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北朝鮮拉致被害者の早期帰国を!コミュの2009.3.26 救う会連続集会44・金賢姫氏と語ったこと(p3/3)

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2009.3.26 救う会連続集会44・金賢姫氏と語ったこと(p3/3)


■飯塚耕一郎氏のお話

今回の面会において印象的だったのは、韓国政府が拉致問題に対して少なからず譲歩する姿勢が見えたことです。日本に対して、要求をちゃんと飲み込んだ中で設定していただいたということが象徴的だったのかなと思います。(面会できたことは)とても嬉しく思いましたし、一番はじめのフォトセッションの後で彼女と3人で席についた瞬間のことはいまだに鮮明に覚えているのですが、(驚いたのは)親父に向かって「こんなに立派に育てていただいてありがとうございました」と、彼女が感謝の意を述べたことです。それは、裏を返せば彼女は、面会の時にも言っていましたけれども、(私の母、八重子と)姉妹のように向こうで暮らしていて、まるで自分の子供に逢うかのように、そういう意味合いをもってうちの親父に感謝の意を伝えたのだと思います。
正直私はそのような言葉は想定しなかったので驚きのあまりだったのですけれど、ただ、韓国国内で何を言われようが一人の人間として、23年前の女性をずっと思い続けて、23年前の女性の子供を思い続け、家族を思い続け、というふうに過ごしてきた、その女性に対して、正直、言葉で何かを伝えるにはすごくシンプルで安っぽいと思ったのですけど、彼女もそれ以上にお互い感謝の気持ちを持っていたというのがとても印象に残っています。
面会の中でとても印象に残っているのは、なにより彼女の口から直接、田口八重子さんを含め、87年2月に行った限りでは死亡していないという生の情報を得られたことはとても喜ばしいことだと思いますし、北朝鮮の(嘘の)証言というのがより顕著になったと認識しています。
羽田でも会見しましたが、元工作員の女性と直接会えて話ができただけでも純粋に嬉しかったです。その気持ちは絶対潰して欲しくないし、次につなげて欲しいし、そういうことを日本政府は考えていただきたいと思います。麻生首相はこの問題はできるかぎり追究するという主旨で発言されたと思います。それを体現していただければと思います。具体的な行動に移していただければと思います。
ここ数日、北朝鮮のミサイル問題が(目立って)報道に出ていますが、ミサイルだけではなくて北朝鮮に対し、日本の固い意志を突きつけることがなにより必要だと思いますし、日本政府が突きつけることによって我々被害者家族の気持ちのどこかの一遍でも救われるのだと、そういうことをひしひしと感じた面会でございます。短いですけれどもこのへんで失礼します。

■横田早紀江さん
今回、金賢姫さんと待望の面会ができたことを本当に喜ばしく思います。
(めぐみと一緒に居た)スッキさんという方のことは以前、帰国した地村さんからも聞いたことがあります。スッキという人はこういう人だということ、地村さんから聞いたのと同じような話しを聞き、(以下音声不明瞭のため省略)
とにかく詳しいこと、本当のことが解らないので苛立たしい思いをしています。金賢姫さんの言葉の中で、北朝鮮の自尊心を活かして閉ざされた心を開く方法を考えるべく、努力すれば奇跡は起きるとのことですが、(略)それについて政府がどうすればいいのかが大事な焦点ではないかなと思います。
被害者を皆安全に連れ戻す為に、国民や私たちが知恵を絞って、考えていかなければならないと思います。


■増元照明氏
今回の報道に関し、記者の方も来場されているのでお願いしたいのですが、金賢姫さんに関する報道で多くが「元死刑囚」と肩書きされていましたが、それは金賢姫さんに対して失礼な呼称だと思います。「元工作員」としていただきたい。お知り合いのメディアの方がいらしたらそう伝えてください。
それからホン先生に伺いたいのですが、金賢姫さんが北朝鮮の自尊心といっていましたがそれがどういう意味だか解りますでしょうか?

