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PLANET Masters Collectionコミュのダグラス・サーク第2弾 ちょっと変更あります!

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今日の1回目「風と共に散る」は字幕が間に合いませんです!

その替わり9(祝)からもう一度上映追加します。明日は大丈夫! 

つまり9日に全4作見れますよ!



10/7(土)・8(日) ・9(祝)《ハリウッド50年代/ Hollywood 50s》
 ダグラス・サークとメロドラマの世界-2
「翼に賭ける命」The Tarnished Angels 1957/U.S.A./91min
原作●ウィリアム・フォークナー
出演●ロック・ハドソン、ロバート・スタック、ドロシー・マローン、
「明日は必ず来る」There's Always Tomorrow 1955/U.S.A./84min
出演●バーバラ・スタンウィック、フレッド・マクマレー
「風と共に散る」Written on the Wind 1956/U.S.A./96min
出演●ロック・ハドソン、ローレン・バコール、ロバート・スタック、ドロシー・マローン
「自由の旋風」Captain Lightfoot 1955/U.S.A/91min
出演●ロック・ハドソン、バーバラ・ラッシュ
10/7(土)  3:00〜風と共に散る(字幕無) 5:00〜自由の旋風 7:00〜翼に賭ける命
10/8(日)  3:00〜翼に賭ける命 5:00〜明日は必ずある 7:00〜風と共に散る
10/9(祝) 1:00〜風と共に散る 3:00〜明日は必ずある 5:00〜翼に賭ける命 7:00〜自由の旋風
 一般●¥1200 会員/学生●¥1000 会員/学生4プロ●¥3000
※ 「翼に賭ける命」、「風と共に散る」「明日は必ず来る」は字幕付


Vol.7:ダグラス・サークとメロドラマの世界-2
 Douglas Sirk 1897〜1987
★1897年ハンブルグで生まれたデトルフ・ジールクはハンブルグ大学、ミュンヘン大学在学中より演劇に興味を持ち、俳優、プロデューサーを務め演劇人として成功する。34年絶世期のウーファ社に招かれて入社、当時ウーファではラングら有能な監督たちが亡命したために才能ある監督がいなくなっていたのと、トーキー化によって演劇人が映画界に招かれたことが大きな要因であった。ジールクの別れた妻はナチの党員になっており、ジールクはユダヤ系の女生と再婚していたため息子を引き取った妻は父親と会わせようとしなかったため、俳優となった息子とジールクは会うことが出来ず映画の中で息子を見るしかなかったという。ジールクは脚本家から34年には監督になり『第九交響楽』が大ヒット。'37年の『世界の果てに』『南の誘惑』はウーファの女優ツァラ・レアンダーを主演作。ヒトラーやナチの連中にも気に入られナチ政権下の人気監督になりつつあった。しかしナチスに嫌気がさしたジールクは妻とともにイタリア経由でアメリカに亡命。スイス、フランスでも監督するがワーナーの『世界の果てに』リメイク要請でハリウッドに渡った。そこで名前をダグラス・サークとして生まれもデンマークとした。しかし企画は実現せず、結局地方で養鶏場を経営したりもするが、42年にはコロンビア脚本家となる。しかし監督は出来ないまま結局MGMで'43年に反ナチ映画『ヒトラーの狂人』を撮り認められる。イギリス人俳優のジョージ・サンダースと仲良くなり、サンダース主演で44年『夏の嵐』、『パリのスキャンダル』『誘拐魔』を撮った。コロンビアでも監督をするが B級作品ばかりだった。ようやくA級作品が撮れる条件で'50年からユニヴァーサルと契約。専属となって製作者ロス・ハンターやアルバート・ザグスミスと組み、『心のともしび』'54、『風と共に散る』'56、『大空の凱歌』'56、『翼に賭ける命』'58など、主にロック・ハドソン主演でメロドラマを連作したが59年の『悲しみは空の彼方に』を最後に'60年にはスイスに渡って引退生活を送った。その後'70年代に再評価されダニエル・シュミットやファスビンダーにとっての心の師となったが1987に死亡。2006年1月にジョン・ハリディのよるサークのインタビュー「サーク・オン・サーク」が翻訳出版された。

