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2012年☆アセンションへコミュの2012年シナリオ…アミ小さな宇宙人?「戻ってきたアミ」より

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■■■■■救済計画が失敗に終わってしまった星のケース■■■■■
(※これは、たぶん地球の未来にはあてはまらない…と思われる。)

 再びスイッチが入れられた。窓ガラスに映像が映り始めた。
 「これは救済計画に参加したこの世界の人々のすべての努力もむなしく、暴力と悪とを克服できなかった世界の実際の記録なんだ。見てごらん」
 その惑星の大気は濃い灰色の雲の層にどっぷり覆われていた。
 たくさんの空飛ぶ円盤が地上に向かって下降していった。
 「今見ているのは?救出作業?だ。円盤?七○○?度以上ある人たちを探し出しているんだよ。本当に悲しいことだ。失敗してしまったんだ。すべての努力がまったく水の泡となってしまったんだからね……」
 地表はどこも激しく揺れ動いていた。海岸線にあった都市は、大津波で一掃されていた。映像はドキュメント映画のように淡々と荒涼とした風景を映し出していった。
 司令官が乗っていたのと同じ大型宇宙母船が現われた。
 「数百万もの人を避難させなければならないからね……」
 「数百万だって!」
 ぼくは驚いて言った。
 「度数の高い人というのは思った以上にたくさんいるんだよ。悪いように見える人でもその悪い行いは単に?不正?に対する反逆にすぎない場合が多い。ただ間違った表現方法をとってしまっているんだ。また別の場合、悪い機構、悪いシステムによって生み出された集団的な悪習とも言える。一般的に言って世の中の習慣や必要性が悪い行いを強要している。だからこそ、われわれの送っているメッセージを広めることが重要になってくるんだ。多くの人々がメッセージに耳をすまし、目覚めていくことで、今見ているような破滅への危険が少しでも滅ってゆくんだ」
 つぶさに映し出される都市上空での円盤の作業。たくさんの人々が輝く光を受け、空に向かって?浮上?てしていった。
 驚きと恐怖の表情を浮かべた顔もあったが、多くの人たちには安堵と喜びの表情が現われていた。
 「どうして、こんなに暗いの?」
 「何千もの核爆弾が破裂したところなんだ。すぐに放射能の雨が降り始めるよ。このあと惑星は人々が生きのびるには不可能なほど冷却するんだ」
 ある円盤が山の上を通過した。下から一団のグループが合図を送っているが、その円盤は見向きもせずに通過して行った。
 「どうして助けてあげないの?」
 「彼らは充分な水準に達していないんだよ」
 とアミが言った。
 「ああ、?センソ・メトロ(感覚計)?で進歩度を測ったんだね……」
 「いやこの場合、その必要はない。このグループの人たちは文明の危機に背を向けてきたんだ。みんなで協力して直面している問題を解決するかわりに、そこから逃げ出すことを選んだんだ。ただ?自分かちだけ?の命の救済を求めた人たちは、今、その命を失う……別の人生の別のチャンスを待たなければならない……」
 映像はアミの解説とともに数々の無残なシーンを映し出していった。
 汚染された塵の雲に覆われ真っ黒になった世界。揺れのねさまらない中で死んでいくたくさんの人々。山のように高い大津波が海岸線を乗り越えてすべてのものを破壊していく様子。同時に何千もの円盤がほんの数百万の人だけを救出して、他の大多数の人たちを死の中に置き去りにしていくありさま……。
 ぼくたちには息が止まるほどの強いショョクを与えた。
 ビンカは泣いていた。
 「もうすべてがおしまいだとわかった時、山に引き龍って自然に囲まれた生活を求めた人たちをこのまま見捨てて行くなんて、あまりにもひどすぎると思うよ、アミ」
 「そうじゃないんだよ、ペドゥリート。彼らはまだ救いの道が残っている時に何もせずに逃げ出したんだ。彼らがもし何かをやっていたら、それだけでこの世界は自滅しないですんだかもしれないんだ。水がめの水があふれ出すには最後の一滴で充分なんだよ……」
 アミにそう説明されたけれども、かわいそうなあの人たちを置き去りにするのは、何か彼らに対する報復でもあるかのような気がした。
 「そうじゃないんだ。ただ?よい種?の選択をしているんだよ。よい人たちだけによって、戸を開け放したままでも安心して眠れるような、自分のものを兄弟と同じように他人が自由に使ってもいいような、安全な社会を作り出せるんだ。

