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増田みず子コミュの「シングル・セル」を読みました。

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「シングル・セル」を読みました。

mixiユーザー 2006年08月09日 00:08

明らかに増田みず子氏の代表作だと思いますが、初めて読みました。
普通の書店では見つからなくて、幸運にも、BOOKOFFの一軒目で、福武書店版の文庫を見つけました。

集大成、かというと初期の作品を殆ど読んでいないのでよくわかりませんが、話がしっかりしているので、これを書いたからこそ、後の作品で、ご本人の書きたいように書けているのではないかと思いました。
やっぱり、後の作品のほうが、独特の世界観が強く出ていて、気持ち良いというか。
集大成であり、出発点、のように感じます。

コメント(4)

[1] mixiユーザー 08月09日 08:50

うろ覚えの記憶では、私は「シングル・セル」が増田みず子さんとのファーストコンタクトだったと思います。すぐに気に入って、その後は既刊を買いあさり、新刊が出れば即買いとなって現在に至ります。
「テーマも内容もほぼ同じ」という作品が多くて「また同じようなこと書いているなぁ」と思わないこともないですが、それもまた増田みず子さんの特長なのだと思って、そこを含めて作品を味わうようになりました。

[2] mixiユーザー 08月11日 00:49

＞さわべさん

確かに。同じような内容ではありますねぇ。

「シングル・セル」を読む前に「夢虫」を再読していたのですが、これなんか短編集かと思いきや、微妙にそれぞれの物語が絡み合っていて、次第にしっかりまとまってくるという。
「シングル・セル」に比べると、とても成長しているなあと、改めて時間の流れ（？）を感じてしまいました。

[3] mixiユーザー 08月11日 04:43

ニセモノペンギンさん、

「夢虫」、私も大好きです。特に最初の「花」は本当に切なくて、これだけでも何度も読み返してしまいます。

[4] mixiユーザー 08月16日 00:27

再読しました。
分離された孤細胞は、細胞壁が厚くなり窒息死してしまう例えが、その生き方の危うさを比喩していて、改めて重さを感じました。

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