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Luchino Visconti コミュのかってに祝!「失われた時を求めて」読破記念

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12月25日クリスマスの日、満員電車の中で、1年半読み続けて
いたプルーストの「失われた時を求めて」を完読しました。
因みに読んだのは集英社文庫の鈴木道彦訳13巻。
第一篇 スワン家の方へ ?
第一篇 スワン家の方へ ?
第二編 花咲く乙女たちのかげに ?
第二編 花咲く乙女たちのかげに ?
第三篇 ゲルマントの方へ ?
第三篇 ゲルマントの方へ ?
第四篇 ソドムとゴモラ ?
第四篇 ソドムとゴモラ ?
第五編 囚われの女 ?
第五編 囚われの女 ?
第六篇 逃げさる女
第七編 見出された時 ?
第七編 見出された時 ?
以上、全13巻です。
本当は、「失われた時を求めて」読波会コミュにでも載せる話題なのですが、
読みえて、映画好きの私としては、もしもこの大作が映画化されるとしたら
理想のスタッフ、キャストはどのようなメンバーが良いかを考えたくなり、
あえて、ヴィスコンティのコミュを選びました。

主人公に縁の土地、コンブレーには二つの道がありました。
一つは、ユダヤ系ブルジョワジーにして芸術にも造詣の深いシャルルスワン
、高級娼婦からスワンの妻となったオデット、二人の娘ジルベルトの住む
方、いまひとつは貴族ゲルマント公爵、公爵夫人オリヤーヌ、公爵の弟
シャリュルス男爵、その甥サンルー侯爵に代表される貴族の館へと続く道。
主人公は20世紀初頭から第一次大戦までの間にこの二つの道に代表される
ブルジョワと貴族の社交界の姿を通じて、その栄枯盛衰をあますところなく
へ巡ります。
この両方の道を縦糸とすると、横糸には芸術や性の問題が配置されています。
音楽家ヴァントーユ、作家ベルゴット、画家エルスチール、ソドムとゴモラに
代表されるレズビヤンとホモセクシャルの世界。
そして、主人公が長年の夢であった小説を書こうとするところで、この物語
は幕を閉じます。
そして、時間の問題。時間はあらゆる人間に平等に降り注ぐ。
人は誰でも年老い、過去を忘却する。
プルーストはその忘却せる過去をあるきっかけで蘇らせることができると
いっています。特権的な瞬間、過去を現在の感覚として蘇らせることの
できるもの、それこそが芸術だというとになるでしょうか。

さて、以下は私の理想的な映画化の全貌です。
スタッフ
監督・脚本 ルキノ・ヴィスコンティ
音楽    ヴァーグナー、フォーレ、ストラビンスキーなど。
撮影    ヴィットリオ・ストラーロ
衣装    ピエロ・トージ

キャスト
主人公(ぼく)   本来は顔を出さないで、匿名のほうがよいかもしれない。
          あえて選ぶとすれば、「恋のエチュード」の頃のジャン
          ピエール・レオ
スワン       ジェレミー・アイアンズ
オデット      モニカ・べルッチ
ジルベルト     ドミニク・サンダ
ゲルマント公爵   バート・ランカスター 
オリヤーヌ     カトリーヌ・ドヌーブ
サン・ルー侯爵   アラン・ドロン
シャリュルス男爵  マーロン・ブランド
ヴェルジュラン夫人 グレン・グローズ
モレル       ヘルムート・バーガー
アルベルチーヌ   アンナ・カリーナ

ちょっと支離滅裂になってしまいました。
皆さんもよいキャスティングを考えてみてください。

コメント(5)

天界の理さん、お久し振りです。 コミュの書込みに、失われた時を求めての題名を見つけて来てみたら、天界の理さんの書込みでした。まだ読破しておらず、中断したままですが、読破のコミュがあるんですか!?知りませんでした(^_^;) 天界の理さんのおかげで又再開できそうです(*^_^*) ウ゛ィスコンティが映画化を予定していたのに実現しなかったので、本当に残念でならないと思っていました。 別の監督で映画化は一応されているんですよね。まだ観ていませんが観る予定ではいますが、ウ゛ィスコンティ以上にこの小説の適任はいないと思います。
こんばんは。

「失われた・・・」は大学二年のときにひと夏かけて読破いたしました。
井上究一郎訳でした。

ほぼほぼ記憶を失いかけているのですが、
一際印象的だったアルベルチーヌはヴィスコンティが思い描いていたようにシャルロット・ランプリングが素敵だと思います。
blumeさん。
「失われた時を求めて」の映画は二本ばかりありますね。
一本はシュレンドルフ監督の「スワンの恋」、ジェレミー・アイアンズがスワンでオルネラ・ムーティーがオデット役でした。
もう一本は私もまだ見ていないのですが、「見出された時」があります。
ジョン・マルコビッチやカトリーヌ・ドヌーブが出演しているようです。
見てみたいですね。
もるさん。
ヴィスコンティが企画していたのは確か「ソドムとゴモラ」でしたね。
昔、筑摩書房からシナリオとかが出版されていたように記憶しています。
なるほど、若い頃のランプリングなら似合いそうです。
因みに彼女はこれも幻となった「魔の山」のヒロイン、ショーシャ夫人の役が決まっていたようです。
いずれにせよ、残念なことですね。
天界の理さん
こんばんは。
「魔の山」は最近上巻を読み終えたところなので、ショーシャ夫人の魔性っぷりにあてられているところです。
主人公の青年と夫人のフランス語でのカタコトの会話のシーンにはらはらしました。彼女の役をランプリングが演じてもすばらしいでしょうね。

ヴィスコンティの脚本は手元にあるので、また休み中に少しでも読んでみたいと思います。

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