 今見ているような逃げ出した人たちというのは、残念なことだけど?よい種?ではないんだ。もし、仮に新しい世界に住むチャンスを与えられたとしても、彼らは人々に奉仕したり協力したりする行動はとらないよ。本当に単純なことだけど、彼らには愛が不足しているんだ。実際に彼らは、そのエゴイズムによって逃げるという行為に走ってしまったんだよ。健康な生活とか心身の浄化とか精神の進歩とかいった名目にカモフラージュされたエゴイズムだ。ちょうど自分の健康が第一だと言って、感染するのを恐れ病院を逃げ出す医者のようなものだよ。もし、すべての医者がそうしたとしたら、かわいそうなのは病人たちの方だよ」
 アミの説明のおかげで、前よりもずっと状況が理解できるようになった。でも彼らの運命を考えただけで本当に胸のつまる思いだった。
 「こんなにたくさんの犠牲者を出さないで、平和な世界を手に入れる方法はないの? アミ」
 「とてもいい質問だ! ペドゥリート」
 「どうして?」
 「だって、それは可能だからさ。これから別の惑星の映像を見てみよう。ここに別の世界の記録がある」

■■■■■たぶん、これから地球が経験するシナリオ(2012年?)■■■■■

 アミは新たにコントロールボタンを操作した。窓に新しい映像が映った。今度は地球やキアにとてもよく似た世界だった。人々もさまざまな人種まで地球人にそっくりだった。
 ある主要都市にある巨大な建物の入口にたくさんの人々が集まっていた。

 「今、君たちは歴史的な瞬間に立ち会っている。たった今、この惑星の世界政府が成立したところなんだ。各国から選ばれた代表者は普通の政治家とは違うんだ……」
 「じゃ、何なの?」
 「宇宙計画の奉仕者たちだよ。この世界では今、宇宙の法、神の法による統治が始まったところなんだよ」
 「すばらしいわ! とっても」
 ビンカはひどく感動して言った。
 「このグループは宗教界や精神界において活動するグループをはじめ、生態学者や平和主義者から構成されている。彼らが、すべての文明世界で実践されている兄弟愛にもとづく共同生活を提案したんだ。そして人々が彼らの言うことを信じることにしたんだよ……もう他にはまったく選択の道がなかったんでね……」
 「どうして?」
 「世界的な規模の経済恐慌があったんだよ。それと並行しておびただしい数の核実験や環境汚染、そして地下資源の過剰乱開発。生態系の不均衡が起きて、気候の異変が農産物を冒し始めていた。そして新しい伝染病やペスト、疫病、さらに世界各地でたくさんの戦争があった。社会システムの対立が原因で引き起こされた戦争もあれば、国境をめぐる戦争、異なった宗教間の戦争もあった。すべてのお金が戦争につぎこまれ、飢餓や貧困、恐怖が世界中のいたるところに生み出されていた。人々はもううんざりしていたんだよ。そんな世の中にね。
 そしてこの集団狂気を何とか食い止める可能性のある道が、一つだけ残された。そんなわけで、皆の合意を得て平和的にそれを試みることにしたんだよ」

 窓ガラスを透していろいろなシーンが映し出された。
 「今ちょうど世界政府の新たなる法が、執行されるところだよ」
 すべての都市の何千何万という人々が膨大な量の戦争兵器の前にいる。ぼくの惑星のある人たちにとってはまさに誇りの対象である小銃、機関銃、大砲その他あらゆる破壊的な武器が山積みにされている。
 「何しているの?」
 「すべての国、いや今となっては元・国、つまり世界政府の州の自治体が武器を別のものに変えているところなんだ」
 大きな炎が金属を溶かしていた。港では戦艦を輸送船に、空港では戦闘機や爆撃機が旅客機に、戦車はトラクターにと、作り変えられていた……。
 ぼくはそれを見ていて、ぼくの最初の本の『アミ小さな宇宙人』の初めに書いておいた預言者イザヤのあの言葉を思い出した。
 聖書にあるこの言葉をもう一度、ここで繰り返しておこう。

