脳動静脈奇形コミュの①脳動静脈奇形。共通の事柄で共に考え共有頂ける方宜しくお願いします。

私は28年間健康に過ごしてきたつもりでした。ある時までは。

8月のある日いつものように、会社から車で帰宅する際にそれは起きました。運転している際に今まで経験したことのない頭の違和感、例えるならば頭の中がホワーンポワーンとして、ずっとボーッとした感覚。ん、何かおかしいぞと、ハンドルを力強く握りなおした感覚を覚えた。

それから数分後、駆け込みでコンビニの駐車スペースに車を駐めた。

気がつけばコンビニのトイレの洗面所鏡の前に映る自分が見えた。え？カッターシャツには血がついている。口からだ...何故。頭の中はぼーっとしている。コンビニの店員にトイレを借り、お礼を発した記憶がある。店外へ出て夜道へと彷徨う。はて？オレコンビニには車できたよな...自分の車か、はたまた会社の車なのか？？認識ができてない自分に失笑しながら夜道を歩く。このコンビニにでもない、あのコンビニにでもない...カッターシャツを見て、とりあえず帰路の途中なんだろーとは認識していた。結局3.4キロは歩いたのかな。ふと、自宅近くの見覚えのある風景に目が覚めた。車は見つからないが仕方ない..自宅に帰ってみようと。

自宅アパートにたどり着くやパトカーの赤い光が目に飛び込んできた。

あのぉっ、私にご用ですよね？と。どうやら、コンビニの店員さんが敷地内に駐車していた私の車を不審車両と察知して警察へ通報したようだ。

妻が動揺しなから警察4人程に囲まれながら事情聴衆を受けていた。夫の声です...と。

すみませーん、車駐めた場所が分からなくなってしまって...あ、ありましたか。本当よかったぁ。ご迷惑かけます...

それから、警察と一緒に駐車したであろうコンビニの敷地内へと行った。あった。只々すみません。

警察のかたも明日にでも１度病院へ行った方がよいですね...と。妻と警察のかたを外で見送りやっと我が家へ。私は、頭の裏が痛いことと、意識が薄れていた事を妻に伝えた。妻は当然心配して相談の結果救急車を呼んだ。カッターシャツについた血はもちろん、自分の歯で舌を噛んだものだ。若干まだボーッとしたまま人生はじめての救急車にて救急病院へと運ばれた。