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語部夜行 〜カタリベヤコウ〜コミュの凶器【後編】

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私の勧めで黒崎が怖い話を披露している。

固唾を呑んで見守る輪の中から少しだけ離れると
私は安堵のため息をついた。

「(さて・・・少し、休めるかな・・・?)」

最近、私は少し体調が悪い。

だけど、これは私にとっては時期的なものだから
心配されるのも調子が狂うし・・・させたいとは思わなかった。

離れていても彼の話はよく聞こえる。

「(・・・都市伝説か。引っ張られる魂はどうやって選定されるのかな・・・)」

私もいつしか聞き入っていた。

黒崎の話はいつもながらに
今まさに何処かで行われている物事のような・・・
物語の中に帯びるある種の熱を感じる。

いや、何時も彼の意識で覗き見れる事を語っているのかもしれない。

目の前に、想像の映像すらちらつくように感じる。



いや、違う。


これは・・・私の意識が引っ張られているのだ!
まずいな、と感じながらも私の意識は朦朧としはじめた。

汗が尋常じゃなく出る。
呼吸がしづらい、多分、それなりに熱もあるのだろう。

視界にはノイズが混ざり始める・・・

「暑いから何か涼めるモノが欲しいな」だなんて・・・

とんだ やぶへび だったな、と私は苦笑した。


「・・・しまった!」

相棒の声が遠くで聞こえた気がした。

******************************

「だ〜るまさんが、こ〜ろんだ」

悪夢の中で目が覚めた。

いや覚めてない、ここは夢の中だろうから。

みると見知らぬ女が鬼でゲームは進行している途中だった。


『もう、どうでもいい』

そんな面持ちでゲームに参加する男が一人。

彼は・・・消極的でなく、攻撃的でもないそんな感じで
後ろから2番目の位置をキープしている。

「(なるほど、彼がさっきの話の夢の主か)」

こんな時にも現実感が無いと言うのは罪だな、と夜子は思った。

『どうでも良い』という考えは非常に愚かしい。
それはまったく自分が関与しない出来事の時のみ許される考えだ。
彼は、後ろの目をぎらぎらさせた男に抜かされてしまうだろう。


「だ〜るまさんが、キャー!」
甲高い悲鳴を上げて鬼が倒れた。

哀れだな・・・。
そう思いながら自分の立ち位置に気づいて驚愕する彼を見つめる。

そう、彼は予想通り鬼から一番離れた位置に立っていた。

さっきまで後ろで手をこまねいていた筈の男が
彼の前でニタリと歯を見せて笑ってみせる。

「アンタの番だ」

彼は狼狽して泣き叫ぶかと思いきや、突然私を指差した。

「あそこに・・・!もう一人居る!」

ゲーム参加者全員の視線が私に集中する。



なるほど・・・私を途中参加扱いにするつもりか。



「・・・悪いけど、私は参加資格を満たしてない通りすがりなものでね?
 列に加わっても居なければ、あなた方のように凶器も持ち合わせちゃないよ」

私はひらひらと両手を振って見せた。
他の参加者は納得したかのように彼の方に向き直る。
凶器を持っていること・・・やはりそれが最低限の参加資格らしい。

「でも、でも!!あんたが最後尾じゃないか!」

泣きじゃくり、なおも食い下がる男に、私は少し苛立ちを覚える。
何故人はこんなにも醜悪な願いを持つのだろう。

「助けてくれ!俺は・・・殺すのも殺されるのも、イヤなんだ!」

・・・だが、助けてやれないこともない。
私は少し、意地悪を言う事にした。

「いいよ、今回は助けてやる、鬼を代わってやろう。
 ただし!今の言葉が本当なら・・・だ。」

顔を上げ、少し希望が宿った瞳で私を見つめる男に
私は条件を突きつけた。

「その包丁を私に寄越しなさい。」

みるみる男の表情が不安で曇る。
この夢の中、それを手放すのは勇気が居るだろう。
・・・選択を間違えた場合、私は彼を助けない。


一瞬ためらった後、彼は私にゆっくりと近づき、頭を下げた。

「ごめんよ・・・でも助けてくれ」

包丁は懺悔の言葉と共に確かに私に手渡された。
彼は選択を間違えなかった。
なら、私がするべき事は・・・

「わかった。でもあなたにはまだ仕事がある・・・ゲームには参加するんだ」

「えっ!」

「・・・最後まで動かず、見ていればいい。
 何をすべきか判るまで。」

彼は黙ってうなずいた。


これで 鬼は私。
彼らを 助けよう。



「だーるまさんがころんだ!」

夢の世界に私の声でゲーム開始の合図が響き渡る。
子供のためのゲームは、いまや命を懸けた罰ゲームと化していた。

鬼の位置で見渡せば参加者の顔が良く見える・・・

大半は怯えや、あきらめの表情の者ばかりだが
生き残るため、明らかな殺意を持った者も居る。

そして、微妙な位置をキープしながら他人が他人を殺すのを待つ・・・
そんなこの状況を楽しんでいるかの様な表情の者が混ざっていた。

そのようなものに対しての夜子の嫌悪感はすさまじい。
だが・・・愉悦の表情の彼らこそ、包丁の大きさは小さかった。
・・・凶器の大小は彼らの持つ殺意ではないのか?

