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手作リ石けんの安全豆知識。コミュの苛性ソーダの廃棄ってどうするの?

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本当を言えばあまり捨てたくないものです(^^;)
捨てないですむように、しっかりと計りたいものですが・・・
それでも「分量を間違ってしまって、廃棄しようと思って・・・。」とか、
「○○を入れたら何だか大変なことになって・・・廃棄するにはどうしたら
いいのですか?」ということも聞きます。

さて、廃棄するにはどうしたらいいのでしょう?

答えは「充分に大量の水で希釈して排水する。」です。
(工業規格の苛性ソーダの廃棄の部分にも書いてあるやり方です。)

これはどこを調べても出てくる記述です。ですが・・・・実際にどのくらいの
「大量」の水が必要なのか?これが私にはわかりませんでした。
大量と言っても、人によって考える大量さってまちまちですもんね。

まず、答えを書いておきます。詳しい説明をお知りになりたい方は、別のトピを立て
ますので、お読みくだされば幸いです。

強アルカリというのはpHが11以上のものを言います。私たちの作る石鹸用の苛性
ソーダ水溶液はかなり濃い濃度ですので、pHは14と考えて下さい。(中性は7です。
それ以下は酸となります。)
これをまずpH11まで下げるには・・・。

「500gの苛性ソーダに対して、2000?以上の水。」

この割合で希釈すれば排水してよい薄さとなります。
50gなら 200?以上。 (大体家庭用の大きなお風呂いっぱいくらいですか・・・。)
10gなら 40?以上。  (う〜ん・・・確かに大量だ・・・・)

ただし、ここまで希釈しても実はまだぎりぎりなのです。
本当はpHが8〜10まで下げるのが理想ですので、さらにこれを100倍から1000倍
に薄めて排水するのが良いとされています。

ご自分の使った苛性ソーダの量に合わせて、水を計算して、「大体このくらい」を
出して希釈して排水して下さい。
実際には大変な作業です。

バケツ一杯の水にほんの少し垂らしてみて、指を突っ込んで「ひりひりしない」程度
なら排水しても大丈夫です。(このくらいの濃度ならそうそう簡単に火傷しません
から大丈夫です。)
ただ、「それは恐くて・・・。」と言う方。「紫キャベツの絞り汁」がとても便利で
あります(^^)
http://contest2.thinkquest.jp/tqj2003/60532/play/murasaki_h.htm
これで目安をつけて排水できますよ。一度作っておいて、ペットボトルか何かに入れ、
保存しておいて、もしもの時に使える状態にしておくのもいいかも知れません。
そして、面倒でも、手間がかかっても、バケツいっぱいの水に少しずつ入れながら、
安全を確かめながら排水して行って下さい。(水道代は高くなるかも知れませんが、
それは仕方のないことと思って下さい。それだけ危険なものを扱っているのですから。)

そのまま濃いものを流してしまったらどうなるのか?
「恐ろしいことになる」
と思って下さい。配水管を痛める、浄化槽を痛める、ご近所に到達した苛性ソーダは
「水生生物」には毒です。集合住宅や、ご近所のあるおうち、「ご近所迷惑」極まり
ない「ご近所の生活環境の破壊の原因」になると思って下さい。

流してしまった場合はどんどん(水道代のことなんか考えないで)流水を流し続けて
下さい。実際には排水された苛性ソーダはどんどん薄められて行くのですが、それでも
ご近所の範囲にはしっかりと強いままで到達するそうです。
そして排水管や浄化槽の中には、いつどこで苛性ソーダが分解して出来るNa+イオンやOH−イオンと結合して有毒なものに変わるかわからないものが潜んでいるかも知れない
のです。

楽しい石鹸作りを続けるためにも、ご近所から「どうして配水管がこんなに早く痛んで
しまったのか?」最悪の場合「どうしてこんな毒ガスみたいなものが発生したんだ?」なんて疑問が出ないようにするためにも、廃棄する時は充分に希釈して流して下さい。

コメント(10)

>これをまずpH11まで下げるには・・・。
>「500gの苛性ソーダに対して、2000�以上の水。」

ちょっと計算が間違ってます(^^; 500 gの苛性ソーダを水1 Lに溶かすと,その濃度は12.5 mol/lになります。これは,pH表記で行くと(定義から外れますが)15以上に当たります。

#高校の教科書何かだと,「14から水酸化物イオン濃度の対数を引いた値」などと載っていますが,この計算法(というか,pHの定義)が適用できるのは苛性ソーダの濃度が1 mol/lまでの場合です。

pH11の苛性ソーダ水溶液は,0.04 gの苛性ソーダを1 Lの水に溶かした濃度(0.001 mol/l(=1 mM))にあたります。なので,10 gの苛性ソーダを水でpH11にするには250 Lの水が必要になります。

