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アイドル・ライナーノート(gay)コミュのさよならの物語

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1983年発売。堀ちえみ5枚目のシングル。当時堀ちえみを担当していたキャニオンの渡辺有三プロデューサーが「この曲で流れを変えたかった。」と後年に語っていた通り、この曲で彼女は82年組アイドルでは5番目のベストテン歌手となり売上枚数も自己最高を記録、堀ちえみ最大のヒット曲となった。ご存知の通り、彼女がデビューした1982年は壮絶な新人のサバイバルレースが繰り広げられた。当初新人賞レースのトップ集団にいた北原佐和子や新井薫子らが敢えなく脱落、レコード大賞新人賞の5つの枠を巡って史上最大とも言えるバトルが繰り広げられた。…そして最後の5番目の椅子に、彼女は座れた。とりあえず彼女は82年組の中でも「勝ち組」として残ったのである。そして迎えた運命の「2年目」。当時のアイドルシーンは、松田聖子と82年組同期の「レコ大負け組」中森明菜の一騎打ちの様相を呈していた。「女帝」松田聖子と、アーティストパワー全開で突き進む中森明菜に対して堀ちえみが勝てる要素は皆無。…そこで渡辺プロデューサーは、2年目の第一弾シングルを全くの無名の作家に依頼する。曲を担当した岩里祐穂・岩里未央(実は同一人物)にとってもこれが初めての他人への提供曲だった。ともすれば大失敗しかねない危険な賭けだったが、この賭けは成功する。元々デビュー当時から70年代アイドルの雰囲気を持っていた彼女に対して、曲では敢えてそのまま70年代を残しつつもドラマやCMに出演させることによってビジュアル的には現在進行形のアイドルのイメージで突き進む。同期の小泉今日子がビジュアルや曲調で劇的に「80年代化」して堀ちえみとの「差別化」「住み分け」が進んだことも追い風になった。この後、「夏色のダイアリー」「青い夏のエピローグ」の岩里3部作で堀ちえみの初期のサウンドはピークを迎える。そしてこの後彼女は大ヒットドラマにも主演し、サウンド面でも白井良明らムーンライダーズ系の作家らを起用して「プラムクリーク」などの名盤アルバムを世に出していく。…あれから四半世紀。今も現役で活躍している彼女をテレビで見ることができるのは正直とても嬉しい。事ある毎にアイドル時代を否定するタレントを尻目に当時の事を同期のアイドル達と楽しそうに話す彼女を見ていると、自分達がアイドルと過ごした素敵な時間が本当に「宝物」なんだと思わせてくれる。どんなに時代が移り変わっても、アイドルはこうあって欲しいと切に願う。

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