ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

名島表現塾コミュの10月12日 第2期表現塾 23回目のレポート

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10月12日、第2期表現塾 23回目のレポートです。

今回より水咲さんが正式入塾となりました。また、佐賀から安永さんが、前回に引き続き体験入塾に来ました。最近は人数が増えてきて面白いです。

【脱力・発声・リズム・しゃべり】
脱力、寝にょろで普段入っている力を抜きます。その後ゆっくり前転・後転をする『にょろ転』をするのですが、普段と違う筋肉・時間感覚で動くことになるのでコツをつかむまで意外と難しいです。
発声練習をして、リズムの練習へ。2拍子〜15拍子までを一通り練習しました。今回はあまりポリリズムや裏ノリの練習はしませんでした。
メロディー練習では、3拍子〜7拍子まで、途中突っかかることも少しあったものの、すべて一周回りました。7拍子で歌える人が10人もいるなんてなかなか珍しい集団ではないかと思います。
言葉のポリリズム。今回は『職業』をテーマに外見編と内面編を行いました。外見編では小林さんの『漫才師』の動きや、ウラジミールさんの『公認会計士』という仕事のチョイス、寺本君の色気と接客のうまさが絶妙に混じった『ホステス』、安永さんの攻撃型『評論家』が印象に残りました。
内面編では、いおさんの苦しそうな『アイドル』が印象に残っています。内面編はどうしてもまだ外見上の動きから離れられないという人がいました。また、内面の動きをするとどうしてもまわりの様子が見えなくなってしまいます。私の場合、隣の人がどんなにいい動きをしていてもよくわかりません。みなさんは周りの人の動きまで見えているのでしょうか?
でたらめしゃべりは、二人一組でのしゃべりでした。あくまで別々の話をしている中での『接近』で、会話みたいな『接触』ではない、という『接近』と『接触』の違いが難しいです。
いおさんの芸人魂、寺本君の生き生きとしたしゃべりとそれを一生懸命拾ってしゃべろうとする安永さんのコンビが印象に残っています。


【踊り・演奏】
班分けは・・・・宮下さん・いおさん・小林さん・水咲さん
         ウラジミールさん・安永さん・さちん
         ちょこさん・みなみさん・寺本君・美咲さん   です。

●宮下さん、いおさんの演奏は、前半部分に楽器の組み合わせがうまくいかなかった部分もありますが、宮下さんが良くいおさんの動きを見たり、リードしたりして曲の展開を作っていました。ギタレレとリコーダーのパートがとても気持ちよかったです。小林さん、水咲さんの踊りは気持ちいい演奏に合わせてゆっくりと深みのある踊りでした。水咲さんは今までに比べて明らかに深い意識で踊っていたと思いましたし、小林さんは腰がとても安定していると思いました。
●ウラジミールさんの演奏は太鼓2種類とボイスという組み合わせの演奏で、打楽器を叩きながらボイスをしてもリズムが崩れることもなくて、1人でしっかり曲を作っていました。とても太鼓系と相性がいいと思います。安永さんの踊りは激しく動き回るものでしたが、ただ暴れているのとは違って隣で踊っている人やまわりのものとの位置関係を冷静に把握しながら踊ることが出来ていました。さちんは対照的にゆっくりした踊りを踊っていました。
●みなみさんと美咲さんの演奏は女性ボイスの掛け合い、声の重なりがとても相性が良くギター・縦笛・木琴と楽器同士の相性、楽器とボイスのバランスも良い演奏でした。みなみさんがちょこさんの踊りを見ながら演奏に集中している中で、終わりの合図にもすぐ気づく感の鋭さがありました。寺本君の踊りは今までよりずっと深くなっていてるようで、目線のさまよいがあまりでなくなっているように感じました。二人が床面で絡まっている部分が面白かったのですが、特に絡まっていても迷うことなく気にせず踊るちょこさんの集中力に感心しました。
●小林さん水咲さんの演奏は、小林さんの『お前なんかゴミの日に捨ててしまえば良かった』というボイスが素晴らしかったです。水咲さんは小林さんのボイスに『カラス』と答えたり、今までの技術的なギターの弾き方から今回は響き的なギターの演奏になっていた部分など、演奏の仕方がだんだん変わってきた様に感じました。いおさんと宮下さんの踊りでは、宮下さんの体の動きが舞踏としてとても美しくなってきていました。いおさんは少し肩に力が入りがちでしたが、顔の表情には集中している様子が良く現れていたと思います。
●安永さんとさちんの演奏は、太鼓とボイス、ディジュリドゥで、塾長曰く『映画のモスラの曲みたいだった』。安永さんは太鼓を叩きながらとてもいい声がでていました。ウラジミールさんはやや高い位置での踊りになっていましたが、怪獣映画のような音楽?でウラジミールさんの演劇系の個性が良くでた動きになっていた様です。
●ちょこさんと寺本君の演奏は、後半の寺本君のハーモニカがとても哀愁を漂わせていて、ちょこさんの太鼓の音数が少なかったこともあり静かで張りつめた曲になっていたと思います。みなみさんと美咲さんの踊りは、最初まったく違う位置・高さから別々に始まった踊りが、だんだんと中央へ寄って最後には一つの動きになる様子が良い構成だと思いました。一つ一つの動きにとても集中している様に感じられました。