「自由の旗風」Captain Lightfoot 1955/U.S.A/91min シネマスコープ(上映トリミング版)
  ユニヴァーサル作品 製作●ロス・ハンター 監督●ダグラス・サーク  脚本●W・R・バーネット、オスカー・ブロドニー
 撮影●アーヴィング・グラスバーグ  美術●アレクサンダー・ゴリッツェン、エリック・オルボム
 音楽●ジョセフ・ガーシェンソン 録音●レスリー・I・カレー、グレン・アンダーソン
 出演●ロック・ハドソン(マイケル・マーティン=キャプテン・ライトフット) 、
バーバラ・ラッシュ(アガ・ドハティ)、ジェフ・モロー(ジョン・ドハティ=キャプテン・サンダーボルト)、
フィンレイ・カリー(マハニー)、キャサリン・ライアン(アン・ムーア)、デニス・オディア(レジス)
ジェフリー・ソーン(キャプテン・フッド)、シェイ・オーゴマン(ティム・キーナン)、ロバート・ベマル(クラゲット)、
ナイジェル・フィッツゲラルド(サー/ジョージ・ブランシー)、クリストファー・キャッソン(コロンメル卿)、
ジェームス・デブリン(オブライアン)、ケネス・マクドナルド(スチュアート)
■19世紀、イギリスの支配からアイルランドを守るべく戦う志士たちを描いた西洋剣劇(スワッシュバックラー)映画。盗人だった青年ハドソンが、志士たちの頭キャプテン・サンダーボルトに見込まれて次第に自由への闘志を燃やして行く。「わが望みのすべて」「心のともしび」とロス・ハンターと組んでメロドラマを成功させたが、一方でハンターとは西部劇「アパッチの怒り」も作っており、サークの西部劇好きを自認しておりそのか間「異教徒の旗印」を監督している。これはその「異教徒の旗印」に続く作品でロック・ハドソンはコメディタッチのスワッシュバックラーものに挑戦した。脚本は犯罪小説や犯罪映画の脚本で知られラオール・ウォルシュの「ハイ・シェラ」やジョン・ヒューストンの「アスファルト・ジャングル」W・R・バーネットと「異教徒の旗印」に続いてオスカー・ブロドニーが担当。共演のバーバラ・ラッシュはサークのハリウッド時代初期にも使っているが、ユニヴァーサルでは、「心のともしび」「アパッチの怒り」に続いての出演となった。この後ニコラス・レイの「ビッガー・ザン・ライフ(黒い報酬)」ではジェームス・メイスンの妻を演じているが50年代に期待された新人女優であった。そしてジェフ・モローも「異教徒の旗印」に続いての出演となった。

「自由の旗風」STORY 1916年のアイルランドでは地下組織の独立運動が盛んに行われていた。バリモアの青年マイケル(ロック・ハドソン)も結社員の1人で、ある日イギリス人地主の執事を襲って有り金を奪い、本部に運動資金として差し出したが、指導者レジスから盗んだ金は使えぬと断わられ、また彼の犯行が当局に知れて追われる身となった。ダブリンへ向けて逃げる途中、稲妻隊長の異名を持つ独立運動の闘士ジョン・ドハティに拾われ、彼の補佐役を頼まれた。その夜、ドハティはマイケルを連れ、彼の秘密本部で愛人アン・モアに経営させている賭博場へ行った。マイケルはここでドハティの娘アガ(バーバラ・ラッシュ)と踊った。そのとき突然兵隊が賭博場を襲い、ドハティは逃げたが、マイケルは捕えられた。だがドハティの尽力で釈放され、2人は兵を動かした張本人のジョージ卿を襲って射殺した。そのさい左腕に傷を負ったドハティはジプシーの群の中にかくれ、一切をマイケルに任せた。ジプシーの使いがマイケルの許へ来たことから父の居所を知ったアガは、翌日スパイに尾行されてるとは知らず父を訪ね、そのためドハティは捕まってダブリン城の牢に入れられた。マイケルが修道僧に変装して彼を救いに行ったとき、ドハティはすでに脱獄したあとで、却って彼自身が捕えられバリモアの牢に送られた。レジスは獄卒になりすまし、隙を見てマイケルと共に脱獄し、ボートで河を渡ろうとした。追って来た兵たちと救出に来たドハティらは河を挟んで応戦したが、その間にボートが転ぷくして2人は行方不明になった。死んだと思って父の胸に泣きくずれるアガの前に、意外元気なマイケルが現れた。やがてドハティは傷の治療に行くことになり、アガの身をマイケルに托した。2人は抱き合いながら、出て行くドハティの舟を見送るのだった。
「明日は必ず来る」There's Always Tomorrow 1955/U.S.A./84min
 ユニヴァーサル作品 1955/白黒/スタンダード 製作●ロス・ハンター (日本語字幕付/デジタル投影)
 監督●ダグラス・サーク 脚本●バーナード・C・シェーンフェルド(アーシュラ・パロットの物語による)
 撮影●ラッセル・メティ 編集●ウィリアム・モーガン 音楽●ハーマン・スタイン、ハインツ・レームヘルト
 音楽監修●ジョーゼフ・ガーシェンソン 衣装●ジェイ・A・モーリーJr 
 出演●バーバラ・スタンウィック(ノーマ・ミラー)、フレッド・マクマレー(クリフォード・グローヴス)、
ジョーン・ベネット(マリオン・グローヴス)、ウィリアム・レイノルズ(ヴィニ−・グローヴス)、 パット・クローリー(アン)、ジジ・ぺロー(エレン・グローヴス)、
ジェーン・ダーウェル(ミセス・ロジャース)、レイス・ジェントリー(ボブ)、
マーナ・ハンセン(ルース)、ジュディ・ヌージェント(フランキー・グローヴス)、
ポール・スミス(ベルボーイ)
■「わが望みのすべて」と同じく再びロス・ハンター製作バーバラ・スタンウィック主演で再び挑戦した。共演はフレッド・マクマレー。スタンウィックとマクマレーは1944年にビリー・ワイルダーのフィルムノワール「深夜の告白」で知られる。撮影はサークとの名コンビのメティ、ラストの雨のシーンでのガラスを流れる水滴の反射は見事。日本では未公開であり「いつも明日はある」「明日は必ずある」などの題名とされている。主題歌は”ブルー・ムーン”を変奏。そして30年代から活躍し、ラングの「飾窓の女」「扉の影の秘密」など40年代のフィルムノワールのスターとなったジョーン・ベネット、そしてフォードの「怒りの葡萄」などで知られる名優ジェーン・ダーウェルも出演。題材としても「わが望みのすべて」に似ており、マクマレーは玩具会社の社長でスタンウィックは都会から帰ってきたマクマレーの昔の友人。ダニエル・シュミットがサークについて撮ったドキュメンタリー「人生の幻影」ではこの作品のラストシーンが大きなモチーフとして登場し、ラストシーンの玩具の象徴的な使い方とともに「メロドラマ」が分析された。