以下 10 gの苛性ソーダをそれぞれのpHに下げるのに必要が水の量を計算すると,
   pH10→ 2,500リットル
   pH9→ 25,000リットル
   pH8→ 250,000リットル となります。

というわけで,自分で廃棄するのは正直余り現実的ではないと思いますので,基本的には産業廃棄物処理業者に引き取ってもらうことになるかと思います。ですが,自治体によっては引き取ってくれるところもあるという話なので,一度問い合わせてみるのも良いかもしれません。(最低でも取扱業者は教えてくれると思います)

石鹸作りは手軽に楽しめるイメージが強いですが,扱っている苛性ソーダは紛れもない劇物中の劇物です。実験室においては必ず保管している数量と使用した数量をすべて記録し,保管場所には「危険物保管庫」などと明記して施錠することが「法律で義務付けられている」ような代物であることを忘れないでください。

参考までに,関連法などが書かれているページのURLを出しておきます(http://www.jaish.gr.jp/anzen/gmsds/0599.html)。いろいろ難しいことが書いていますが,一度くらいは目を通しておくことをお勧めします。もし書かれていることでわからないことがあれば,答えられる範囲で答えますので気軽に質問してください。
追記:もしがんばって水で希釈して捨てるとしても,pH10以下で捨ててください。(できればpH9以下)pH11だと,ちょっと高すぎます。
さらに追記ですいません。

業者に頼むとなると心配なのが代金ですが,

こちらのトピック(別コミュですが(^^;)の9番の方の経験によりますと,「300 gで1,000円」だったそうです。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1067183&comm_id=170279

水道代や安全を考えると,やはり専門の業者に依頼するのが一番良いと思います。
ぷろどおむさんへ。

間違いをご指摘頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m

なるほど・・・・・・・。やはり「家庭で廃棄」は相当難しいようですね・・。

でしたら、もしものためにも廃棄業者の電話番号くらいは書きとめておかないと
いけませんね。(しかも思っていたよりずっと安いようですし・・・。)

自治体によっては・・ということなので、明日確かめてみます。きっと自治体によって
料金も違うでしょうが、それでも知っていれば安心ですもんね。

実は今モル濃度から実際の廃棄に必要な量の計算式をトピに書こうとしていた
所です。そして・・・・・・「あれ・・・???違う・・・!!」と頭を抱えて
いた所です(^^;)
ありがとうございましたm(_ _)m
りりこさんへ。

あ、それいいアイディアですね!(^^)残りの量も計っておく・・・。
どうせ計りを使ってますから、たいした手間でもありませんもんね♪
おまけにレシピを書いた紙なりノートなりも手近にありますし・・・。
そこにちょこっとメモするだけですから。私、今日から実行してみます(^^)/

今日、水溶液の状態になってしまったものを廃棄出来るかどうか業者に聞いてみました。
「出来ません。」
とのことでした(^^;)
「根気良く、少しずつ、薄めて排水して下さい。」とのことです。
(私の住んでいる地方に限ってのことなのかもしれませんが・・・)
二ヶ所聞いて二ヶ所とも同じ返事でした。

そんな訳で、りりこさんのもう一つのアイディア、「多めの油と鹸化させてから捨てる」
というのは良い方法だと思います。(苛性ソーダの残りの分量を記録しておけば、
どのくらい余分に入ってしまったかもわかりますので、鹸化率も割り出せますし。)

(モル濃度がわかれば、苛性ソーダの分子量は40ですので、計算でどのくらい溶けて
いるのかわかるようですが、ちょっと難しいな・・・(^^;))
その際には鹸化率が100%以下になるように油を足して下さいね。

ただ、上手くどのくらい溶けているのか割り出すことが出来たら、そのまま鹸化させて
石鹸にできますよ♪捨てなくても大丈夫かもしれません。(←もったいながり・・・)

問題は、苛性ソーダ水溶液に何かを混ぜて、「どうしようもなくなった」水溶液です。
この場合は、やはり根気よく、pHの確認をしながら排水するしかないようです・・・。
紫キャベツの絞り汁、用意しておきましょうね♪
すすすすすす、すいません、非難を浴びる事を覚悟の上で私が実際行った
廃棄処分法をここに記します。

苛性ソーダの量を間違え濃くなった苛性ソーダ水溶液をある程度冷ましてから
紙オムツに吸わせて燃えるゴミで出しました。
量的には200mlあるかないかです。
排水溝に流すのはとてつもなく危険かつ問題になると読んでいたのでこれしかない!と
いらない揚げ油を捨てるときと同じ容量で行いました。
これって…罪ですか?
>7: えさだわ さん
(^^;;; ちょっと黒っぽいグレーですかね?(^^;

