ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

DUStコミュのザ☆連続小説。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
前にDUStフリーペーパーでやっていた「連続小説」。
ちょっと復活させてみようかしら。。
と今日この頃ネタ考えてまして、続いたら続けてみよう。
誰でも続けてください。

俺のネタフリミスったらごめんね泣き顔

さぁ行ってみよう!!

コメント(15)

凍りつく路地裏の片隅にある小さなバー。。。
いつもの席に座り、いつものバーボンを頼む。
夜も22時を少し回った頃合にかかさない儀式だ。
こんな時間だと言うのに客席には俺と店のオヤジが一緒に飲んでいる。
酒はいつもセルフサービスで金はオヤジがこっそりカウントしているのを払う。そういう仕組みだ。

『この間はあのオヤジも間違えて金を払っていたな・・・』

最近1週間ばかりか、俺の思い出し笑いを皮切りにオヤジと会話がスタートする。

しかし、この店には1年位通いつめているが、未だに俺を含めカウンターに2人以上座っているところを見たことがない。
いつも2人で3,4時間は軽く討論を交わし、そのまま店で夜を明かしうちに帰る。
そのライフサイクルが今の俺の現状だ。

俺はカズオ。
2日前に23歳の誕生日を向かえたばかりだ。
仕事は決まってないが、いつも店のオヤジが紹介してくれる。
時には金持ちの家の雪かきを、時には小学校で給食を作ったりなど色々こなしてる。

2年と2日前のちょうど21歳を迎えた時、俺はこの街にやってきた。
1番最初に来た時は身に起こる事全てが新鮮で危険で楽しい事ばかりだ。

今思えば色々あったもんだ。

だが、あの時の事件は絶対に忘れない。。。
俺の人生を全て変えたあの事件を。。

あれはこの街に来て3ヶ月を過ぎた頃だったろうか。

仕事を終えて、帰り道をさっそうと歩いていた俺の後ろから、
突然闇夜を切り裂くような女の悲鳴が聞こえたんだ。

「カズオーッッ!!!」

なぜかソイツは俺の名前を呼んでた。
金切り声のような・・・、ふと、実家ではいつも布団から起き上がれないでいて、
お袋が俺を呼ぶ声と被った。。。。

目を凝らすと、女がこちらに向かって駆けてくる。
髪を振り乱して。
裸足で。
街灯に照らされてはいるが、顔はよくわからない。。。

その後ろから、大男が追いかけてくるのが見える。
やはり暗がりで顔は確認することができない。

・・・ジェイソン。

咄嗟にそう思った。

Z1000J改はジェイソンだが、単車だ。鰐淵の愛車だ。
フレディ・・・とも思ったが、それはエルム街の悪夢である。しかも追われているのは金髪のナンシーではない。


オヤジの店に行く前に、景気づけに飲んだ缶ビールのせいか、
咄嗟に走り出そうとするが、一歩が踏み出せない。

俺の名前を呼ぶ、あの女の方へ向かうべきなのか?
・・・助けに?
それとも俺も、あの大男から逃げ出すべきなのか?

耳をついた叫び声から数秒、俺はやっと判断を下した。
NHK教育のスター、ノッポさんにソックリだった( ´△`)

画面の中のノッポさんとは全然違い、
大男は残念なくらいにマッチョだ。

おまけに背中には斬馬刀のような大きな刀を設えている。

「そんなアホな・・・。。。」俺は思った。

男の手が女の背中に掴みかかろうとする一瞬の隙をついて、
俺は手にしていたワルサーP-38をぶっ放した。

・・・という妄想に駆られながら、
女の方を掴んだ大男の腕に、持っていた煙草を押し付けてやった。

「っっちぃ! なんだぁ???」
ノッポさんがこちら睨み付ける。
俺はとっさにポケットのか中から、アレを取り出した。
取り出したアレから瞬く様な五色の光線が。。。

大男は見る見る小さくなっていく。

抱き止めた女に「もう、大丈夫だ。。。」と呟きながらかかとで小さくなった大男を踏み潰した。

ヨク見ると女は幼馴染のアケミだった。
「カズオ、子供の頃に言ってた、『俺のポケットは四次元に通じてるんだぜ』・・・って、嘘じゃなかったのね」
アケミが乱れた髪を直しながら、こちらを見る。

