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ベリーショートの広場コミュの失恋の功績

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「オレとつきあってください!」
大きな木の下で、オレはずっとあこがれていた女性に告白した。その瞬間から彼女の動きは止まり、葉の舞い散るざわめきだけが辺りを包んでいた。その光景がどれほど続いただろうか。このざわめきにもう一つ音が加わった。木からリンゴが一つ落ちてきたのだ。そしてその音が彼女に口を開かせた。
「あなた何言ってるの?あなたと私が釣り合うわけないでしょう。2度と私に話しかけないで!」
彼女は軽蔑のまなざしをオレに投げかけ、そのまま走り去っていった。残されたオレは、ショックのあまり膝から地面へと崩れ落ちた。
「ずっと好きだったのに、あんな言われ方をするなんて・・・」
オレは頭の中が真っ白になった。そして地面に落ちてきたリンゴをつかむと思い切り遠くへ投げつけた。馬鹿野郎の怒鳴り声とともに。

 その男は長い時間立ちつくしたまま、ずっと考え込んでいた。彼の悩み事はいつ終わるのか、全く見当もつかなかった。そこへ先ほどのリンゴが飛んできて、男の頭に直撃した。よろめいた彼はリンゴを手に取り頭をさすっていたが、急に晴れ晴れとした顔になり弾むように家に帰っていった。頭に痛みをもたらしたリンゴを大事そうに抱えて。

 この話は、ニュートンが万有引力の法則を発見した時の様子を記したものである。

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