決まったら開きたいですね。
小野急転！ボーフム完全移籍へ…２２日にも発表
ドイツ・ブンデスリーガ１部の古豪、ボーフムが、１月の移籍市場で浦和ＭＦ小野伸二（２８）を完全移籍で獲得するオファーを出したことが２１日に明らかになった。浦和側は移籍金などの条件面の見直しを要求し、代理人はボーフムと２２日にも最終交渉を持つことを明言。今月上旬の練習参加時は持病の左足首痛もあって、欧州復帰計画が消滅の危機に陥ったが、交渉次第でボーフム・小野が誕生する。
完全凍結したと思われた小野の欧州復帰問題が急展開を迎えた。
ボーフム側の代理人を務めるトーマス・クロート氏は２１日、本紙の取材に「今週の早い段階でボーフムと小野に関する交渉を持つ。前向きに進んでいるが、そこでイエスかノーかすべてが決まる」と説明。「交渉が決着するまではノーコメント」と語ったボーフムのシュテファン・クンツ強化部長とクロート氏が最終会談を持ち、移籍交渉を決着させるつもりだ。
一度迎えた決裂危機を乗り越えた。ボーフムは昨年末、小野サイドに移籍を前提とした練習参加の正式オファーを出した。「自分としては願ってもないチャンス」と意気込む小野も３日に緊急渡欧。４日に現地で施設を見学し、身体検査を受けた。過去２年間で遊離軟骨摘出手術を２度受けた持病の左足首痛が最大の障害だったが、「問題ない」とクラブ幹部が明言。１部残留の請負人と期待するコラー監督も練習参加を要請した。
しかし、左足首に痛みが出たため１時間で切り上げた。「技術が高いので、ぜひ獲得したい」と指揮官は高く評価したが、古傷の影響で交渉は一時凍結となった。
だが、足首の状況を再び確認したボーフムが、１４日に代理人を通じて浦和に完全移籍のオファーを出していたことが判明。小野も沖縄旅行に出発した直後の１５日に急いで帰京したが、提示された移籍金などの条件内容が問題となった。「その条件では物足りなかったので、ボーフム側には見直すように求めた。伸二が本来の輝きを取り戻すために、環境を変えることも必要かも知れない」と浦和幹部は説明した。
小野側も、ボーフム側と年俸、期間を含めた契約条件を詰めている。小野と契約する秋山祐輔代理人も「確かに今交渉は大詰めの段階です」と認めた。４年半ぶりに復帰した浦和では、負傷の連続に苦しんだ。目指すは天才復活。２年ぶりの欧州復帰の瞬間が目前に迫った。
◆ボーフム １８４８年、ドイツのボーフムに創設されたスポーツクラブに、１９３８年からサッカーのチームがスタート。過去、１部リーグの優勝なし。今季は１７試合を消化した時点で５勝４分け８敗（勝ち点１９）で１３位。本拠地はレビアパワーズ・シュタディオン（３万１３２８人収容）。スイス人のマルセル・コラー監督（４７）。過去６シーズンの内、２部で２季戦い、１部復帰した昨季は８位。
◆小野 伸二（おの・しんじ）１９７９年９月２７日、静岡・沼津市生まれ。２８歳。今沢中から清水商を経て９８年、浦和入り。Ｊリーグデビューは同年３月２１日の市原戦。同２５日の横浜Ｆ戦でＪ初ゴール。同年のフランスＷ杯日本代表に選ばれた。０１年８月からオランダ１部フェイエノールトで活躍し、０１〜０２年ＵＥＦＡ杯優勝に貢献。０６年１月に浦和復帰。日本代表通算５５試合出場、６得点。１７５センチ、７４キロ。家族は千恵子夫人と２女。
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（2008年1月22日10時55分 スポーツ報知）
小野急転！ボーフム完全移籍へ…２２日にも発表
ドイツ・ブンデスリーガ１部の古豪、ボーフムが、１月の移籍市場で浦和ＭＦ小野伸二（２８）を完全移籍で獲得するオファーを出したことが２１日に明らかになった。浦和側は移籍金などの条件面の見直しを要求し、代理人はボーフムと２２日にも最終交渉を持つことを明言。今月上旬の練習参加時は持病の左足首痛もあって、欧州復帰計画が消滅の危機に陥ったが、交渉次第でボーフム・小野が誕生する。
完全凍結したと思われた小野の欧州復帰問題が急展開を迎えた。
ボーフム側の代理人を務めるトーマス・クロート氏は２１日、本紙の取材に「今週の早い段階でボーフムと小野に関する交渉を持つ。前向きに進んでいるが、そこでイエスかノーかすべてが決まる」と説明。「交渉が決着するまではノーコメント」と語ったボーフムのシュテファン・クンツ強化部長とクロート氏が最終会談を持ち、移籍交渉を決着させるつもりだ。
一度迎えた決裂危機を乗り越えた。ボーフムは昨年末、小野サイドに移籍を前提とした練習参加の正式オファーを出した。「自分としては願ってもないチャンス」と意気込む小野も３日に緊急渡欧。４日に現地で施設を見学し、身体検査を受けた。過去２年間で遊離軟骨摘出手術を２度受けた持病の左足首痛が最大の障害だったが、「問題ない」とクラブ幹部が明言。１部残留の請負人と期待するコラー監督も練習参加を要請した。
しかし、左足首に痛みが出たため１時間で切り上げた。「技術が高いので、ぜひ獲得したい」と指揮官は高く評価したが、古傷の影響で交渉は一時凍結となった。
だが、足首の状況を再び確認したボーフムが、１４日に代理人を通じて浦和に完全移籍のオファーを出していたことが判明。小野も沖縄旅行に出発した直後の１５日に急いで帰京したが、提示された移籍金などの条件内容が問題となった。「その条件では物足りなかったので、ボーフム側には見直すように求めた。伸二が本来の輝きを取り戻すために、環境を変えることも必要かも知れない」と浦和幹部は説明した。
小野側も、ボーフム側と年俸、期間を含めた契約条件を詰めている。小野と契約する秋山祐輔代理人も「確かに今交渉は大詰めの段階です」と認めた。４年半ぶりに復帰した浦和では、負傷の連続に苦しんだ。目指すは天才復活。２年ぶりの欧州復帰の瞬間が目前に迫った。
◆ボーフム １８４８年、ドイツのボーフムに創設されたスポーツクラブに、１９３８年からサッカーのチームがスタート。過去、１部リーグの優勝なし。今季は１７試合を消化した時点で５勝４分け８敗（勝ち点１９）で１３位。本拠地はレビアパワーズ・シュタディオン（３万１３２８人収容）。スイス人のマルセル・コラー監督（４７）。過去６シーズンの内、２部で２季戦い、１部復帰した昨季は８位。
◆小野 伸二（おの・しんじ）１９７９年９月２７日、静岡・沼津市生まれ。２８歳。今沢中から清水商を経て９８年、浦和入り。Ｊリーグデビューは同年３月２１日の市原戦。同２５日の横浜Ｆ戦でＪ初ゴール。同年のフランスＷ杯日本代表に選ばれた。０１年８月からオランダ１部フェイエノールトで活躍し、０１〜０２年ＵＥＦＡ杯優勝に貢献。０６年１月に浦和復帰。日本代表通算５５試合出場、６得点。１７５センチ、７４キロ。家族は千恵子夫人と２女。
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（2008年1月22日10時55分 スポーツ報知）
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