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森田童子の世界に堕ちろうコミュのa boy ア・ボーイ

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タイトル「a boy ア・ボーイ」
1.蒼き夜は
2.君と淋しい風になる
3.ふるえているネ
4.ぼくを見かけませんでしたか
5.セルロイドの少女
6.淋しい素描
7.ぼくが君の思い出になってあげよう
8.G線上にひとり
9.終曲のために第3番「友への手紙」

’78年7月29日 東京カテドラル聖マリア大聖堂にて
私が高校生だった頃、
とても親しかった
松本さんという教育大の先輩がいました。
その頃は、学園闘争の激しい時で、
長い間、学園封鎖が続き、彼女は学業の単位がとれずに、
大学を中退してしまったのです。
彼女のお父さんが、厳格な教育者だった為、
彼女は郷里にも帰れず
結局、久我山に在る男のひとのアパートで一緒に
生活を始めました。
時々、私が松本さんの部屋を尋ねて行くと、
一緒に生活している男のひとは、とても照れくさかったのか
それとも、とても泉谷しげるの歌を好きだったのか
部屋の隅で、いつも
春夏秋冬のレコードを、掛けているのです。
何度か、松本さんの部屋を訪れた私は、
結局、その無口な男のひととは、話さず仕舞でした。
1年前、国電の慌しい駅のホームで
懐かしい松本さんと逢ったことがあります。
松本さん、図書館に勤めて、今はひとりで
生活しているそうです。
私は、今でも松本さんを思い出すと、
春夏秋冬の歌を、つい口ずさんでいまいます。

ぼくが愛してしまったともだち
ぼくが愛してしまった小さな喫茶店
ぼくが愛してしまった町並や曲りくねった路地
もうすぐ終る
ぼくが愛してしまった時代よ
森田童子(昭和54年)

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