■ホン先生
私も具体的にはよく解りません。ただ、北はそういう(酷い)ことをしていて、「死んだ人間をまた生き返らせることができる国ですから」という(ような感じで)色々工夫すれば、または(説明を翻すような、希望が)叶うことがありうるという意味で言ったのかなと思うんですね。
北のメンツを潰すということは心配がありますし、彼女も(北がメンツを潰されるのを嫌うことを)知っていると思います。何をやるかわからない相手ということもあるのかと思います。
実は韓国でも、高校1年のときに拉致をされたというケースが明らかになりましたね。何人かが高校に入ってすぐ(拉致された)ということでしたので、海の近くでぱったり消えたという証言があると、そういうケースも韓国では報道になっているので、もしかしたらその失踪した人も、他に拉致された人の配偶者になっているのかなと推測もされます。
日本での熱心な救出運動が、韓国でもだんだん盛り上がってきています。

■西岡 力氏
金正日政権の間でも「死んだ人が生き返って来る」ことがありうると(以下聞き取れず)
金正日が倒れなければ一切の物事が進まないということでもないと(以下聞き取れず)

この間安倍元総理が話されていましたが、金賢姫の証言についてどう考えるかということですが、「例えば」と前置きし、再調査だとか、調査のやり直しを認めたことなど、本来はそんなことしなくても彼らはわかっているはずだと思いながらも、一応、今まで「死んだ」と言っていた人を「生きていた」と言わせるためには「調査をやりなおした」という手続きをとらせてやらないとメンツが立たないだろうと、そういうことはこちらも考えています、と。「死んでいる」人を「生き返らせる」ために相手のメンツを立てるという点では、日本政府もそういうことを全然考えていないわけではないと、安倍元総理はそう言っていました。
私が、もうちょっとどこかに書いておこうかと思うのですが、日本政府は対策本部を作り、安倍政権になって3つのことを要求していますね、その3つのことが拉致問題解決の定義になっています。それは、生存者の安全確保、そして真相究明、3つ目は実行犯の引渡しです。
犯人の引渡し、犯人というのは首謀者のことであり、そうなると首謀者は金正日であることは間違いないのですが、金正日政権の間に金正日を引き渡せということをいっても条件闘争にはならない。ということがあるわけで、表現は(それなりに)考えてあるなと私は思いましたし、私はそのことについて反対ではないと考えています。
まずは、第一の「生存者を取り戻す」ことが第一ですから。その次にどうするかということ、次の問題については優先順位をつけていますから。そして中山参与とも話しをしたときに、(中山参与も)私も同じ考えだと話していました。「3つの中で私も第一番目を最優先にする」と。「安全確保と全員の帰還。ここは絶対に譲れないけれども、2つめ、3つめについては順番をつけることはありうる」と。「批判されるかもしれませんが私はそういう覚悟です」と。(中山参与は話していました。)
そのことも(ふまえて)政府も考えてやっているということだと思うし、もちろん民間で(激しい怒りの声が出るほど)日本人が怒っていることを示すことも大事なことだと思っています。交渉のやりかたもあるが、全ての方法を使っても一日も早く全員を取り戻してもらいたいと思っています。

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司会進行(平田氏)ありがとうございました。それでは、少し時間がありますので、ひとり質問を1問ずつどうぞ。


【Q】(会場から質問)
金賢姫氏の家族について、両親やきょうだいは生きているのでしょうか?

【A】飯塚繁雄氏、耕一郎氏:
面会時にはそこまで質問しませんでした。
家族については、彼女の口から出ました。私も北に家族が残されているから心配だと。私もあなたと同じように母に逢いたいと、言っていました。実際には家族は今どうなっているのか、全く情報が無いので解らないようです。


【Q】(会場からの質問)
私の考えとしては、今回の訪問だけではなくて、今年じゅうにもう一度くらいは飯塚さん方だけではなくて、拉致議連の平沼さんや西岡さんや佐々敦之さんなどにも加わっていただいて、面会できないでしょうか。


【A】西岡氏
色々努力しています。できれば、今回はこちらから行ったので今度はこちらへご招待したいと思います。そのためにも実務的に相談に行きたいと思っています。


【Q】(会場からの質問)
さきほど、金賢姫さんを参考人として招きたいと話をされていました。とてもいい案だと思うのです。具体的に政府に対してそれを実現してもらうための署名活動などする予定はありますか?

