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YouTubeでたどるコミュのとんでもない男を首相にしたものだ辺見庸

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この国にはもう抗体がなくなった。とんでもない男を首相にしたものだ。あの男の言う「切れ目のない……」というフレーズが怖い。諸君、「三矢研究」を知っているか?1963年、自衛隊統合幕僚会議が極秘におこなっていた机上作戦演習で、正式名は「昭和三十八年度総合防衛図上研究」。3本の矢どころではない。最終的に核戦争をも想定した自衛隊制服組による朝鮮有事秘密研究だった。65年、社会党の岡田春夫がこの研究の存在を国会で暴露し、大問題になった。事実上の無血クーデター下にあるげんざいでは、朝鮮有事研究どころか、第2次朝鮮戦争へのニッポン参戦体制がととのえられている。秘密保護法の煙幕のなかで、なかば公然と。あの者たちはやりたいのだ。どうしてもやりたいのだ。尻馬にのる者はいくらでもいる。さて、抗うか、抗えるか、沈黙するか、いっさいを拒むか、狂うか、佯狂者となるか、笑い死にするか、耳栓をし、アイマスクをするか、バートルビーにでもなるか。困ったもんです……ではもうすまない。くるものがきたのだ。ひたすら過去に学べ。雨中、傘をささずにカフェ・シドンへ。わたしのなかで、なにかが音たてて崩れ、潰え、そして、そのために、かえってかくじつに、なにかが生きた。そのような読書経験をなんどかした。そのうちのひとつを「1★9★3★7」第12回に書こうとおもう。マスコミの戦後70年企画は、知るかぎり、ことごとくだめだ。このクニのどうにもならない加害の歴史を、主体をはっきりとさせて、照射しないのではどうにもならない。未来はない。友人Gさんよりけふ、以下のようなメールがきた。時節がらとても重要なので、ご本人の許可なしに全文を引用する。「辺見様 ブログに触発されて言いたくなりました。〈切れ目のない安全保障…〉。何と何の切れ目がないのか?平時と戦時。ということは、論理的には平時を戦争の一形態ととらえるということだ。社会的諸活動の一切を軍事としてとらえるということだ。切れ目のない安全保障とはそういうことだ。こういう精神のありようを戦争狂war-mongerというのではないのか。狂っている。完全に狂っている。興奮し高揚している。安倍は自分のことを首相だと思っていないんじゃないのか。安倍が今日版〈大本営〉だと思っている国家安全保障会議(日本版NSC)の最高司令官閣下になりきっている。稲田、山谷、高市など愛国婦人会やほとんどの自民党の連中も気分は完全に戦時。目を血走らせ興奮している。そして、巷はさしたる陰も鬱も不安もなく、安倍たちを誘っている。スターリンに反対して反ファシズム統一戦線を呼びかけたトロツキーが直面した歴史的局面と同質の条件下にわれわれは叩き込まれている。しかも、マルクスやレーニンの権威も労働者階級の栄光もボロボロ。でも、考えようによってはそれもまたラジカルな解決への条件でもある。真理獲得の必須条件は無知の徹底であるわけだし、労働者の解放の条件は、鉄鎖のほかに失うべき何物もない喪失の徹底であったわけだから。われは無なり。されば一切たるべし。Gより。怒りをこめて……」。わたしはエベレストにのぼった。(2015/03/07)

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