今回のセットは静かな演奏になるものが多かったです。また、踊り手の集中度、踊りの深度が全体的に深まってきているように感じました。



【劇作】
班分けは・・・・宮下さん・いおさん・小林さん・水咲さん
         ウラジミールさん・安永さん・さちん
         ちょこさん・みなみさん・寺本君・美咲さん   です。

今回はテーマはなしで、時事ネタを盛り込んだ劇作になりました。

みなみ班は『殺人事件の容疑者が首つり自殺』のニュースから創作。
どこか疲れた様子の奇妙な夫婦。二人は何かの計画を相談して近所のおばあさんを刺し殺す。しかし計画は失敗。おばあさんは幽霊になって夫に取り憑いている。そこへ1人の女性が訪ねてくる。
女性は20年前、夫が会社で妻を殺害する瞬間を目撃したという。夫は保険金目当てに妻を殺していて、妻も幽霊だったのだ。夫は『警察に捕まりたいから通報してくれ』と頼むが、女性は今の幸せな生活を失いたくないから通報しないといって立ち去っていく。
おばあさん殺害でも、なかなか逮捕されないことに絶望した夫は首つり自殺をする。幽霊になった妻とおばあさんに両サイドから首を絞められながら、夫は死んでしまう。というお話。
全体を静かで暗く重い雰囲気が覆った作品で、まず最初に空気感の共有から行ったという演出がとてもうまく現れていました。最初は妻が幽霊とわからないで、徐々に謎が解けていくストーリーも見る人を引きつけていたと思います。
演技に落ち着きが出て、普段の静かな様子と人を殺すときの表情の違いがあった寺本君、影のある妻の幽霊の疲れ切った表情が良かった美咲さん、一人暮らしの寂しさが滲み出ていたちょこさんのおばさん、告白をして肩の荷が下りてそそくさと去っていく女性を演じたみなみさんと、みんな暗くて静かで怖かったです。
幽霊の二人が女性ににじり寄っている様子(女性には二人が見えていない)や、両サイドから首を絞める描写が面白かったです。

