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みんな夢の中コミュのハノレヒの憂鬱

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ハノレヒのゆううつ

ハノレヒという存在も、このコラムも、全てはネ申の一言から始まった。

「届いたからもって来たよ!」
「何が?」
「ハノレヒの衣裳!!つーかモモブロではきみはハノレヒ決定だから!」
「えぇぇぇぇ?!」
「(にこっ)」

「ねーねーハノレヒ、コラム書かない?」
「いいよ〜、いつまで?」
「明日中かなっ」
「はや!!!!」

でもせっかくなので、モモブロではハノレヒなあたしと、ハノレヒブログではネ申なももーいとの出会いから、つれづれを、書いてみることに、した。
まじめだよ!注意!

■ はることハノレヒの秘密

桃井はるこという人間がいなければ今のあたしはいない、と、けっこう本気で思う。
17歳の頃はひたすら、「ももーいみたいになりたい!ももーいがお手本!」と思っていた。
何もわからなくて、何かわかりたくてもがいて焦っていたあたしには、ももーいのその存在感と、感じた事を作品にする才能の素晴らしさが、自分の目指すところに感じられた。

ももーいとあたしの出会いは、ももーいがいつしかブログで書いたように、中野の居酒屋だった。園子温監督の映画「うつしみ」の上映期間中、その関係者が集まった居酒屋で出会った。
ももーいが大学生で、あたしが高校生。(その後どちらも中退)
え?高校生で居酒屋はダメって?いや保護者?がいたから大丈夫!ジュースだし!
それに高校やめるところだったしね!

その出会いの日、ももーいはすぐに仕事で出てしまったけど、なぜかしっかりアドレスを交換して(ももーいは当時文字でんわ使用)、挨拶メールを送りあった。
その時は、その後ももーいの家に転がり込むなんて、思いもしなかった。
運命、ってやつだと思う。

今思うと、出会ってから一方的に憧れて相当うっとうしいガキだったはずなのに、ももーいは嫌がりもせずに付き合ってくれた。
当時はまだももーいは声優としての活動をしていなくて、お互いに今より時間があったせいか、図々しくも転がり込むのを許してもらえてしばしの間共同生活を送った。

あれからもう7,8年の月日がたったけれど、こうやって書きながら色々な思い出が浮かんでくる。

二人して参加した映画「自殺サークル」、協力してくれた自主映画、夜中に思いついて行ったカラオケ、長話して朝になったファミレス、ロフトプラスワンでのももーい誕生日イベント「はるこの秘密」、月刊アスキーの取材、ももーいが司会をしていたアイドルちゃんのイベント、ぶらぶら二人で歩いて帰った夜の道・・・

転がり込んだせめてものお礼に洗濯物を片付けてみたり、小麦ちゃんの声優デビューが決まってアニメの台本をちらっと見せてもらったり、あたしのMD(懐かしい!)にももーいが重ね録りしちゃったことがあったり。
ももーいがデモテープを録音する時は席をはずして、歩道橋の上で行過ぎる車の光を眺めながら、自分には何が創れるかをずっと考えた。

自分には何が創れるか、自分もももーいのように誰かを感動させたりできるだろうかと、ずっとずっと考えた。

ももーいと一緒にいた時間であたしは、相手をリスペクトする意味を覚えた。
そして感じた事を全て大切にして、日記をつけるように物を創っていくことを知った。

ふいに、突然にその瞬間は訪れる。
ももーいのつぶやきが歌詞になる。ももーいの指が動いてメロディになる。
ほんの数秒のうちに、それらが見えないきらきらした火花のようなものを放ちながら鍵盤の上・・・もしくはノートの上でぶつかって反応しあって、ももーいの「うた」になる。

人が何もないところから、何かを創り上げていくところを間近で見たとき、そのものが何であろうと、そこに発生する目に見えない力に圧倒されて、ただ感動するのだと、わかった。

決して広くは無いももーいの部屋の中でそれを目の当たりにしたとき、歌詞にももーいの最近の日常が垣間見えたとき、あたしは、「自分をなんとかしなきゃ!」と全身で感じたのを覚えてる。

誰でも感じる日常生活の喜怒哀楽。それらに何一つ無駄なことは無くて、それを何かにしていかなければならない。いや、無意識の中でしていっているのだと思う。
友達に喜びを話して一緒に幸せになるかもしれない。フラストレーションを仕事にぶつけて成果をだせる人もいるかもしれない。絵を描いて自分の感じた事を人と共有できるかもしれない。料理を作って他の人を喜ばせられるかもしれない。
マイナス面だってそうで、怒りを発散したいあまり人を傷つけてしまう人もいるし、殺人を犯してしまう人だっている。

だけどももーいは、自分が感じた全ての喜怒哀楽を曲にして、文章にして、みんなに伝える。ももーいの喜びも、悲しみも、怒りですらも、ももーいの指先と唇からエンコードされると、どこかの誰かを感動させる曲になる。

マイナスの感情すらプラスに変える力。
それがどれだけ素晴らしいことなのか、みんなにももうわかっていると思う。

ももーいの曲を聴きながらなみだを流す人を見た。
ももーいの曲を聴きながらとても楽しそうにはねる人を見た。
ももーいの言葉で少し変われた自分がいた。

あたしもいつか、日常生活の中の喜怒哀楽から、ただかなしい!むかつく!楽しかった!と言うだけじゃなくて、誰かに何かの印象を残せるような「何か」を創ることができるだろうか。
今もまだ、ずっと考えている。

だけどあたしは本当は知ってる。
ももーいは、おいしいものを食べて笑って、簡単にへこんで悲しんじゃう、ごくごく、ふつうの、おんなのこ。

だけどももーいが指を一本動かして、
唇を少し開いたら
世界が、動く。

ね、そんなネ申っぷりのももーいに「アンタ、ハノレヒね」って言われたら、そうするしかないでしょっ

ハノレヒ

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