特に1960年代の中期で彼の人気を決定付けたのは、同レーベル所属歌手のタミー・テレルとのデュエットである。 息の合った二人のデュエットは高い人気を誇り、 『AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH』 や 『AIN'T NOTHING LIKE THE REAL THING』 などの現在でも愛されつづける名曲を数多く世に送り出した。
第二の黄金時代を迎えたマーヴィンは、より私小説的な内容の作品を数多く生み出していく。恋人への愛情と性への欲求を表現した『レッツ・ゲット・イット・オン “Let's Get It On”』、先妻との離婚をテーマにした『離婚伝説 “Here,My Dear”』、孤独と愛への欲求を表した『アイ・ウォント・ユー “I Want You”』などの充実したアルバムが製作・発表されたが、一方では、先妻との離婚の泥沼や二度目の結婚の失敗、本人の麻薬依存などが原因で私生活は混乱を極め、創作的な部分もかげりを見せ始めていった。