先日ＢＳ放送で「セブン イヤーズ イン チベット」を久しぶりに見ました。
前回は映画館で観たのですが、当時はダライ・ラマと登山家ハラ―（ブラッド・ピット）との交友、親交が大々的に喧伝され、私もそういう視点で観ました。
今回は少し違う印象を受けました。
ハラ―と登山家仲間がチべットで知り合った女性（仕立て屋）のセリフ。
ハラ―が自分がいかに優れた登山家であるかをアピールするのに対し、
「西洋では人より優れている事が良いとされるが、私たちは違います。いかに自然に溶け込んでいるか、目立たないかが重要なのです」と。
第二次大戦中の話しでもあり、現在に直結するものではないと思いますが、当時のチベットは後進国であり、列強を目指す中国に成す術もなく、併合されてしまいます。
歴史を振り返ると・・・エジプト、メソポタミア、インダス、黄河などの文明が衰退した後、ローマ、ペルシア、トルコ、マケドニアなどの中東地域が台頭し、その後、ヨーロッパの辺境であったオランダ、スペイン、ポルトガルが世界の覇権を握ります。
その後も世界の勢力図は様々に変化しますが、先進国として世界から尊敬を集めたのは、結局、四大文明時代だけだったように思われます。
その後の先進国は常に弱者を泣かせ、黙らせる文明。
当然そうした時代があったからこそ今があるのですが、かつてナチスドイツがユダヤ人を隔離したゲットーが、現在、イスラエルのエルサレムにおいて、パレスチナ人を壁に閉じ込める手段として、当のユダヤ人が行っているのは、覇権の移り変わりを見るような思いです。
そして環境が食糧や人口、核などと同等に世界の課題となっている今、この映画で描かれたチベットの様な国々が独自の生活文化、思想・哲学を輸出し、大金を払ってそれを輸入する先進国が増加するように思われてなりません。
その時・・・文化や芸術に深く関わっている国々と、機械・物質が文明のすべてだと考えている国々との差が決定的になりそうです。
ガウディの哲学を今に受け継ぐ国、街の至る所に１５〜１８世紀の建築物が点在する国、精霊を祀る地域などは容易に受け入れができそうですが、古い物は何でもダメで、新しい物は何でもＯＫとする国々はどうでしょう？
特に我が国は、歴史の長い国であるにも関わらず、歴史のない国をお手本としてここまで成長して来ました。
環境問題に立ち向かう時、技術で解決するか？ 哲学で対応するか？
かつて日本には独自の文化が育つ土壌が整っていました。
まず島国である、そしてある時期、徳川家という一族を守るためとは言え、鎖国という外との完全遮断。
現在、日本が輸出する文化は歌舞伎や能・狂言などこの土壌が整っていた時代の産物です。
様々な異文化が流入する今、生き方、考え方、暮らし方などの根っこが脆弱である為、ことごとく粉砕され、また我が国自身も他人とは違う生活や生き方を否定しました。
地方は都市に併合され、地域の言葉までも壊滅状態です。
これは強者が弱者を泣かせ、黙らせるやり方です。
「文化」。非常に大きく、難解なものですが、これは我々のＤＮＡに関わる問題です。
皆さんのご意見を是非、お聞かせください。
前回は映画館で観たのですが、当時はダライ・ラマと登山家ハラ―（ブラッド・ピット）との交友、親交が大々的に喧伝され、私もそういう視点で観ました。
今回は少し違う印象を受けました。
ハラ―と登山家仲間がチべットで知り合った女性（仕立て屋）のセリフ。
ハラ―が自分がいかに優れた登山家であるかをアピールするのに対し、
「西洋では人より優れている事が良いとされるが、私たちは違います。いかに自然に溶け込んでいるか、目立たないかが重要なのです」と。
第二次大戦中の話しでもあり、現在に直結するものではないと思いますが、当時のチベットは後進国であり、列強を目指す中国に成す術もなく、併合されてしまいます。
歴史を振り返ると・・・エジプト、メソポタミア、インダス、黄河などの文明が衰退した後、ローマ、ペルシア、トルコ、マケドニアなどの中東地域が台頭し、その後、ヨーロッパの辺境であったオランダ、スペイン、ポルトガルが世界の覇権を握ります。
その後も世界の勢力図は様々に変化しますが、先進国として世界から尊敬を集めたのは、結局、四大文明時代だけだったように思われます。
その後の先進国は常に弱者を泣かせ、黙らせる文明。
