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=GOLDIE=コミュのGoldie(ゴールディー) - When Saturn Returnz

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DRUM&BASS帝王GOLDIEのドキュメンタリーDVDが年明け1月20日にリリース決定!
L.P.U.STOREにも入荷いたしま〜す!ご予約注文受付け中です!
http://www.lpu-records.com/index.php?main_page=product_music_ex_info&products_id=1056&zenid=05690fcba65fbd6ae8f1314f98ffb3ca

■タイトル:Goldie(ゴールディー) - When Saturn Returnz
■発売日:1月20日(金) ■価格:3,675円(本体価格:3,500円)
■商品番号:NODD-00058 ■JAN コード:4544466002001
■収録分数:本編 約50分 
■仕様:片面2層 ドルビー・デジタル2.0chステレオ 画面サイズ16:9 日本語字幕入り
■プロデューサー:デビット・ローソン&リンダ・ゴポール(David Lawson & Lina Gopaul)
■監督:ジョン・アコマフラ(John Akomfrah)
■製作年1998年 ■制作年:イギリス
■著作権表記:(c) Smoking Dogs Films
■発売・販売:ナウオンメディア(株)
■URL:http://www.nowondvd.net/products/Goldie

B-Boy」のBは、ブレークのB、つまりもともとはブレーク・ダンスをするキッズを指す言葉だ。今でも狭義では、to b-boyと言えば、「ブレーク・ダンスをする」という意味の動詞として使われている。同時に、広義のB-Boy(及びB-Girl)とは、ヒップホップ・カルチャーに何らかのかたちで携わる者、ヒップホップ・コミュニティーの一員であることを意味する。単なる傍観者であるファンは含まれない。参加していなければB-Boyではないのだ。

B-Boyであるためには、常に戦わなければならない。「バトル」で勝ち抜くこと。それがブレーク・ダンスであれ、ラップであれ、DJであれ、グラフィティーであれ、誰よりもカッコよく、卓越したテクニックで、斬新な「スタイル」を提示することこそが、「リスペクト」を得るための唯一の方法であり、またヒップホップに存在する唯一のルールである。自分の存在を、周りを圧倒するやり方で表現し、それを認めさせること。つまり、ヒップホップとは何よりもまず、自己顕示のアートなのだ。たった今も、アンダーグラウンドでは世界中の若者が、互いに凌ぎを削り、技を磨き合っている。そう、「俺(私)はここにいる!」と叫んでいるのだ。

このドキュメンタリーの主人公であるゴールディーは、イギリスはロンドン及びブリストルで生まれたダンス・ミュージック、ドラムンベースの代表的なオリジネーターの一人だ。ドラムンベースは、アメリカのヒップホップ・カルチャー、イギリスで開花したレイヴ・カルチャー、そしてイギリスで独自の発展を遂げたジャマイカのダブ/サウンドシステム・カルチャー、その全てが新しい世代によって消化された結果として、90年代に出現した新しい音楽である。過度に誇張された攻撃的なベースラインと、高速の激しいブレークビーツ。ストロボが点滅する漆黒のダンスフロア。一心不乱にステップを踏む汗だくのオーディエンス。そして、それをさらに煽り立てるMC・・・そのエネルギーは衝撃だった。

本作は、このドラムンベースを象徴するスターとなったゴールディーこと、クリフォード・プライスの知られざる素顔に徹底的に迫っている。彼の生い立ち、家族との関係、少年時代・・・これによって明らかになるのは、やはりこの男は生粋のB-Boyであるということ。まさに「不遇」な子供時代を過ごした彼が、怒りや孤独、憤りや不安を、ヒップホップとの出会いによって創造力に変換して行く様は感動的だ。孤児院や里親のところを転々とし、常に一匹狼で、手当たり次第にモノを破壊しては周囲を困らせていた悪ガキが、グラフィティーやブレーク・ダンスを通じて自分自身の存在を発見し、ヒップホップ・コミュニティーの中で友情や絆を知る。当初は明らかに怒りやフラストレーションを原動力にしていた彼が、終盤、実の母親への気持ちを込めて制作した、その名も ”Mother” (アルバム『Saturn Returnz』収録)という曲を捧げる場面がある。彼が自分の少年時代を克服し、一人前のアーティストに成長したことを物語る、このストーリーのハイライトだ。

そして何よりも、彼の最も評価すべき点は、ヒップホップを<ドラムンベース>という、既成概念を覆す全く新しい次元に昇華させたことだ。しかも、「本場」であるニューヨークから、遠く大西洋を隔てたロンドンで。「ネクスト・レベル」とは、ヒップホップの世界では最高級の褒め言葉のひとつだが、ここまで鮮やかに、文字通りに、それを実際にやって見せたB-Boyは他にいない。ここまで世界に自分の存在を認めさせたB-Boyは他にいない。冒頭の日本でのライブ風景が、それを象徴しているようで印象的に映る。ゴールディーは「ヒップホップ・アーティスト」ではないかもしれないが、リスペクトすべき筋金入りのB-Boyである。この作品がそれを証明している。

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