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平凡社・東洋文庫コミュの東洋文庫『完訳 日本奥地紀行』(イザベラ・バード著、金坂清則訳注)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130417-00000011-kyt-l26

英国人が見た 明治の京滋 京大名誉教授 日本旅行記を完訳

  明治初期の京滋などを訪れた英国の女性旅行家イザベラ・バード(1831〜1904年)による
  「日本奥地紀行」の完訳を、京都大名誉教授、金坂清則さん(65)=人文地理学=が完成さ
  せた。
  全4巻で寺社などの専門家の協力も得て従来の翻訳の誤りを正し、省略されていた関西
  方面の記述を訳出した。「訳本を手に彼女の歩いた場所に足を運び、明治の日本を体感
  して」と話す。

  バードは、精神的不調の治療の一環として医師に旅を勧められ、極東やチベットなど辺境
  を含む世界各地を訪問した。1878(明治11)年5〜12月、47歳での旅を基に日本旅行記
  を刊行し、英国で版を重ねた。

  通訳の日本人男性1人と東北、北海道など東日本を縦断し、西日本にも足を延ばした。旅の
  目的を金坂さんは「あふれる好奇心」とし、「大英帝国の国民として正確な情勢を伝えた
  かった。開国間もない日本がキリスト教国家になる可能性も考えていた」とみる。

  駐日英国公使パークスをはじめ人脈が相当広く、キリスト教関係者らも訪ねた。第4巻は、
  同志社の成立経緯と現状を収録。学校創立者・新島襄から「スコットランドで泥酔する
  聖職者が腹立たしかった」との思い出を聞き出し、同志社女学校では2週間、襄の妻・
  八重の母に世話になった。同志社社史資料センターは「記述はほぼ正確。スコットランドの
  思い出は襄の日記にもない」と評価する。

  開校間もないころの京都の番組小学校の性格や授業内容を記すほか、4巻は▽西本願寺
  で英国渡航経験のある僧侶との哲学談義▽宇治の茶屋▽琵琶湖周辺の地理▽大津祭の
  曳山(ひきやま)や露店の詳述−など、身近な京滋も正確な見聞録にまとめている。

  金坂さんは「日本の国家予算の詳細まで収録しており、バードの目を通して今後の日本の
  指針が浮かぶ」と話す。平凡社東洋文庫。第4巻は3360円。




東洋文庫『完訳 日本奥地紀行』(全4巻)とほかの版との違い (東洋文庫)

     http://heibonshatoday.blogspot.jp/2013/02/4.html

   2012年3月から刊行を開始し、今年3月に完結の第4巻が刊行予定の
   東洋文庫『完訳 日本奥地紀行』(イザベラ・バード著、金坂清則訳注)。

   ところで、これまでの『日本奥地紀行』とこの『完訳』は、いったい何が違うのか? という
   お問い合わせを時々いただきますので、この場で少しご案内いたします。

   まず、原著 "Unbeaten Tracks in Japan" には、1880年刊の初版2巻本と、1885年刊の
   イザベラ・バード自身による簡略本の1巻本とがあります。

   簡略本は初版を大幅に省略し、関西・伊勢方面への旅、また旅の見聞記ではない覚え
   書きや4つの付録、バードが携帯した巻末折り込みの日本地図、索引などを省いて
   います。

   平凡社既刊の東洋文庫(平凡社ライブラリー版も同じ)『日本奥地紀行』(高梨健吉訳、
   1973年)は簡略本からの翻訳で、しかもバードが強い関心を持っていた当時のキリスト
   教布教の現状の記述などは省いています。

   今回の『完訳』は初版からの翻訳で、上記のこれらの省略をすべて訳出し、全体に
   わたって詳しい訳注を付したものです。

   初版からの翻訳にはすでに『イザベラ・バードの日本紀行』上・下2巻(時岡敬子訳、
   講談社学術文庫、2008年)がありますが、この版と今回の『完訳』との違いは、以下の
   とおりです。

   ■講談社版では省いている、「英語に同義語のない日本語解説」、4つの付録
    (「アイヌ語語彙集」「神道覚書」など)を省かず、訳した。巻末折り込みの日本地図は
    地名考証を加えて翻訳し、全巻に付す。また、第4巻に詳細な索引も加える。
   ■講談社版までに踏襲されてきた誤訳はあらためた。
   ■挿絵(銅版画)は、最も良い刷りの状態のパトナム社版から収録した。
   ■本文に加えて、同じくらいの分量の丹念な調査にもとづく徹底的な訳注を付し、現代の
    読者の参考となる構成にした。

   また、『完訳 日本奥地紀行』では、原著2巻本を全4巻に分け、旅の地域がわかるように、
   各巻にサブタイトルを付しました。

   ■ 第1巻 横浜―日光―会津―越後
   ■ 第2巻 新潟―山形―秋田―青森
   ■ 第3巻 北海道・アイヌの世界
   ■ 第4巻 東京―関西―伊勢、国政 ※2013年3月上旬刊行予定

   イザベラ・バードの明治日本への旅の真実に鋭く迫る
   初版からの完訳決定版、ぜひお読みください!

   追記
   毎日新聞に掲載された『完訳 日本奥地紀行』の書評(2012年12月23日)は、
   毎日jpでご覧いただけます。



   こちらのイザベラさんの記事も面白いです
   http://okibun.jp/bird/

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