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PLANET Masters Collectionコミュの“ 大工原正樹特集上映 エロチックコメディからサイコサスペンスまで。 ”のお知らせ

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昨春、満員御礼・大好評でございました「DIRECTOR:TAKUAKI TSUNEMOTO 常本琢招監督特集」を「PLANET+1」と共催致しました、シネクラブ「映画侠区」の代表者、戸田光啓と申します。平素は各イベントにおきまして、大変、お世話になり、真にありがとうございます。皆様のお手元にチラシはございますでしょうか?この度、「常本琢招監督特集」の続編と位置付けることが出来ます、「大工原正樹監督特集上映 エロチックコメディからサイコサスペンスまで。」を企画致しましたので、お知らせ申し上げます。

大工原正樹監督は、「シネ・ドライヴ2010」で大変な実力の持ち主である女優、長宗我部陽子さんが本当に溜め息が出るほど美しくて、彼女の代表作の一本!と言いたい様な『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』という最新作が上映されたばかりの監督ですが(4月3日の「シネ・ヌーヴォX」は満席立ち見状態でした!!!)、現在、「映画美学校」の演出・脚本部門の講師であります。1989年のピンク映画『六本木隷嬢クラブ』から監督としてのキャリアをスタートさせた大工原監督は、90年代を“Vオリジナル=シネマ”の職人的な監督として駆け抜けました。黒沢清監督のファンの方はよくご存知かと思いますが、1990年代を、劇場公開映画を撮る機会が訪れないために、“Vオリジナル=シネマ”というスクリーンにかけられない映画を撮って過ごした監督がたくさん居るのですが、常本琢招監督や、今回特集の大工原正樹監督は、その分野において最高の腕前を持った監督であると断言することが出来ます。しかしながら我が国の映画史を、例によって我が国自体が未だ発掘出来ていないというよくある事情によって、こうした監督等の正当な評価はまだ成されていないというような現状がございます。そうした次第でどうか、皆様のお手によって、今から新しい映画史を書いて頂きたいのです。この特集は、そのような意図を持って、企画されています。

そしてもう一点の特徴としまして、A・B・D・Eの各プログラムにはメインの大工原監督の長編作品に、常本琢招、井川耕一郎、にいやなおゆきという3名の映画製作者の短編作品が同時上映となっておりますが、まさに娯楽映画であります大工原監督の特集ということで、かつてのプログラム・ピクチャー的なA級とB級の組み合わせをしているのだとご理解頂きたいのですけれども、この御三方に作品提供をお願いしましたのは、1962年生まれの大工原監督の彼らが“同級生”だという事情からのことです。別々の地方で生まれ育った彼らは、映画を志して上京し、そしてそこで出会い、シンクロニシティー的な、特別なるシンパシーを感じて、互いに高め合って来たのです。映画史にはこのようなシンクロニシティー的なる出会いとしか思われないことがよくありますし、本特集が応援し、また深い関係にあります、にいやなおゆき氏等による「傑・力・珍・怪映画祭 in 大阪」もそうしたものですが、このような「出会い」という要素によって映画史を見詰めるというのも、非常に面白いことであると思われます。そうした次第で、今度は皆様が彼らの作品にお出会いになり、新しい映画史を構成する一員になって頂きたいと、願うものであります。では、本当にたくさんの方のお越しを願いまして、作品解説に移りましょう。お待ち申し上げております。



■大工原正樹特集上映 エロチックコメディからサイコサスペンスまで。■


7・17(SAT)


●プログラムA(計92分)13:00〜

『アナボウ』 ※新作
2010/HD(予定)/10分(予定)
監督:常本琢招 
解説:大工原正樹監督と同い年の常本琢招監督の最新作で(撮影快調?!)今回が初上映となる。アナボウ部員女子高生達の輝ける青春?!脚本は『クヒオ大佐』の香川まさひと。

『マネキン』
制作年不明/βカム→VHS/4分
監督:大工原正樹
解説:カラオケ用に制作されたもので、マネキンを巡る倒錯的ドラマ。

『探偵の恥辱』
1996/βカム→VHS/78分
監督:大工原正樹
解説:趣味でもあるのぞき屋の手口を活かして私立探偵を開業している青井の元に、ある日、少年が仕事の依頼にやって来る。マンションの屋上で隠して飼っていた子犬が殺された。犯人は自分のピアノの先生の叔父だという。先生にも危機が迫っているから助けてくれというのだ。脚本の井川耕一郎が本格的にハードボイルドに取り組んだ傑作。ハードボイルドとは、受け取る報酬以上の仕事をしてしまうというドラマのことだ(井川耕一郎)。



●プログラムB(計93分)15:00〜

『牛乳屋フランケン』
2002/8mm→DV/16分
製作:にいやなおゆきと仲間達
解説:映画美学校の公開講座『三日で撮れる?!即席映画大会!!』の実践編として製作された作品で井手豊らの才能が、すべてをその場で決めて制作されていったもの。にいやなおゆき関連作品に共通した祝祭感覚は、制作スタイル自体がお祭りであることに由来する!