彼女と会うのはどれ位ぶりだろうか。

子供の頃から知っているのに、こうして向き合うと離れていた時間が現実として浮かび上がる。

「まさか、こんなカタチで再開するとはな」

「そうね・・・」
最後に会った時と、身につけているコロンの香りは変わっていない。

「最後に会ったのはいつだったかな。今はどうしてるんだ・・・?
何より、あの大男は誰なんだ??」

俺の足元で動かなくなったかつての大男に視線を移して、アケミはゆっくりと口を開いた。

 ん ナニから話そっか・・・・・・

 最後に会ったのは 夏の縁日。。。。白神さんでやってたヤツ。
 
 ゲタの鼻緒が切れちゃって グズグズしてたら 離れ離れになちゃって
 あんとき すんごく寂しかった。。。。
 なんだか悔しくなっちゃって ボロボロ泣きながら帰ったなぁ〜

 コイツ 置いてきぼりにしたくせに憶えてないのかよっ!?
 なんて思いながら アケミは続けた

 あの日からこっちから連絡してやるもんかっ!って意地張っちゃって。
 疎遠になったね。

 

 今はね
 ある研究所で働いてて あの大男は...........その.........

 アケミは言葉に詰まった。

 正直に言うべきなのか?

 トトロの世界に引きずり込むべきなのか

 はたまた ケンシロウのように秘孔を突き 気を失った隙に逃げてしまおうか。。。。


 どちらにしてもココはまずい

 『 ねぇ どっか落ち着けるとこないかな?

  喉も渇いちゃったし その.........少し落ち着きたいの 』


  アケミに促され カズオも汗ばんだ手を拭きながら

 『 そうだね ちょっと落ち着こうか・・・・・・』

 と 歩き出した。
 
二人は無言で歩いていた。。。
アケミは心の中でカズオとの青春時代を思いおこしていた。。。
13、二人は出会い。。。
14、幼い心。。。傾けカズオにヤラせた15。。。
16、はじめてのkiss。。。
17、はじめての朝。。。少しずつため息覚えた18。。。
15,16,17とアタシの人生暗かった。。。
そんな思い出がアケミの頭の中を走馬灯の様に駆け巡っていた。。。

  落ちるトコまでいったら 上げるだけ。
  
誰だったけかな?
  『 最初の男よりオレは最後の男になりたい!』って言ってくれたの。

  そーいやー
  フラっと入ったLive House

  なんていうバンドだったかな?
 
  んと・・・・ん〜D・・・DU・・・・DUS・・・・・
  ちゃんと チラシ見とけばよかった。

  そのVOCALも言ってたな
  『 ナニがあっても 絶対諦めんな!!』って。

  それから 死に物狂いで勉強して
  今の研究所に入ったんだっけ。。。。


  アケミは 少し安心したようにフッと笑っていた。


  カズオはカズオで・・・・・

  『 いつものBarはヤバイよな。。。。
   オヤジになんていや〜いいんだ?

   落ちてたんで拾ってきました
 
   チガウな

   ポケットから出てきました。。。。

   ないだろっ!

   こりん星からやってきた

   アホかっ!

   まったくよーろくなもんじゃねぇ〜よ
   ったくよ〜。。。。』


  行き着いた目の前に今にも灯りが消えそうな
  場末のBarが。

   『 ココでいいべ?』

  カズオは ポケットをまさぐった。。。。

  『 やべぇ!!持ち合わせあんまりねぇずら!』

イカンイカン、思わず『銭ゲバ』しちまったぜ(;´Д`)


ええい、ままよ・・・

軽く音を立ててドアを開けると、中には「いかにも」な感じの初老のマスターと、
「いかにも」な感じの常連が何やら笑顔で話し込んでいた。

「いらっしゃい」

マスターがこちらに笑顔を向ける。


俺は軽く手を上げて挨拶をすると、奥のボックス席にアケミを促した。

常連風の男はちらりとこちらを見たが、特に興味もないようで、自分のグラスに視線を戻した。

マスターがこちらにやってくる。口の端にはまだ微笑が残っている。

「初めてだね?何に?」

アケミの顔を見る。

「カンパリソーダ。」
「俺はとりあえずビールをグラスで・・・」

「あの大男はね、私の施設で生まれたのよ」

最初に口を開いたのは、アケミの方だった。
・・・アケミは確か、研究所で働いていると言っていたよな・・・
・・・施設で生まれた・・・
そんな事を考えながら2人の間は無音となった。

