■疑問1
たしかに、take credit for で take する人は、そうする資格がない(=deserve しない)人である場合が多いでしょう。しかし、「必ず」常にそうとまで言えるかどうか?
■疑問2
かりに手柄を認めてもらいたがっている人がいるとして、それを take credit for というフレーズで表現するとした場合。その手柄が評価に値するかどうか(=deserve するかどうか)を判断するのは、話者でしょうか? それとも認めてもらいたがっている当人(=taker)でしょうか? あるいはさらに、話者でも taker でもない第三者でしょうか?(14. tomoki y. のヨーコ・オノは、この第三者に該当するでしょう) 第三者の見解が take credit for というフレーズの使用の可否について影響をおよぼすとは考えにくいような気がします。
上記2つの理由を抱く理由は、14. tomoki y. のマッカートニー vs オノの例とは異なり、自分の業績とすることに対して、その資格を疑う(=deserve しないと主張する)明白な特定の他者の存在が見あたらない、次のような例もあるからです。
例1
Obama Fighting to Take Rightful Credit for Job Creation
[拙訳]オバマ、雇用創出は自政権の正当な功績との評価を求め奮闘中
[X訳]オバマ、雇用創出を自政権の正当な手柄として横取りしようと奮闘中
出典: Daily Kos http://bit.ly/qN9QRm
例2
The French take justifiable credit for using the 2003 Evian G8 summit to invite "emerging powers" like China and India to the G8 for a dialogue rather than to deliver homilies.
[拙訳]フランスは、2003年エヴィアンG8サミットに中国、インドなどの「新興大国」を招待し、これらの国々を説教を垂れる相手としてでなく、対話の相手として遇したことにつき、正当な評価を受けている。
[X訳]フランスは、2003年エヴィアンG8サミットに中国、インドなどの「新興大国」を招待し、これらの国々を説教を垂れる相手としてでなく、対話の相手として遇したことにつき、正当な手柄を横取りした。
出典: Rediff.com Business http://bit.ly/KpZNg5
要するに、take credit for は、一方ではたしかに「意図的に盗んだ」「故意・悪意のある」「手柄の横取り」を表現しうるし、げんにそうである場合が多いけれども、他方では正当な・善意の・功績の帰属を描写するのに用いるのも可能ではないか? というのが、わたしの疑問点です。
How long did it take you to come up with those? lol
You might think about how these two sound different;
to be given credit for
to take credit for
and I see why "take credit for" is used in your example sentences.
I hope you see that, too.
Even if not, don't ask me why because I have a lot other fish to fry.
Have a good one.
14. tomoki y. でオノ・ヨーコが「イエスタディ」のクレジットをポール・マッカートニーに認めさせようとしなかったという場合の〈クレジット〉とはもちろん――この曲の作詞作曲が(従来そう表示されてきたような)ジョンとポールの合作ではなくて、ポール単独によるものであることを認め、「レノン&マッカートニー」の連名ではなく、ポールの名だけをレコードのジャケットその他に表示すること――を指します。
お返事ありがとうございます。22. tomoki y. の二つの用例を見つけるのは各3分ぐらい、コメントを書くのは15分ぐらいかかりました。所要時間のご心配、ありがとうございます。疑問1と疑問2に対する直接のお答えを Mlover さんから頂くことができず、わたしがまじめに書いた質問が、なんだかはぐらかされてしまったようなのは、ちょっと残念でした。
2つのフレーズ to be given credit for と to take credit for のちがいは、わたしにもわかっているつもりです。しかし、そのことと 22. tomoki y. の例1、例2のような用例が現に存在することとが、どのようにつじつまが合うかがわかりません。Mlover さんはお忙しくて、わたしの質問にこれ以上かかずらってくださらないそうですから、もしどなたか他の奇特なかたがいらっしゃったらご教示ねがいます。
なお、わたしが "take credit for" の現れる用例を挙げていて、"to be given credit for" の現れる用例を挙げていないのは、これまで 5. Jan さんが "〜 is given a credit" をお挙げになったのを唯一の例外として、2. Phantom さんをはじめ回答者のほとんどのかたが、前者をおもに取り上げていたからです。つまり、これまでの議論は「to take か to be given か?」ではなくて「take か steal か snatch か……?」といった点をめぐって展開されてきたからであって、わたし個人の選択によるものではありません。
「Robin Gibb Has Passed Away.」
「英国時間20日午後10時46分に他界したことを明らかにした。ロビンさんは肝臓がんと結腸がんを患い、病院で治療を受けていた。今年4月にも危篤状態に陥っていたことが伝えられていた。所属レコード会社も、公式サイトでロンドンの病院で亡くなったことを発表した。
ロビンさんは双子のモーリス、兄のバリーと共に1950年代にビー・ジーズを結成。米映画「サタデー・ナイト・フィーバー」で使われた楽曲「ステイン・アライブ」「恋のナイト・フィーバー」など、世界的なヒット曲を次々に発表しスターの地位を確立した。」
I Started a Joke
http://tinyurl.com/cymzmcv
ご冥福をお祈りします。
そうですか。マッシュルームカットやモップトップなら聞いたことがありますが、ビートルズカットという言い方は存じません。映画 A Hard Day's Night (1964)(旧邦題『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 』)のインタビューのシーンでは、ジョージ・ハリスンがこの髪型を「アーサー」と呼んでいます。このビデオ http://youtu.be/fl9k3gL6vxw の 0:52 あたり。
Reporter: What would you call that hairstyle you're wearing?
George: Arthur.
↑
すてきな訳ですね。「ごめんねと言わない」は「後悔しない」より、むしろ適訳かも。あのセリフ、映画に2回出てきました。1回目はアリ・マッグローが、2回目はライアン・オニールが言っている (http://youtu.be/B5-8_1uCzR8)。ジョン・レノンは "Love means having to say you're sorry every five minutes." と言ったとか。こっちのほうが真理に近い?
彼の作品はあまり後世には残らなかったが、この時叫んだ"Steel my thunder"とその物語は後世まで語り継がれ、今でも日本語の「お株を奪う」に相当する意味として英語では使われています。舞台の中の雷の新しい効果音を了解もなく盗むとは、Steel my thunderと私でも言いたくなりますね。」