当然そうした時代があったからこそ今があるのですが、かつてナチスドイツがユダヤ人を隔離したゲットーが、現在、イスラエルのエルサレムにおいて、パレスチナ人を壁に閉じ込める手段として、当のユダヤ人が行っているのは、覇権の移り変わりを見るような思いです。
そして環境が食糧や人口、核などと同等に世界の課題となっている今、この映画で描かれたチベットの様な国々が独自の生活文化、思想・哲学を輸出し、大金を払ってそれを輸入する先進国が増加するように思われてなりません。
その時・・・文化や芸術に深く関わっている国々と、機械・物質が文明のすべてだと考えている国々との差が決定的になりそうです。
ガウディの哲学を今に受け継ぐ国、街の至る所に１５〜１８世紀の建築物が点在する国、精霊を祀る地域などは容易に受け入れができそうですが、古い物は何でもダメで、新しい物は何でもＯＫとする国々はどうでしょう？
特に我が国は、歴史の長い国であるにも関わらず、歴史のない国をお手本としてここまで成長して来ました。
環境問題に立ち向かう時、技術で解決するか？ 哲学で対応するか？
かつて日本には独自の文化が育つ土壌が整っていました。
まず島国である、そしてある時期、徳川家という一族を守るためとは言え、鎖国という外との完全遮断。
現在、日本が輸出する文化は歌舞伎や能・狂言などこの土壌が整っていた時代の産物です。
様々な異文化が流入する今、生き方、考え方、暮らし方などの根っこが脆弱である為、ことごとく粉砕され、また我が国自身も他人とは違う生活や生き方を否定しました。
地方は都市に併合され、地域の言葉までも壊滅状態です。
これは強者が弱者を泣かせ、黙らせるやり方です。
「文化」。非常に大きく、難解なものですが、これは我々のＤＮＡに関わる問題です。
皆さんのご意見を是非、お聞かせください。
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コメント(3)
『文化の違い』の一言ですますのは嫌いです！
百人いたら百通りの考え方があり、平和や意志がある。いまの日本は少数意見を異端とし、無視される。
日本には様々な素晴らしい文化や風潮があるのに最近は抑えこまれてるような気がします。
外交で取り入れるのはよいですが、今までの文化や物事を無かったことにするのはどうかと思います。
主張は無いのか？過去から、先人から学ぶこともあるはずです！
目立てば言い訳じゃないし、時代の最先端が住み良い国や環境だとは限らないとおもいます！
今の日本の方向は間違っている。
弱者がしいたげられ、苦しむ社会でしかない！
私は軽度の障害者です。国の援助など、微々たる物。見た目ではわからないため、人の助けも微々たる物です。
もっと苦しんでいる弱者もいるはず！
そして、大多数が生活を苦に自らの命を断ちます！
私もその一人ですが、私は死にきれませんでした…
住みやすい国＝先進国ではないように、今一度、日本の在り方を考えて欲しいとおもいます！
社会的地位の高い人や、金持ちが偉いわけではないと私は思います！
趣旨違ってたらすいません！
百人いたら百通りの考え方があり、平和や意志がある。いまの日本は少数意見を異端とし、無視される。
日本には様々な素晴らしい文化や風潮があるのに最近は抑えこまれてるような気がします。
外交で取り入れるのはよいですが、今までの文化や物事を無かったことにするのはどうかと思います。
主張は無いのか？過去から、先人から学ぶこともあるはずです！
目立てば言い訳じゃないし、時代の最先端が住み良い国や環境だとは限らないとおもいます！
今の日本の方向は間違っている。
弱者がしいたげられ、苦しむ社会でしかない！
私は軽度の障害者です。国の援助など、微々たる物。見た目ではわからないため、人の助けも微々たる物です。
もっと苦しんでいる弱者もいるはず！
そして、大多数が生活を苦に自らの命を断ちます！
私もその一人ですが、私は死にきれませんでした…
住みやすい国＝先進国ではないように、今一度、日本の在り方を考えて欲しいとおもいます！
社会的地位の高い人や、金持ちが偉いわけではないと私は思います！
趣旨違ってたらすいません！
中村主水さんへ
