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D&DEPARTMENT PROJECT KAGAWAコミュのKAGAWAの伝統的生活道具〜肥松木工〜

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こんにちは。
突然ですが皆さん、香川にはどんな伝統的工芸品があるか
ご存知ですか??
香川は山や海などの自然に囲まれているため、自然な循環で
確立されたデザインの伝統的工芸品がたくさんあります。
少しづつではありますが、それらの作品を紹介させて
いただきたいと思います。


今回紹介させていただくのは、「肥松木工」。
香川県は面積が狭く、松以外の樹種はいいものが採れませんでした。
そんな木工家にとっては不利な事情だが、素材に恵まれない代わりに、
加工技術を高めることで、江戸時代からいい木工品を生んできました。

しかし、残念なことに肥松までもが環境の変化などにより
採りにくくなり、肥松木工品は高価なものとされ若い人々から
敬遠されてしまったのです。

そこで、器には何の木が一番向いているのかと考えたところ、
栗の木がぴったりだったのす!
栗の木は、仕上げに使う漆が入りやすいことから、漆にも独特な技術が施されました。
その結果、栗の木工品は割れにくく、腐りにくいものとして太平洋戦争後から使われるようになりました。

人間に優しく自然な形のデザインに形成されているものが多く、
それは加工技術が発達しているからこそ確立された、すばらしい伝統工芸なのです。

*もちろん肥松の木工品もまだ造られています。

コメント(10)

ちょっとびっくりです。
肥松の器があるとは!!器には不向きと思っておりました!!
しかも香川の伝統工芸とは。。。灯台下暗しです。

わたくし古材を扱う仕事をしておりますが、香川から取れる古材のほとんどが、上質の松なのです。つまり今も肥松は古材として入手できます。(ちなみに栗は皆無です)これを使って伝統工芸とコラボレーションできれば、と単純に考えてしまいました。

いやいや地元でも知らないことがたくさんあるんですね。

勉強になりました。
古材師さん、私も最近知りました。
ほんと、灯台下暗しですよね。
現在、もっともっと隠れている『かがわのええもん』を私たちは(二人で。笑)探しています。
また面白いものがあれば、ご紹介ください。
こんな感じで定期的にトピックをあげていきます。
よろしくお願いします。
古材師さん
肥松は古材で入手できるんですね。
やはり香川では肥松が昔から使われていたという証なんでしょうか電球
県内ではほとんど肥松について知られていないのですが、京都などの県外では香川の肥松木工は有名だそうです。

そうですね、香川は地松の産地だったので、古民家には素晴らしい松が使われています。肥松が昔から使われたいたという証です。
ところが、松食虫の影響?、林業の衰退、で今はほとんどありません。
ゆえに香川県に県産材という木材は皆無に等しいのです。

地産地消が叫ばれ、全国の工務店さんが地元の木材で家を建てよう!との営業を行っています。県産材がある県はいいのですが、香川はない。なので
×「香川の木で家を建てよう」ではなく
○「四国の木で家を建てよう」と、苦肉!?の策をとっているのも事実です。

しかし、古材はれっきとした香川県産です、隠れたところに残っているのですね。肥松木工もそうですが、古きよきものを、大事にしていくことは大切です。ね。ただ、現代のテイストにあわせることが大事。それが私たちの取り組みですよね。
昨日、栗林公園で開催された、物産展に行き、そこで肥松木工について少しお話を聞きました。
危機です!
なんと肥松は採りにくいのではなく、もう採れないのだそうです。
なので、今ある肥松がなくなったらどうなるのか分からないと。。
植林はされているのか?と聞いたところ、
「植林までは分からないが、肥松を加工するのに樹齢何百年の松を使うので、今から植林しても難しいんじゃないかな」
と、おっしゃっていました。

肥松木工というだけに松がなくなるのは寂しいですよね。
この写真は肥松の器です。
最初に紹介した写真は栗の器の写真でしたが、大きな違いとしては肥松には仕上げに漆を使わないこと。なので、見た感じテカテカしていないし、木目がはっきり見え、シンプルなんです。(なんと光に当てると、透けるんです!!)

「自然な器」が見れなくなる日がいつか来てしまうのでしょうか。。。
讃岐円座もいつの間にか無くなってしまったようですね。。。
なくなってしまった物を復刻させるのは色んな面で大変。
Kさんの言うように運動をやる必要がありますね。
肥松基金や
植樹活動、
まず、どうゆう事から始めたらいいのでしょうか??
kさん、話はずれますが、讃岐円座、ある方に聞けば同好会の方によって作られているとか・・・後日、詳しい方に伺ってみようと思っています。

黒松・赤松を数百年もかけて肥松まで育てるのには確かに人間の生存サイクルには合わないし、
育てるのにも環境面などで困難な面も多いそうですが、方法が本当に無いのでしょうか。
方法が見出せれば、活動が始められると思います。
讃岐円座、エスクァイア最新号(2008年4月号)のP105で少しだけ紹介されています。

説明では
「浦を同心状に編んだ円座は、作り手が途絶えて高価。立派な杉箱に納められている。」
と書いていました。
円座の復活と、今ある伝統工芸も同じ運命をたどらないようにするには…という大きな課題が見えてきます。。

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