量的に少なかったのでたぶん大丈夫かと思いますが,紙おむつで水を吸ってくれる高分子ゲルというものも当然のように強アルカリにはそれほど強いわけではなく,強アルカリによって吸水部分が壊されてしまいます。

なので,あまり大量に吸わせてしまうと最悪作業してるおじさんを濃厚な強アルカリが襲ってしまうということになってしまいかねません。

というわけで,実は水溶液になってしまった濃厚苛性ソーダ水溶液はがんばって油と混ぜてから捨てるというのは実は大正解のような気がしています。

失敗して元々と言うことで,今までチャレンジしてなかった新しいレシピの石けんを創作してみるとか,処理に困った廃油や古い油と混ぜてしまうとか,その辺のアイディアは皆さんの方が豊富なのではないでしょうか?

せっかくですから,この場で失敗した苛性ソーダ溶液を再活用するいいアイディアがでるといいですね。
えさだわさんへ。

いえ、非難なんかしませんよ(^^)そういうことを「これからどうするか?」
って考える方が建設的ですもんね。言いにくいことでしたのに、きちんと言って下さって
ありがとうございました。

ぷろどおむさんがご説明下さったので、これ以上は必要ないかと思いますが、
一応「毒物及び劇物取締法」から抜粋しておきます。これを読むと・・・・・厳密には・・・・(^^;)やっぱ黒っぽいグレー・・??

   毒物及び劇物取締法 昭和25年12月(←2月って書いてあるとこも^^;)28日
         法律第303号 第15条の2

毒物若しくは劇物又は第11条第2項に規定する政令で定める物は、廃棄の方法に
ついては政令で定める技術上の基準に従わなければ廃棄してはならない。
(注:苛性ソーダは劇物の範疇です。)

んで、水酸化ナトリウムの安全データシートを見るとこう書いてあります。

1.水に溶解して希薄な水溶液とし、酸(希塩酸、希硫酸など)で中和させた後、
多量の水で希釈して処理する。または都道府県知事の許可を得た廃棄物処理業者に
委託処理をする。

2.空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去した後に処分する。

だそうです。


余分な油で鹸化させて・・・というの、廃油を使って台所石鹸などにしてみたら
どうでしょう?安いキャノーラ油で出来ますし、天婦羅くさいのは、ハッカ油で
ごまかせますよ(^^)v キャノーラ油だったら特売で1.5?で298円くらい
ですもんね♪捨てても惜しくありませんし・・・。(←ただ、トレースはめっちゃ
時間がかかります・・・)
私は廃油が出来たらそれに足して作っておりますが、油汚れも良く落ちますし、何だか食器がつやつやしておりますよ(笑)
春から数回にわけてですが、市販品に近い粉石鹸を作ろうと思ってかなりの苛性ソーダ量での石けん作りをやってます。
キャノーラ油100gに対し、苛性ソーダ16.5gくらいから始めて、最近作ったのは油100gに対し苛性ソーダ20gのものです。
化学的知識がないのでモル計算等出来ていないのですが、それでも市販品の脂肪酸70%、炭酸塩30%には辿り着けていないはずですよ、とある石けんコミュの管理人さんに言われました。

通常鹸化率100%ちょっと越えたくらいでしたら、熟成に時間をかければ洗濯用石けんとしてそれなりの洗浄力を持った石けんになるんじゃないかと思ったりするんです。
ちなみにキャノーラ石けんが洗濯用粉に近づいてきたな〜と思う苛性ソーダ量は油100gに対し17gを越えたものからです。

ぷろどおむさんのおっしゃった、
>失敗して元々と言うことで,今までチャレンジしてなかった新しいレシピの石けんを創作してみるとか,処理に困った廃油や古い油と混ぜてしまうとか,
これホントにその通りだと思います。

無知ゆえに何の疑問も無く作ってしまった、10年程前に購入した苛性ソーダを使った石けんはかなりマイルドないい石けんでした。
年月を得て鹸化率が低化したためにマイルドだったと後々教えていただいたわけですが…

苛性ソーダ溶液を失敗と捉えるのか、これも一つの実験と捉えるかによって状況はかわるんだな、と最近よく思います。

あ、追記ですが。
パコさんがおっしゃるように、キャノーラはトレース出るまですんごく時間がかかるので最近は10〜15分撹拌した後小さじ1〜3の消毒用アルコールを混ぜます。
そこから数分撹拌するとすぐ固まります。

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