【A】西岡氏
行政府と立法府は別ですから、議会で決めればいいことで、あとは、彼女が参考人として来る意思があるかどうか。彼女の意思が確認できれば署名などなくてもすぐできることです。ただ彼女は電話も無く、直接連絡がつかないという不便さがあるので、(それらの確認も含めて)一度私が行きたいと思っています。

それはそういう形で可能ということ、わかりました。ただ私たちも日頃拉致問題の活動をしながら、常に世論の関心を高める為に話題つくりの必要性を痛感しています。
今回は、金賢姫さんと面会が実現したことで少し盛り上がりましたが、


【A】西岡氏
面会の実現について署名活動は(不要なので)なじまないと思いますが、今はミサイルが発射されようとしている直前で、その中で追加制裁の議論がされているわけですけれども、ミサイルを理由にしてだけ追加制裁が発令されることのないようにしたい。
我々は去年の夏以降、北朝鮮のやったこと(再調査をすると言いながら反故にしたこと、さらにミサイル発動など)は大変不誠実なことであり許せない、とにかく拉致問題で怒っているわけです。だから、拉致問題に(対する怒りが)大きな部分を示すごとく追加制裁をしてほしいわけです。それについては現在も署名活動をしていますし、外相でもそのことを日本国民に訴えて、日本政府に訴える、
今はまだミサイルが撃たれようとしているときですから、ここが勝負かと思います。

私たちの運動方針にも書きましたが、(北朝鮮に対しては)「全面制裁」(を主張します)。モノ、ヒト、カネ、全て止めること。今、輸出はまだ許されているわけです。人の行き来もあります。お金の送金もまだ自由なのです。とにかく全部止めます。(ことを願い、主張します。)
もちろんミサイルが撃たれたら制裁の追加になります。しかし、ミサイルが主たる理由にしないためには、今が勝負どころだと思います。ですから、拉致問題についての緊急記者会見をしたいと思っていますし、そういうことは各政党、自民党民主党にもお願いしているところですし、国会でもそういう議論は高まってきているところです。
地方議会の中でもそういう意見書はあがっています。


【Q】(会場からの質問)
安ヨンジュンさんのように、元工作員で脱北し、救出活動をしているかたが沢山いらっしゃることを聞いています。日本は本当に情報が無くて、何も解らず、いつになっても(被害者が)どこにいるのか解らない、助けることもできない、もどかしさを感じています。
韓国にいる脱北者の方々から直接情報を集めることができないものでしょうか。

西岡氏:ホン先生から直接ご回答いただけますか。

【A】ホン先生:
私は、韓国でも「救う会」の組織があればできると思います。今、韓国に来ている脱北者は(15000人くらいいます)から、少しずつ(情報を)集めると、大きな○○になります。
もうひとつは、韓国で(脱北者が)書いた本があります。その本を見ますと、自分の旦那がシングァンスの密告で処刑されるんですね。もし金大中がシングァンスを北に送還しなかったら、○○の○○が大きく変わったと思うんですね。一番の問題は、私はノムヒョン政権が金正日の共犯になったと(いえる)、拉致の証拠を消すのにも、それから、金賢姫を偽者呼ばわりさせ、死刑囚にさせたのも。
シングァンスを北に返したのはいかに(拉致問題に対する悪影響が)大きかったかということです。ここ(会場)に居る皆さんのような(拉致問題に関心の高い)大勢の方々が韓国に居れば、情報の(収集)がこれから期待できると思います。韓国でもそういう運動がありますので、そういう人を紹介したいと思います。

【A】西岡 力氏:
きょうも韓国の拉致被害者家族の方と電話で話したのですが、5月6日には代表を送ってくださるということですが、今、韓国では戦時中に拉致された被害者の救済のための法律がここで通過するかもしれないというところに来ています。今はそのことに全力を尽くしているようなので、それが一段落したらソウルで国際大会を開きますとのことです。
また、代表を送って、ぜひ日本の総理大臣は韓国の被害者家族、ルーマニア、タイの被害者家族などにも何回か会ってくださっているので、そしてアメリカは被害が無いのに、アメリカの大統領は会ってくださいましたから、今回は釜山(での面会)でしたから、飯塚代表がソウルに行かれたときは、会わせていただいた表敬(訪問)もしたいと思いましたが(今回はそういうことになりませんでしたが)、そういうことも含めて民間レベルで韓国政府に○○○ことや、脱北者は色々な団体がありますからそういうところと(以下聞き取れず省略)。
最近イ・ミョンパク政権になって少し変わってきていると思います。今までよりも情報が出るようになってきていると思います。