?……そして彼らは、その剣を鋤の刃に、その槍を、かまに打ち直し、人々は人々に向かって、剣を上げず、二度と戦いのことを習わない?(イザヤ書二―四)

 炎が金属を溶かしている間、人々は感動にうち震えながらある歌を合唱していた。そして、多くの人々は熱い涙を流していた。まさに友愛と平和の象徴的な場面だった。
 「これからよく注意して見ていてごらん。一番いいシーンだ」
 とアミはぼくたちに言った。
 空に何千、何万という輝く飛行物体が現われ、円を描いて炎の周りを飛び始めた。人々は感動と喜びの挨拶を送っている。いくつかの円盤は下降し、搭乗員が円盤から降りて、破壊と暴力を永久に放棄したその惑星の人々と合流して喜びを分かち合っている。

 空からの訪問者が拡声器を通して地上の群衆に向けて話し始めた。
 「この惑星の皆さん、今日の記念すべき行事は、宇宙からの建設的なインスピレーションの力を受けています。それはあなた方のハートの一番すばらしい部分に影響を与え、未来を救うための戦いを推進させました。あなた方は自分たちのエゴイズムや無知や不信や暴力を克服しました。これは?宇宙親交世界?に仲間入りできる証でもあります。
 これからはもう未来に、あなた方の前に、苦悩は待っていません。宇宙の調和と合致した、愛によって統治されるシステム作りができるよう、豊かな科学や精神上の知識をすべてあなた方に提供しましょう。そうするためにわれわれは来たのです……」
 人々は幸せいっぱいの表情で抱き合ったり、驚嘆したり、円盤の方に両手を大きく広げたりしている。
 そのあまりにも感動的な場面を前にして、ビンカは人目もはばからず、大声を出して泣き始めた。
 ぼくは胸に突き上げてくる強い感動を何とか抑え、アミに一つの質問をした。
 「どうして、ここにいる人たちは、空飛ぶ円盤の出現にまったく恐怖心を抱いていないの?」
 アミは笑って答えた。
 「とても簡単なことだよ。前もって情報は知らされていたんだ、この惑星にいるわれわれの仲間によってね。
 愛によって動いているすべてのグループや団体は、われわれの存在と援助のことを知っていて、人々がすべての武器をなくし統一を果たしたあかつきには、自分たちの兄弟にあたる宇宙人の円盤が現われるというわれわれのメ。セージを、予言として人々に説いていたんだよ。そのおかげで、ここの人たちは世界主義的な意識を徐々に受け入れつつあったんだ。だから、君たちの使命というのは、とても重要なんだよ」

 ビンカは目の前に繰り広げられていた兄弟愛的な光景に感動して叫んで言った。
 「わたし、あそこに行きたい! お願い、アミ、連れて行って……」
 アミはそれを聞いて笑って言った。
 「ぼくに何を注文しているのかまるでわかっていないようだね。いいかい、この映像はずっと昔のことであって、この出来事が起きている時には、君たちの世界では、まだ文字すら生まれていなかったんだよ」
 「そんなこと、信じられないわ……」
 「とにかく信じることだね」
 「どうして、そんな昔の古い映像を映しているの? それともこれ以後、助かった文明は一つもないとでも言うの?」
 アミの笑いからぼくは、また白分か見当違いのことを言ったのだとすぐにわかった。
 「この映像を選んだのは、この人たちの姿が君たちにとてもよく似ているからなんだよ。その方がずっと身近に感じるだろうと思ってね。もし、その気になれば、同じような光景はこの銀河系に数千とあるし、どんな時代のものでも見せてあげることができるよ」

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