周りから見るその雰囲気は呼吸すら忘れるくらいの緊迫した状態であり今にも何か恐ろしい事すら起こるのではないかと思う様な状況下、マスターが静かにオーダーされたドリンクを差し出した。

俺は勇気を振り絞り、口を開いた。

「お前はあの大男の出生に関わっているのか?」

コクりとアケミは静かに頷き、カンパリソーダを飲む。

「あたしは反対したのよ。。。大男は最初は施設内に幽閉して色んな研究をするはずだった。。でも、かなり人間らしくできてしまったが故に上の人間が外に出してみようと言って・・・」

・・・ナ・・なんてことだ・・・人間らしくって・・・?何の話なのだ・・・

「お前、人を自然あらざるところから作ったっていうのか?」

「いいえ、私があのコを作ったの。。。いや、産んだのよ。ただ、普通の人として育てずにどうやったら屈強な人間に育つか・・・。その研究として育てられた。感情も普通の人間のものとは全く違う子に育ち、恐ろしく強いだけの人間として育ってしまった。。。」

あのアケミがそんな事をしていたなんて・・・俺は一気にビールを飲み干した。

アケミが産んだとするとあの大男の父親は誰なのだろう・・・?

そんな疑問がふと頭をよぎった。
「あの男、、、そうね、私の子供だから、あの子、かしら?
彼の出生、父親が誰か・・・気になる?」

ギクリとした。

アケミと目が合う。

鋭い視線だ。
でも、どこか悪戯をした後の子供のような憂いを湛えている。


「一言でいうならば、完璧な人間。」

アケミは言い切った。

不完全の塊のような俺は、ションボリした。
その表情をアケミはきっと見逃さなかったが、構わず言葉を続けた。

「常人離れした筋力、知力・・・、、、」

「だが、それを制御する能力が欠けていた。」
口を挟んだ。

アケミはこちらを見ると、こくりと頷いた。

「完成は、してなかったのよね。」

・・・だからこそ、アケミは追われていたのだろう、あの大男に。
マトモな神経が完成していたら、母親を追いかける口実など少ない。
それよりもむしろ、アケミが母親であったことが・・・、、、
アタマのどこかでは予想していたのだけれど、本人の口から聞いたことの衝撃が襲う。

しかし、
【ヒトを作る】?
そんな大それた組織が、隠れた状態で作れるものなのか?
ドラマじゃあるまいし・・・

『てゆーかこれは連続小説、架空の世界なんだよ〜』
・・・どこからか作者の意図が聞こえてきたが、黙殺する(-ω-)

しかし、現実は目の前にある。

アケミは割とパッパラパーマンというか天然というか、な印象だったが、嘘を言うような娘ではない。

この世に存在しないはずの人間を、俺は殺してしまった。

・・・ん、待てよ・・・、、、

あいつは、あそこで本当に息絶えたのか??
最後は確認していないはずだ。
・・・見に行くか?
しかし・・・。

目を伏せた俺を観て、アケミが口を開いた。
「どうかした?何か心配毎でも・・・・・・・」


「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「あ・・・・あれ・・・・・?」

青白くなった顔、凄い形相でアケミは目線を俺の顔と真正面の何かを互い違いに見ている。その瞬間、頭の中で浮かんだスケッチはアケミの目を通して見ているものとほぼ同一であろうことが分かっていたが、決して振り向きたくはなかった。あわよくば、アケミとは逆を向いている事を良いことにそのままダッシュしてこの場から早急に立ち去りたい・・・と。ただ、そんな事はこの現状を目の前に決して出来ないことだ。

「なんとかしなければ・・・」

震える体、膝、凍りつくような空気の中で少しの間時が止まった。





「カ・・・カアサン・・・」







「!?」







かすれるような声が吹き荒れる風に混じり聞こえてきた。
アケミは目に涙を溜めながら、動き出すのを横目で見た。

その時であった。
「マ、、、マサミ??」


「っていうかマスオ??」


違うがなっ( *゜∇)/☆(ノ゜?゜)ノ
強烈な突っ込みが入る。


その頃、都内某所では、ネタフリミスした某バンドギタリストがその存在も忘れていた。
同じ頃、同じく都内某所では、既に話の展開を忘れている某バンドドラマーが、どうやって話を繋げていくかに苦心していた。



カズオは思った。




「…そうだ、京都行こう。」


どこからかJR東海のCMソングが聞こえた気がした。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

DUSt 更新情報

DUStのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。