ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

『産経新聞』をバカにする。コミュの産経資本による松沢弘前論説委員の不当解雇に反対し、その撤回を求める学者・文化人の共同声明

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
産経資本による松沢弘前論説委員の不当解雇に反対し、その撤回を求める学者・文化人の共同声明
 
 産経資本は9月22日、産経グループに史上初めて誕生した“まともな”労働組合「労働組合・反リストラ・マスコミ労働者会議・産経委員会」(反リストラ産経労)の松沢弘・代表幹事・執行委員長を不当にも懲戒解雇しました。
 東京都地方労働委員会で、松沢委員長の日本工業新聞千葉支局への不当配転や団体交渉拒否などの不当労働行為について審査が行われているさなか、処分理由も明示せずに当事者のクビを切ってしまうという仕打ちは、労働組合法に違反した、あからさまな不当労働行為であるばかりでなく、憲法に保障された勤労者の団結権を侵害し、労働委員会制度そのものさえも否定する無法行為と言わざるを得ません。
  「産経新聞残酷物語」は、1961年12月に、新聞労連が刊行したパンフレットで、当時“隠れたベストセラー”と言われました。
 60年10月に産経新聞社、日本工業新聞社など産経グループ各社が産経労組との間で締結した「平和協定」(スト権の放棄)以後、900人もの労働者が職場を追われた大合理化の実態を克明にレポートしたものです。
 この産経労組の御用組合路線と決別して、“まっとうな組合運動”を目指したのが、松沢委員長たちの新組合でした。しかし、産経資本は、組合の存在そのものを認めず、日本工業新聞社論説委員だった松沢委員長を同社千葉支局長に不当配転したのです。新組合は、団体交渉の開催と不当配転の撤回を求めて都労委に提訴し、9月上旬までに4回の調査が行われました。
新組合は「松沢委員長の業務については団体交渉で話し合い、合意すれば然るべく対処する」として、20回近くにわたって団体交渉を申し入れましたが、産経資本は、これをすべて拒否したのです。そのあげくに「支局長として業務を遂行していない」と言い掛かりをつけて、業務命令書も警告書も送り付けることなしに、いきなり懲戒解雇してしまったのです。解雇の通告書には、具体的な処分理由は一切記されていませんでした。松沢委員長には意見を述べる十分な機会さえ与えられなかったのです。
都労委で不利な命令が出される前に、松沢委員長のクビを切って、審査そのものの意味を無くしてしまい、新組合潰しを図ろうとしたのが、今回の不当処分の狙いです。産経資本は、事態を重く見た都労委の和解工作も足蹴にし、「松沢委員長の解雇は、産経新聞社、日本工業新聞社などグループ3社の社長が決めた」として、ムリヤリ処分を強行したのです。 まことに「残酷物語」を上回る残酷ぶりと言わねばなりません。 
私たちは、こうした産経資本の無法行為に厳重に抗議するとともに、解雇の全面撤回を求めて、多くの人々と手を携え、幅広い行動を展開して行くことが急務だと考えます。産経新聞社は「産経信条」で「産経は民主主義と自由のためにたたかう」とうたっています。しかし、従業員一人の人権すら守らないところからは、言論の自由はもとより、民主的で自由な社風さえも生まれないのではありませんか。

1994年12月12日
                 

発起人代表 
 新井直之(東京女子大学教授 )
              
発起人 
青木貞伸(メデイア総合研究所所長)
浅野健一(同志社大学教授)
安孫子誠人(マスコミ市民編集長)
桂 敬一(東京大学教授)
佐藤 毅(一橋大学教授)
塚本三夫(中央大学教授)
服部孝章(立教大学教授)
平澤正夫(ジャーナリスト)
前坂俊之(静岡県立大学教授)
松田 浩(立命館大学教授)
柳澤伸司(立命館大学助教授)
吉原 功(明治学院大学教授)
渡辺武達(同志社大学教授)
(アイウエオ順)
                      
賛 同 者             (1995年4月現在)

新井宝雄(日本ジャーナリスト同盟名誉議長)
家永三郎(東京教育大学名誉教授)
五十嵐二葉(弁護士)
池上幹徳(ジャーナリスト)
石村善治(福岡大学教授)
伊藤成彦(中央大学教授)
色川大吉(東京経済大学教授)
岡本愛彦(明星大学教授)
粕谷 進(日本大学教授)
金子 勝(立正大学教授)
川崎泰資(大谷女子短期大学教授)
北野弘久(日本大学教授)
久野 収(哲学者)
小出昭一郎(東京大学名誉教授)
斎藤茂男(ジャーナリスト)
斎藤 叫(中央大学助教授)
斎藤文男(九州大学教授)
佐高 信(評論家)
佐藤 司(神奈川大学教授) 
鈴木みどり(立命館大学教授)
杣 正夫(東京国際大学教授)
竹内希衣子(FCT市民テレビの会)
田宮 武(関西大学教授)
茶本繁正(ジャーナリスト)
千代丸健二(ジャーナリスト)
中村泰次(ジャーナリスト)
楢橋國武(出版編集者)
奈良本英佑(法政大学助教授)
野崎 茂(東京女子大学教授)
花田達朗(東京大学助教授)
樋口健二(フォト・ジャーナリスト)
日高六郎(社会学者)
本多勝一(新聞記者)
前田康博(北九州大学教授)
山内敏弘(一橋大学教授)
山川暁夫(大阪経済法科大学客員教授、評論家)
弓削 達(フェリス女学院大学学長)

http://www006.upp.so-net.ne.jp/fujisankei/yamiabaku.htm

コメント(2)

『フジサンケイ帝国の内乱─企業ジャーナリズム現場からの蜂起』

社会評論社より発行

著者は松沢弘氏(反リストラ産経労委員長、元フジサンケイグループ論説委員 )

http://www.shahyo.com/book/1447.html

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

『産経新聞』をバカにする。 更新情報

『産経新聞』をバカにする。のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。