルミニウム、錫(すず)、亜鉛、クロムなど、またそれらの合金を溶解し、その際に爆発性のある水素ガスを発生する。
(注:家庭にありますアルミホイルはアルミを薄く延ばして出来たものです。溶かしてみよう、などと絶対に思わないで下さい。水素ガスは簡単に爆発します。)

 避けるべき条件:日光、熱、酸との接触。
 混触危険物質 :酸、金属類。
 危険有害な分解生成物:強熱により、酸化ナトリウムと水素を発生する。(←この分解式がよくわかりません・・・。何だか数が合わなくて・・。すみませんm(_ _)m)
とりあえず、Na2OとH2とに分かれるようです。

(注:酸化ナトリウム;Na2Oについて。潮解性、腐食性は水酸化ナトリウムNaOHと同じように持っています。加熱分解でNa2Oガスを発生。この場合は強熱によって発生して来るので、ガス発生が考えられます。皮膚や粘膜、眼に対して強く刺激があるのも水酸化ナトリウムNaOHと同じです。)

ここであります「強熱」とはどの程度か?と問い合わせましたら、「まあ、直火にかけなければ大丈夫でしょう。」という返事でした。NaOHの沸点が1388℃ですので、そのくらいですか?と聞くと「まあ、そうでしょうなあ・・・。」だそうです。

「家庭では到底無理な温度ですよ。」とのことですが、万が一、火事になった場合、直火にさらされることも考えられますので、消防隊の人に「苛性ソーダがあります。○○gです。」と報告した方がいいかも知れません。(実際にはどの程度の直火にさらされるのかわかりませんし、私たちが持っているのは多くて1キロくらいでしょうから、現実的にどういう反応が起こるのかはわかりませんが・・・)
消化剤はNaOHは特に選ばない、とありますが、Na2Oは粉末消化剤、と明記してあります。混合危険物は「水」とも書いてありました。水素ガスは先ほども書きましたが爆発します。何だか加熱分解すると危ないなあ・・・。(←だから元々危ないって・・・)


え〜〜、明日も続きます(^^;)頭溶けてませんか??私は溶けて来てます。
既に脳が苛性ソーダに溶かされたようです(笑)う〜〜ん・・・恐るべし、苛性ソーダ・・・(爆)

コメント(5)

ぷろどおむさんへ。

用語でわからないものがあるのですが・・・・。
「暴露」とはどういう状態を言うのでしょうか?

このMSDSでは、「単回暴露」と「反復暴露」の二つが出て来ます。

単回暴露とは、一度薬品にさらされること、反復暴露とは、複数回に渡って少量ずつ
さらされること、と理解したのですが、それで正しいでしょうか?

放射線で言う「被爆」のような使い方の言葉でしょうか?
「暴露(ばくろ)」は「曝露」とも書きますが,薬品などの雰囲気下に人体などが晒される状態を言います。イメージ的には,液体などがちょっとかかるとか言うよりも,ガスなどが充満した雰囲気下にいるような状態の方が近いです。なので,おっしゃるとおり放射線で言うところの「被曝」(「被爆」は意味が違います)に近いイメージで良いと思います。

ですので,今回の場合ですと苛性ソーダの微粉末が漂っているような状態とか,水に溶かす勢いを強くしすぎて苛性ソーダのミストが大量に発生してしまったような状態は「暴露」に当てはまるでしょう。なので,換気などには気をつけましょうね。という話に繋がります。

単回曝露と反復暴露の意味は,仰るとおり一回か複数回かと言うことです。一回だけの暴露であれば耐えられる濃度でも,反復的に(=慢性的)に暴露を繰り返すと健康被害がもたらされる可能性があります。ですから,反復暴露をする場合(たとえば仕事で大量に使わざるを得ないような状況)の許容量は,当然一回だけ使う時よりも低い値になります。

ということで,蛇足気味に説明をつけましたが,パコさんの理解でほとんどあってます。どうぞご安心を。

他にも何かあれば,なんでもどうぞ>all
ぷろどおむさんへ。

ありがとうございましたm(_ _)m

ここでは「反復暴露」ではデータ無し、という結果が出ていますので、水銀とか鉛の
ように体内に蓄積されて悪影響を及ぼす、というような心配は無い、ということでいい
ですか?

「単回暴露」での皮膚及び眼、粘膜への重篤な損傷、ということに気をつければ大丈夫、ということで良いでしょうか?
データ無しはデータ無しですので何ともいえませんが、化学的性質からいって長期的に暴露したからといってどうにかなるような性質のものではないので、まず大丈夫だとは思います。

ちなみに、長期暴露はメチル水銀やその他の生体濃縮が起きるような物質の場合にだけ考えればよいのではなく、少しずつダメージが蓄積していくようなケースの場合も注意が必要です。なので、反復暴露が問題=体内に蓄積される、というわけではありません。その物質がどういうダメージを人体に与えるのかも考える必要があったりします。ほんと、ややこしい話ですね(^^;
ぷろどおむさんへ。

う〜〜ん・・・難しいですね・・・・・(^^;)
世の中いろんな物質があって、それぞれ性質があって・・・・。

反復暴露→体内に蓄積→悪影響、なんだと思ってました。単純思考ですね・・。

とりあえず、苛性ソーダにはその心配がないようなので、安心いたしました。
ありがとうございましたm(_ _)m

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