『美雪の災難』
1998/βカム→VHS/77分
監督:大工原正樹
解説:看護師の美雪は渡米が決まっている優秀な商社マンの幸一との結婚を控えていた。そんなある日、電車内で痴漢に遭遇する。そして数日後、急患で病院に担ぎこまれて来た男は何とあの痴漢だったことから、美雪の周囲はどんどん騒がしくなって行く。初めて実際に痴漢をした体験を書こうとする、売れない!冴えない!!使えない!!!中年風俗小説家を、どういうわけか青春真っ只中の人物のように描いた、祝祭的な痴漢モノの快作。



●プログラムC(計93分)17:00〜

『赤猫』
2004/DV/42分
監督:大工原正樹
出演:森田亜紀、李鐘浩、藤崎ルキノ
解説:映画美学校の第6期高等科生と組んで制作された井川耕一郎脚本による妻が得体の知れない人物へと変貌していく傑作サスペンス。今や大工原映画の顔とも言うべき森田亜紀が素晴らしい。内村の出張中、妻の千里は風呂の電球を替えようとしてイスから落ち、流産してしまう。退院後の千里は窓から遠くを見つめてばかりだったが、ある夜、流産するまでに起きた奇妙な出来事を語り出す。きっかけは夫が浮気しているという噂だった。

『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』
2010/HD/49分
監督:大工原正樹
出演:長宗我部陽子、岡部尚、森田亜紀
解説:『赤猫』と同じ井川脚本による大工原監督作品で、映画美学校の第11期高等科生と組んで制作された。「シネ・ドライヴ2010」上映後、再編集されている。蠱(こ)とは古代中国の呪術である。母の葬式を終え、かつて暮らした町をぶらりと訪れた妙子と治は、次第に心に巣食うバケモノ「あいつ」の幻に襲われ始める。あまりにもひと気がない木更津の街のロケーション撮影は、現代日本映画にとって、貴重な“何か”であるだろう。

※上映後、大工原正樹監督らによるトークショーがございます。




7・18(SUN)


●プログラムD(計89分)13:00〜

『納涼アニメ電球烏賊祭』
1993/8mm→DV/6分
作:にいやなおゆき
解説:大工原正樹監督と同い年の新谷尚之の初期の傑作アニメーション映画。「傑・力・珍・怪映画祭」作品『灰土警部の事件簿 人喰山』にまで流れていく祝祭感覚は、すでに留まることなく発揮されている。

『ガスマスク』
制作年不明/βカム→VHS/3分
監督:大工原正樹
解説:カラオケ用に制作されたもので、ガスマスクを付けた暴漢に白いギターで立ち向かう男の活劇!

『寒い国から新谷尚之』
2007/DV/7分
監督:大工原正樹
解説:重要情報を入手したニコライは、敵に監視されており身動きが出来ない。彼は致し方なく仲間らに、ジェスチャーによって情報を伝えようとする。新谷尚之、井川耕一郎、万田邦敏ら、大工原正樹監督の盟友達が出演して大騒ぎした“楽しみ”だけがある映画。

『奴らを天国へ』
1996/βカム→VHS/74分
監督:大工原正樹
解説:ファッションヘルス嬢のチャコは客の雑誌編集者の提案でヘルス嬢の日常を漫画化することになり、サービスを提供しながらも漫画を描く時間を確保するために宣伝を目論む店側の配慮で、業界初の在宅ヘルス嬢となる。どのようなジャンルの作品も、あまりにも上品に仕上げてしまう大工原正樹監督の真骨頂と言える傑作エロチックコメディで、三人の魅力的なヘルス嬢が背負う哀しみすら、上品な笑いに包んでしまっている。



●プログラムE(計94分)15:00〜

『またがれる』
2008/DV/20分
監督:井川耕一郎
解説:90年代以降の日本映画における最も重要な脚本家の一人で大工原正樹監督と同い年の井川耕一郎が映画美学校の第12期生達と制作した実習作品。小説家志望のダメ男と、そんな男に惚れてしまったダメ女の物語。21世紀版『夫婦善哉』か、『愛妻物語』か。