ウラジミール班は『こんにゃくゼリー販売規制』のニュースを基に創作。
あるゼリーで子供がのどを詰まらせて死んでしまう事故が多発。親や世間の批判を浴び、ゼリー会社は商品の販売規制に乗り出す。しかし倉庫には大量の在庫。会社は在庫をネットでこっそり売りさばくことを思いつく。
やがて、ネット上に『今一番楽な自殺法は、練炭や硫化水素でなく、ゼリーだ』という噂がまことしやかに流れ出す。噂を読んだ女性がゼリーを喉に詰めて自殺を図ったところへ、恋人が帰宅。恋人は女性の自殺を止めようとあわててゼリーを口で吸い出すが、逆にゼリーを喉に詰まらせて死んでしまう。というお話。
『ゼリーを口で吸い出して逆に死んでしまう話がしたい!』というウラジミールさんの面白いアイディアの話です。安永さんとさちんという若いコンビでゼリーを吸い出そうとする様子に妙なやらしさがあって見せ場になっていました。安永さんの苦しむ演技は前回に引き続き真に迫っていました。
オチを『完』と書いた紙をだすことでスパンッと終わりにしてしまう演出もコメディのオチの付け方の一つとしてとても有効でした。

宮下班は『ゴミ屋敷に強制捜査』というニュースを基に創作。
『宝物集め』の趣味が一致し意気投合したおじいさんとおばあさん。二人は素早く結婚を決意し、おばあさんはおじいさんの家へ引っ越しの用意を始める。あまりの荷物の量におどろく引っ越し屋。しかし仕事だからと大量の『宝物』の荷物を運びだす。
おじいさんの家に到着したおばあさん、次々と運び込まれるおばあさんの荷物。それにおどろいたのは隣の住人。『ゴミ屋敷のゴミがこれ以上増えるなんて、もう、たまらない!』と、些細なことでケンカを始めたおじいさんとおばあさんを後目に、家に火をつける。
引っ越し屋は一瞬困るが、『運んでと頼まれたわけだし』と、おばあさんの荷物を火のついた家へと運び込む。おじいさんとおばあさんは燃える自分たちの『宝物』を救い出すべく家の中へ飛び込み、死んでしまう。煙になった宝物たちと一緒に、二人もまた天に昇っていくのだった。というお話。
アドリブで予想もしない味のある一言を発する小林さん演じるかわいらしいおばあさん、鼻歌交じりで荷物を運ぶ引っ越し屋の水咲さん、ゴミ屋敷に頭に来て家に火をつけて『燃えろ世燃えろーよー♪』と歌ういおさん、全体の進行を調節しながら宝集めにこだわりを見せるおじいさんを演じた宮下さんと、個性を出し合いながら一つの作品を作っていました。
ゴミ屋敷を表現するために引っ越し屋の水咲さんが次々とイスやテーブルを積み上げて、とても面白い舞台装置を作り上げていきました。ものの使い方がとてもうまく見る人みんな感心して楽しめました。


今回の劇作では、ストーリーを重視した作りをするのか、空気感を重視した作りをするのか、ビジュアルを重視した作りをするのか、それぞれ演出をする班長の作品づくりの傾向が見る事が出来ました。また、そのことについて話し合いが出来るのは、劇作の力がとても付いている証拠だとおもいます。
また、塾長からは、『役者の感情表現よりも、会話のリズムや会話のアクセントが、演劇をみせるうえで重要なのではないかと思う』という話がありました。




【宿題発表】

宿題『60年代について興味のある物を調べる』(持ち越しになっていた分)

さちんは『草間彌生』について。アメリカで路上でのボディペインティングのハプニングをおこなったり、水玉の絵や彫刻を制作した女性です。自分の見た幻覚を絵にするなど、精神的な病気を芸術にうまく昇華したした人だと思う、という発表でした。



【おかず】
ウラジミールさん・魚・栗
いおさん・きんぴらごぼう
みなみさん・大豆とヤングコーンとちくわのサラダ
宮下さん・キュウリとトマトとチーズのサラダ
小林さん・こんにゃくと卵の炒め物
寺本君・かぼちゃの煮物
美咲さん・巻きずし
安永さん・ミカン・柿
さちん・レンコンサラダ


このほか、下松家のにんじんスープ、間引き大根の炒め物がありました。また、みなみさんがヨーグルトマフィンを作ってきてくれました。

【次回の宿題】
全員共通
●料理を一品作る。
※楽器を12月までに1つ練習する。
※小耳の課題が今後増える予定です。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

名島表現塾 更新情報

名島表現塾のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。