「風と共に散る」Written on the Wind 1956/U.S.A./96min/テクニカラー
 シネマスコープ(上映トリミング版)   (日本語字幕付/デジタル投影)
 製作●ユニヴァーサル 制作●アルバート・ザグスミス 監督●ダグラス・サーク 
 脚本●ロバート・ワイルダー(原作)、ジョージ・ザッカーマン
 撮影●ラッセル・メティ 音楽●フランク・スキナー、ヴィクター・ヤング
 衣装デザイン●ジェイ・A・モーレイJr.  ビル・トーマス
 編集●ラッセル・F・ショーエンガース 録音●レスリー・I・カーニー
 主演●ローレン・バコール(ルーシー・ムーア・ハードレー)、
ロック・ハドソン(ミッチ・ウェイン)、
ロバート・スタック(カイル・ハードレー)、
ドロシー・マローン(マリーリー・ハードレー)、
ロバート・キース(ジャスパー・ハードレー)、
グラント・ウィリアムス(ビフ・ミレイ)
■石油富豪の一家に巻き起こる激しい四角関係を描いた代表作で、「悲しみは空の彼方に」とともによく知られたサーク作品。プロデューサーはロス・ハンターとともにサーク作品を数多く製作したアルバート・ザグスミス。ザグスミスはこの時期野心的な作品が多くオーソン・ウェルズの「黒い罠」もプロデュースする。後にペイトンプレス物語」や「ダラス」などアメリカのテレビドラマやソープオペラとも呼ばれるテレビメロドラマの原型を作り上げたとも言える。実際「ペイトンプレイス物語」の主演はドロシー・マローンであった。ごく最近『フランスの女』というエマニエル・ベアール主演のフランスのメロドラマにも同じサークの『大空の凱歌』とともに本作からの引用シーンがありマローンがレコードを聞きながら踊り狂うシーンが踊り狂うベアールとともに画面に現れる。

「翼に賭ける命」The Tarnished Angels 1957/U.S.A./91min
 ユニヴァーサル作品 1957年/白黒/シネマスコープ(上映トリミング版)  製作●アルバート・ザグスミス
 監督●ダグラス・サーク 脚本●ジョージ・ザッカーマン
 原作●ウィリアム・フォークナー、小説「Pylon(飛行標塔)」より
 撮影●アーヴィング・グラスバーグ
 音楽●フランク・スキナー、ヘンリー・マンシーニ、ハーマン・ステイン
 音楽指揮●ジョセフ・ガーシェンソン 衣装デザイン●ビル・トーマス
 編集●ラッセル・F・ソショーンガース
 出演●ロック・ハドソン(バーク・デヴリン) 、
ロバート・スタック(ロジャー・シューマン)、
ドロシー・マローン( ラヴァーン・シューマン)、
ジャック・カーソン(ジグス)、
トロイ・ドナヒュー(フランク・バーナム)、
スティーヴ・ドレクセル(若い男)、
ステファン・エリス(メカニック)、
フィル・ハーヴェイ(電信局員) 、
ユージーヌ・ボーデン(クロード・モレ)
アレクサンダー・ロックウッド(サム・ヘイグッド)、
ロバート・ミドルトン(マット・オード) 、
クリス・オルセン(ジャック・シューマン)、アラン・リード
■フォークナーの原作「パイロン(標識塔)」をダグラス・サークが演出したサーク念願の作品。サークとしてはドイツのウーファ社の時代から映画化を希望していたがフォークナーはハワード・ホークスらとのつき合いが深く、他の作品クーパーはやボギーといった男臭いスター、監督での映画化が多い中甘いロック・ハドソン主演でサーク演出は少しばかり奇妙な印象を受けるが主演女優のドロシー・マローンはホークスの『三つ数えろ』でデビューし、その後ユニヴァーサルに移った女優である。そして主演の3人は前年の56年に『風と共に散る』で共演ずみである。そしてサーク最後の白黒作品となった。



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