『月９』×ドラマコミュの新月9ドラマ『薔薇のない花屋』～トピック～

8歳になる娘を男手ひとつで育てる物静かな優しい男と、盲目の美女が織りなすヒューマンラブストーリー「薔薇のない花屋」の制作発表がフジテレビ湾岸スタジオで行われた

　野島伸司が脚本を手がけ、日本中を感動の渦に巻き込んだ名作「ひとつ屋根の下」から15年。再び私たちに野島テイストたっぷりの心温まる物語が届けられる。今回の物語は、男手ひとつで娘を育てる真面目でお人好しな男・汐見英治（香取慎吾）と、盲目ながらも明るく奔放に生きる美女・白戸美桜（竹内結子）との恋を中心に、英治と娘との親子愛や仲間たちとの友情など、さまざまな『愛』の形を描いたヒューマンラブストーリー。

　野島は主役の香取を始め、個性豊かなキャストたちをクレヨンに例えて「いろんな色のクレヨンを貰って楽しみながら書いていて、あとは最終回を残すだけです」と、野島ワールド全開の脚本はまもなく完成予定のようだ。また演出の中江功は、今回のドラマを「好きなドラマベスト3に入る作品」と語り、作品の内容に自信を覗かせた。

　香取慎吾が演じる主人公・汐見英治は、困った人を見ると放ってはおけない性格で、町内で持ち回りであるはずのゴミ当番をずっと受け持つなど、その人柄が原因で損をしてしまうこともしばしば。しかし、全てにおいて出しゃばることを好まない英治は、いつも「俺はいいんだ」と、文句を言うこともない。そんな英治は現在小さな花屋を営みながら、8歳になる娘・雫と2人で暮らしているが、人には知られたくない暗い過去を持っている。役について「僕と似ている部分がある」と言う香取は、英治を演じるにあたり「（僕の）心の中を覗かれるような感じですが、そんな僕も知って欲しいなと思う」と素直な感想を話した。なお、英治が育てる雫のキャストは公表されておらず、香取は「雫にもいろいろな（影の）部分がある」と含みを持たせていた。

～見どころ～

「ひとつ屋根の下」「101回目のプロポーズ」「プライド」など、数々のヒット作を書き上げた脚本家・野島伸司。

　今作はヒューマンラブをテーマにしているが、登場するキャストはそれぞれ影の部分を抱えており、単純なラブストーリーとは一線を画している。また未だ発表されていない娘役・雫のキャストなど、徹底的に秘密主義を貫く内容にも興味が惹かれるところです。

　主役の香取が「第1話からビックリするようなことがあって、2話、3話とビックリする。視聴者として見てみたいドラマ」と語るように、毎回サプライズが織り込まれているようだ。なお山下達郎が担当した主題歌の「ずっと一緒さ」は、ドラマの情景にシンクロし、ストーリーをより一層感動的なものに導く、珠玉のバラードに仕上がっています

いょいょ始まります、新月9ドラマ『薔薇のない花屋』に期待しましょう