【Q】(会場からの質問)
韓国の方が国境で風船を飛ばしている件について、その効果は本当にあるのでしょうか?北の国民たちは実際、色々な情報を知ることができているのでしょうか。

【A】ホン先生
北の場合は今、南(韓国)の出す情報が正しいということはだいたい皆が解ってきているようです。ラジオ(の救出よびかけ)では顔は表示できないので、風船に顔写真などを入れて飛ばそうということも考えています。
たとえば先ほど韓国で高校生が拉致された件についても、彼の居所がわかればその関連の人の素性も解るかもしれないなど、拉致被害者の情報がわかると思うのです。

【A】西岡 力氏
ビラ活動をしている団体は色々あるのですが、一番目立たない(マスコミに出ないように)やっているイ・ミンボクさんという方がいます。特定失踪者調査会が協力してやってきた団体もありますけれど、韓国でもビラを撒くのは脱北者や拉致被害者家族だけではなくて、国民全体に広がりつつあります。
実際に技術等を提供して活動しているのがイ・ミンボクさんという方です。かなり大きなビラですが、その中に一部日本人拉致の情報を入れてもらっています。以前見せてもらったのですが、わりと大きな用紙サイズ(A3大?)で、字がいっぱい書いてあります。我々から見ると文字ばかりで嫌だなぁと思うのですが、聞くと、北朝鮮の人々は情報に飢えているので、小さな字で沢山の情報が書いてあるほうがいいそうです。
日本人なら絵が多いほうが好まれますが、とにかく北の住民にとっては沢山の文字情報があったほうがいいそうです。かなり大きなサイズのものです。その一部分に「日本人拉致について情報を集めています」と、日本政府や対策本部の連絡先とか自由北朝鮮放送の連絡先や救う会の連絡先など入れてもらうということも韓国の人たちと話をしていまして、全体を拉致のことばかり書いても、北朝鮮の人たちは拉致そのものには関心が無いですから、でも、金正日は拉致のことを認めて謝ったということを書いて、色々な情報の中にいれてもらうということもぜひしたいと思っています。
今年ぜひイ・ミンボクさんにも東京に来ていただいて、風船運動の現状を聞き、韓国の国民運動としての風船運動の中で日本としてどう協力できるのか、掲載の一部に拉致をどう入れられるか、議論をしたいと思っています。ここ(集会)にも一度お呼びしたいと思っています。

風船については今年もすでに何度か飛ばしているようです。
南風が吹く時が飛ばし時なので、これから沢山出ると思います。


【Q】(会場からの質問)
日本政府はこれまでどういう取り組みでどう動いてきたのか、まさに政府が動いてくれないとラチがあかないという思いです。風化という言葉を実感しています。
そのあたりでもし解ることがあれば、これからの取り組みにむけて何を考えなにをしようとしているのか、わかりましたら教えてください。

【A】西岡 力氏
当面は真剣に追加制裁を進めるだけだと思います。とりあえず4月13日が期限ですが、4ヶ月ごとの。たまたまミサイルがその先(前)になりましたが、その前から野党の中で案がまとまり、与党としても案がまとまり、政府の中で真剣に議論されているという様子を伺っていますが基本的には安全保障の問題としてのミサイル問題でもあるので、ミサイル問題だけに埋没しないように、拉致も理由のひとつなのだということを、対策本部の中では考えていくようになると思います。
今回の面会は日本政府の追究がなければ実現しなかったことなので、それはもうほんとに感謝するところです。


司会進行、平田氏

さきほども話しましたように、国民大集会を5月6日、連休の最終日(水)の午後2時から5時に開催します。日比谷公会堂です。

救う会拉致議連で今年も4月から訪米を予定しています。自由北朝鮮放送の集会を米国で、新しいオバマ政権のもとで行うので、救う会の島田副会長、拉致議連からも何人か
連続集会は国民大集会の前か後か、未定です。またご連絡します。

本日はどうもありがとうございました。

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