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◆Dietと美コミュのブラジャーをするとお乳が垂れる!?  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=53325706&comm_id=275787

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[スウェーデン・フランス・日本・イギリス発] 世の中、いろんな常識が溢れているが、「ブラジャーをしないと、お乳が垂れる」というのもその一つと言っていいだろう。あんな脂肪の塊をブラなしで放置していたら、重力に引っ張られて垂れてしまうに違いない。筆者自身、今までそう信じて疑わなかった。なもんで、スウェーデンの英字紙『The Local』のオンライン版記事(4月8日付け)を読んだ時は、ウッソーと思わず呟いてしまった。だって、記事にはその「常識」を覆すようなことが書かれていたから。

同紙に取材されていたのは、ルンド大学、産婦人科学部のヨーラン・サムシオエ教授。彼は、これからブラデビューしようとする乙女たちに、ブラジャーの着用開始時期を遅らせるよう勧めているのだ。

バストは皮膚下の弾性組織(クーパー靭帯)に支えられているけれど、この組織は日々の自然な体の動きにより刺激を受け発育するもので、きついブラを着用すると、自然な動きが妨げられ弾性組織が十分発育せず、その結果、バストが垂下がってしまうからだ、というのが教授の説明。その根拠として、フランスの研究*を引き合いに出している。

*ブザンソン大学・医薬学部、レティティア・ピエロ医師著「Evolution du sein après l'arrêt du port du soutien gorge, étude préliminaire longitudinale sur 33 sportives volontaires」(ブラ着用停止後の乳房の発達:スポーツウーマン<ボランティア被験者>33名を対象とする予備的縦断研究)(2003年12月19日)


フーン、どんな研究内容だろうと思い、調べて見ると・・・

この研究に参加した、ブラなし(一日24時間)で一年過ごすことに合意した33人のスポーツウーマン(18-25歳、週に少なくとも4時間、体操競技、競走、水泳等のスポーツ活動を行う健康な非喫煙者)は、当初ブラを着用しないことの不快感を訴えていたが、それも時間と共に徐々に消え失せ、一年後には大部分の女性(88%)が、ブラ非着用のほうがより快適と回答している。

彼女らの生体測定からは、乳房の細胞組織の質が向上し、肩の回旋筋や大胸筋がより発達したことが判明。また、実験前に比べ、バストのサイズもわずかながら大きくなっており、より引き締まり、より高く隆起していた。そして、なによりも肩峰(けんぽう)から乳首までの距離が縮んでいた。つまり、お乳は垂れるどころか、リフトアップしていたのである!


ここで、筆者はウーンと唸ってしまった。こんな小規模な研究結果一つで、これまでの「常識」をあっさり捨てていいものかと。それほど、重力の呪縛は重いのである。そこで、他にも同類の研究報告はないかと調べてみたのだが、あったー、日英のアカデミアによるものが。

日本では、大妻大学**がブラ着用が乳房の形状にどのような影響を与えるのか半年かけて観察していた。観察期間中、11人の女性被験者(22-39歳)は前半3ヶ月間はブラ着用、そして後半3ヶ月間はブラ非着用で過ごし、その間週一度の割合で、人体測定され、モアレ縞写真(体の凹凸を等高線で示す)が取られた。

**大妻大学・人間生活科学研究所、アシザワ・K、スガネ・A、グンジ・T共著『Journal of Human Ergology』(1990年6月出版、第19巻第1号、53-62ページ)「Breast form changes resulting from a certain brassière」(ブラジャー着用による乳房の形状変化)

6ヶ月後、測定値や写真を比較した結果、ブラ着用時は非着用時に比べ、女性たちのアンダーバストは縮小し、トップバストは拡大することがわかった。また、左右の乳首間の幅が広がり、乳房の位置も下がることがわかった。そして、これらの傾向はバストの大きい女性により顕著に現れていた。

というわけで、仏研究同様、本邦研究でもブラジャーの使用は胸部の下垂につながるという結論に達したわけだ。


しかし、英ポーツマス大学***が行った実験は仏研究と矛盾する結果を出している。被験者はAカップから特大まで、様々なバストサイズを持つ同大学の学生や教員合計70人。トレッドミル上で運動する彼女らのバストの動きが計測された。

***同大学で生体力学を教えるジョアナ・スカー教授が、スポーツブラ・メーカー「Shock Absorber」の資金援助を得て、2005年(?)実施。

その結果、女性がランニングで一歩進むごとに乳房は平均9cm跳ね、1マイル(約1.6km)走ると、乳房は合計135m跳ねることが確認されたそうだ。乳房は平均200gから300gの重さがあるので、それを支えている肌やクーパー靭帯に多大の負担をかけるとのこと。

実際、被験者たちは、一時的な痛みや不快感を訴えており、クーパー靭帯が伸びていることも確認されたそうだ。この靭帯は一度伸びてしまうと元に戻らないので、結果的にバストの下垂につながる。また、通常のブラを着用した場合、乳房の跳ね返りは38%減るのに対し、Shock Absorber製のスポーツブラ着用の場合、78%減ると主張している。

以上三つのスタディをここで総括してみると、胸部の皮膚やクーパー靭帯を鍛えるためにも、普段の生活では可能な限りブラ着用を避けるべきだが、ジョギング等、激しい運動をする時はスポーツブラでしっかりバストを守ること、ということになるだろうか。


今回この記事を書くにあたって、いつもより下調べに時間をかけたが、ブラ等の下着が身体に与える影響を調べるといった研究は、数が非常に限られていることがわかった。

このフォーラムによると、同様の研究はスペイン、ベルギーでも実施されているそうだが、残念ながら検索しても出て来なかった。また、ブザンソン大学医療センター、スポーツ医学研究所のジャン=ドニ・ルイヨン教授は、先の仏研究の第二弾として、現在3年を費やす研究に着手しているそうである。3年後、はたして彼は「常識」を完全に打ち砕くことができるだろうか?

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