ご意見ありがとうございます！ 趣旨間違いなどとんでもないです。まったくその通りだと思います。主水さんの言葉の中で「過去ｋら、先人から学ぶ」とありますが、現在の若者の多くが苦手とする科目に「日本史」を挙げます。文科省も教育委員会も学校も「日本史」に力を入れているとは思えない節があります。これも愛国心を取り除く一環なのでしょうか？ また我が国では「勝ち組」「負け組」を鮮明に色分けする傾向があり、「勝ち組」は成功者で、金持ちで、賢者とされ、「負け組」は敗北者で、貧乏で、愚か者とされています。（あくまでも個人の感想です）この風潮がある限り、誰も貧乏人の意見をまともには聞かなくなります。何故こういう国になってしまったのでしょう？ 高度経済成長時代、誰もが金持ちを夢見て、人生のゴールを金持ちになると規定した所為ではないでしょうか？ そして誰もがその風潮に乗せられてしまった。地位も名誉も財産もない人間は落後者と規定し、誰もがそのレールから外れる事を恐れた・・・第二のチャンスがバブル。しかしその網から洩れた人間を疎外する傾向ができてしまった。自らが望んだ道とは言え、国をあげて「勝ち組」を望んだ・・・その結果は、大きな負債を抱える破たん寸前の国にしてしまった。責任はどこにあるのでしょう・・・今こそ一人ひとりが「勝ち組」を目指すのではなく、その責任に目を向ける時ではないでしょうか？
代表
ご意見ありがとうございます！ 趣旨間違いなどとんでもないです。まったくその通りだと思います。主水さんの言葉の中で「過去ｋら、先人から学ぶ」とありますが、現在の若者の多くが苦手とする科目に「日本史」を挙げます。文科省も教育委員会も学校も「日本史」に力を入れているとは思えない節があります。これも愛国心を取り除く一環なのでしょうか？ また我が国では「勝ち組」「負け組」を鮮明に色分けする傾向があり、「勝ち組」は成功者で、金持ちで、賢者とされ、「負け組」は敗北者で、貧乏で、愚か者とされています。（あくまでも個人の感想です）この風潮がある限り、誰も貧乏人の意見をまともには聞かなくなります。何故こういう国になってしまったのでしょう？ 高度経済成長時代、誰もが金持ちを夢見て、人生のゴールを金持ちになると規定した所為ではないでしょうか？ そして誰もがその風潮に乗せられてしまった。地位も名誉も財産もない人間は落後者と規定し、誰もがそのレールから外れる事を恐れた・・・第二のチャンスがバブル。しかしその網から洩れた人間を疎外する傾向ができてしまった。自らが望んだ道とは言え、国をあげて「勝ち組」を望んだ・・・その結果は、大きな負債を抱える破たん寸前の国にしてしまった。責任はどこにあるのでしょう・・・今こそ一人ひとりが「勝ち組」を目指すのではなく、その責任に目を向ける時ではないでしょうか？
代表
> 山崎千惠子一座さん
私もそう思います！
私はむかし、それなりにお金がありました。
人にも頼られ…ある日私は試しました。会社が破綻したと…（後に実際に破産しました）その時に、本当の友人、人の繋がりは金では買えないときづきました！今は生活苦しいですが、昔は得られなかった物を今はもっています！病気持ちにもなりましたが(笑)
勝ち組は一時の栄光！特に成金はたち悪いです。
日本は苦労を知っているはずなのに時代は若い世代へと変わり、苦労を知らない年代になりつつあります。凄く残念です。
勝ち負けなんて、第３者が決める勝手な事！
私は負けたとは思っていません！金は無くなりましたが数少ない素晴らしい友人を手に入れました！
勝ち負けではなく、社会的弱者（わざと働かない奴はのぞく）を勇気をだして救える社会！
日本は今、それを目指して欲しいと思います！
傍楽子NO.156784を作りましょう(笑)
私もそう思います！
私はむかし、それなりにお金がありました。
人にも頼られ…ある日私は試しました。会社が破綻したと…（後に実際に破産しました）その時に、本当の友人、人の繋がりは金では買えないときづきました！今は生活苦しいですが、昔は得られなかった物を今はもっています！病気持ちにもなりましたが(笑)
勝ち組は一時の栄光！特に成金はたち悪いです。
日本は苦労を知っているはずなのに時代は若い世代へと変わり、苦労を知らない年代になりつつあります。凄く残念です。
勝ち負けなんて、第３者が決める勝手な事！
私は負けたとは思っていません！金は無くなりましたが数少ない素晴らしい友人を手に入れました！
勝ち負けではなく、社会的弱者（わざと働かない奴はのぞく）を勇気をだして救える社会！
日本は今、それを目指して欲しいと思います！
傍楽子NO.156784を作りましょう(笑)
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