東海道本線沿線観光コミュの慈雲山普門寺

　大阪府高槻市富田町4丁目

　臨済宗妙心寺派。
　明徳年間(1390～94)に説厳(ｾﾂｶﾞﾝ)が開山。永禄４(1561)年には室町幕府の管領細川晴元が政争の難をのがれて入山し、普門寺城と呼ばれる城郭に改築、永禄９(1566)年には第14代将軍足利義栄(ｱｼｶｶﾞﾖｼﾋﾃﾞ)の居城ともなった。現在も土塁の跡が残り。細川晴元の墓と伝えられる宝篋印塔(ﾎｳｷｮｳｲﾝﾄｳ)が残る。
　元和３(1617)年に龍渓が入山、約40年間に亙って方丈や庫裏等を造営し、隆盛を誇った。明暦元(1655)年には、龍渓の招きで明の高僧隠元が来日、宇治の黄檗(ｵｳﾊﾞｸ)山万福寺に赴くまでの６年間、当寺に滞在している。承応３(1654)年に龍渓が去って以後は龍安寺の輪番所となり、昭和初期まで専任住職も置かれず、明治時代の廃仏棄釈もあって荒廃した。
　しかしその後、再興が図られ、方丈は重要文化財、庭園は名勝に指定されている。
　摂津富田駅から南へ約1km。

＊普門寺庭園
　http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=24210585&comm_id=360748

コメント(4)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 11月06日 21:59

友人に禅宗系の坊さんがいます。けっこう繁盛。

この系統のお寺は庭がきれいなことが多く、茶会の会場になります。密教系、浄土系がよほどの仏像や檀家集団がないと苦戦するのを尻目に、禅宗は全般的に健闘しているイメージがあります。

このお寺ががんばったのも（がんばれたのも）、禅宗系統が人気が安定していることが背景にあるかもしれません。

現代人には、金ぴかの仏像よりも、いかにも＜仏教＞らしい禅宗系は敷居が低いです。そのうえ、どことなく格好良い。禅宗系は今後の日本仏教の主流になるかもと、勝手に予測したりして。

[2] mixiユーザー 11月06日 23:54

ひろりん閣下
確かに座禅は若い人の間でもケッコー人気がありますね。
実際に信仰心がなくても、いかにも「厳しい修行をしてる」って雰囲気に浸れるのがイイんでしょうねえ。

[3] mixiユーザー 11月11日 06:32

新聞で面白い記事を読みました。禅宗のお寺が、若い女性向きに「精進料理」を食べさせているとのことです。

うーん。なかなかやるな。きわめて巧妙なマーケティングです。感心しました。

[4] mixiユーザー 11月11日 08:43

確かに精進料理は究極のダイエット食ですからねえ。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