『下宿へ行こう!』
1995/βカム→VHS/74分
監督:大工原正樹
解説:若くして未亡人となった千春は、二人で下宿を経営するという夫との約束を果そうと「ドレミファ荘」の管理人となる。そして下宿先を探していた予備校生の慎吾は、千春の美貌に焦がれて「ドレミファ荘」入りを決めるのだが、そこにはあまりにも奇妙な住人しか居なかった。山本晋也監督による定番のピンク映画『未亡人下宿』のリメイクとされるが、大工原監督らしい上品な爽やかさはピンク映画版『めぞん一刻』といった青春映画の趣。



●プログラムC(計93分)17:00〜

※この日も上映後に大工原正樹監督らによるトークショーがあります。
特別ゲストに高橋洋さんをお迎え致します。


PLANET Studyo Plus One にて開催
http://www.planetplusone.com/

一般:1,200円
会員/学生:1,000円  会員/学生三回券:2,500円


・プロジェクトINAZUMA BLOG↓
http://d.hatena.ne.jp/inazuma2006/20100702/p1

・『赤猫』主演女優 森田亜紀さんのblog↓
http://ameblo.jp/aki-morita/entry-10583584464.html





■シンパシー企画■


●傑・力・珍・怪映画祭 in 大阪

7・17(SAT)〜23(FRI)連日20:00〜
PLANET Studyo Plus One にて開催

・「傑・力・珍・怪映画祭公式」HP
  http://ketsuriki.com/

・「傑・力・珍・怪映画祭」mixiコミュニティ
  http://mixi.jp/view_community.pl?id=4212498

・「にいやなおゆき」mixiコミュニティ
  http://mixi.jp/view_community.pl?id=4212506


一般:1,000円
会員/学生:800円  会員/学生三回券:2,000円





●高橋洋 かく語りき 真夏の恐怖・映画談義

7・17(SAT)開場13:00 開演13:30
淀屋橋・芝川ビルにて開催(http://shibakawa-bld.net/
当日券:2,000円 前売り券:1,800円
前売り券取り扱い所:シネ・ヌーヴォ テアトル梅田 シネ・リーブル梅田 
          京都シネマ 新京極シネラリーベ
企画:DOOM!
詳細はこちら→http://doom-insight.net/works/katariki.html






本特集企画者:戸田光啓・映画侠区
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1524899062&owner_id=10566608

写真のポスターのデザイン:新谷尚之氏

コメント(2)

ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。シンパシー企画の「傑・力・珍・怪映画祭 in 大阪」も昨夜無事終了致しましたので、改めまして、御礼申し上げます。

東京でも行われていない形で二つの企画をドッキングさせ、しかも幸運なことに、大阪市内で高橋洋さんもイベントをなさっていらしたということで、まるで一つの映画祭が行われているような状態を作り出すことに成功したのですが、本当にそれが「映画祭=お祭り」に相応しいものになるためには、“踊る阿呆に見る阿呆・・・・・”とか申しますが、見たり、踊ったり、飲んだり、食べたり、そういうお祭り参加者の皆様がお祭りに乗って下さることが絶対的に重要な点でした。そういう点から、これほど成功した上映イベントも最近、あまりないような気が致します。企画者自ら申し上げるようなことではございませんが、本心はそのように思っておりますので、反省などを申し述べるのではなく、ただ「楽しかった、ありがとうございます」と申し上げたいと思います。

なお応援参加作品と言えます常本琢招監督の『アナボウ』という作品は、この企画のために撮影されたものでしたが、どうやらシリーズ化されそうな雰囲気が漂っています。シリーズ化されますと、『アナボウ』は恐らく伝説の自主映画シリーズになりますでしょう。すでに噂が噂を呼んでおります。そのような嬉しいお釣りが出来ましたこともご報告致しまして、閉めの言葉と致します。

この度はご来場、ありがとうございました。


「大工原正樹監督特集」企画者:戸田光啓・映画侠区
「アナボウ」監督の常本です。戸田さん、本当にお疲れ様でした。また、昨年に続き、ありがとうございました。

今年も大阪の皆様に温かく迎えてくださり、本当に幸せ者だと感じております。これは、大工原もそうだと思います。

監督が作品を作ることで年を重ねていくように、戸田さんも今後ともお祭りを“どこかで”続けていかれることを心より希望しますし、そのお祭りにいつかまた参加できることを楽しみにしております。

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