「(さっきも思ったけど・・・もしかして彼らは現実感が無いのか?)」

なら・・・こいつらが先だ。
夜子は無言ですっとその彼らを指差した。

「おまえと、おまえだ」

威嚇するような低い声でつぶやくと彼らはびくっと小さく動いた。
それをみて夜子はニッコリと笑う。

「動いたな?・・・捕虜だ」

動く前に動いたと宣言するのはルール違反だが・・・
指を刺し、声を発することはルールで咎められては居ない。
そして、遊びならひっかかりはしないこの行為も
命がけとなれば、そうされた場合のプレッシャーは尋常ではない。
まぁ、反則すれすれの行為だろう。

鬼の位置についたとき、夜子の脳内に直接、
ゲームルールが説明された。
それはこのようなものだった。

「汝はだるまさんがころんだを勝ち抜け」
「負けたものには明日は無い」
「勝利者には開放を」
「汝の望むところを四人に施せ・・・
 さすれば終了時に汝は救われるだろう
 汝の望みはその手にあり」

・・・この様な謎かけはあるが、
要は「だるまさんがころんだ」はそのままのルールでいいのだ。

ふぅ、とため息をついて夜子は目の前に正座させた人間を見た。
彼らの包丁はここへ来てはじめて肥大化している。

だが肥大した殺意はおくびにも出さず、彼らは口々に懇願を始めた。

「た、助けてくれ!死にたくない!」
「ちきしょう!動け!動けよ俺の手足!!」
「ウソ・・・私はイヤだよ!やめてよ!早く目が覚めてよぉ!」
「見逃してくれよ!なんでもするからさ?な?」

「・・・なんだ、丁度四人じゃないか。ねぇ?」

意地悪く言って見せた夜子に血相を変えて一人が叫ぶ

「待ってくれよ!ほら・・・まだあんなに人はいるぜ?!」

なんて見苦しい懇願。
自分だけが助かればいい・・・心からの叫び。

「・・・本当に意地の悪い謎賭けだと思うよ。
 あんたらのような人間集めて、凶器を持たせて!
 汝の望みはその手にあり、施せ・・・とかさ!」

夜子は受け取った包丁を高く振りあげると・・・そのまま真下に投げ捨てた。

「捕虜だっていっただろう、さぁ、立ち上がれ。手をつなぐんだ。」

苦虫を噛み潰したような顔のまま、
夜子は捕虜の手から包丁を奪いとり、自らの足元に捨てる。
そして最初の一人に手を差し出し、鎖を作った。


・・・だるまさんがころんだは本来、
鬼が他の参加者をすべて捕虜にすることを目的とするゲームだ。

鬼以外の参加者は鬼が呪文「だるまさんがころんだ」を唱えている間のみ
行動でき、触れるべく鬼に向かって近づいてゆく。

鬼が振り返ったとき動いた者は捕虜となり
他の者が鬼に捕まらずに鬼に触れるまで、逃げることはできない。
そうして、捕まった順に鬼を先頭とした鎖状につながっていく。
鬼と捕虜の手がたどり着いた者によって繋がり(手)を切られた場合
捕虜を含めた鬼以外の参加者は鬼から逃げる行動をとることが出来る。

鬼はそれに対しストップと叫び、自分の動くことが出来る範囲にいる人間を
捕まえていき、最初に捕まった人間が次の鬼になる。
(ルールによってさまざまではあるが鬼の移動できる範囲は限られる。)

全員を捕虜にしてしまえば鬼の勝ちとなり、
最初に捕まった一人が次の鬼となる。
捕虜が居ない場合は、最後尾の者が次の鬼になる。

こういったルールの下、このゲームは連鎖してゆくのだ。

・・・そう、本来は終わらないゲームなのだ。


「だーるまさんが、ころんだ!」

呪文を唱え、再度夜子は参加者を見る。
凶器を捨てた夜子に対し、皆一様に向けるまなざしは懇願だった。

「捨てたいものは捨てて、動きなさい。
 終わらせたいと願う人はこちらへ着なさい。
 私は貴方達に向ける刃は持っていないから・・・」

夜子が笑って見せると、彼らは堰を切ったように足元に凶器を捨て
手を繋いでいった。

理由無く、人を殺したいと感じる人間は居ない。
日々のストレスや鬱憤が一時そう感じさせたとしても・・・
結局人間は、死でなく、生をとるのだ。
夜子はそのことに少し安堵すると、最後の一人に目を向けた。

「この、悪夢の主人は貴方だ・・・もうわかるね?」

最初鬼だった彼は動く様子が無い・・・もう理解しているのだろう。



夜子は再び彼らに背を向け、大きな声で流暢に詠唱を始める。



「だぁ〜るま・・・」


背後に駆け寄る足音を感じる。


「さんがぁ〜」


人の嗚咽が聞こえる


「こーろん・・・」


彼の声が、みんな逃げろ!と叫んでいる


「だ!」


夜子の手と、最初の捕虜の手が
凶器を持たない彼の両手で引き離され・・・鎖は解けた!!


わぁっと言う歓声と共に参加者たちは散り散りに逃げ出した。
夜子は振り返るがストップをかけない。

少し離れた場所で彼が深々と夜子にお辞儀をした。

「いいから早く逃げなよ・・・また、捕まるよ?」

少し笑うと夜子は軽くため息をついた。




・・・視界の淵にさえも誰も居なくなった事を確認すると
夜子はその場に座り込んだ。


「・・・参ったな、やっぱりか」


案の定、鬼はストップをかけてからでないと動けない。
よしんば、動けたとしても・・・範囲内だっけか。

「人の悪夢の中で終わるとか・・・まぁ、私らしいのかな・・・」

自分の足元に散らばった凶器はあらかた消えてなくなっている。
ひとつだけ・・・包丁と言うには大きすぎるモノを残して。

「・・・そうか、これは私の分か」

夜子は苦笑した。
きっと、彼らに対して感じた悪意の分肥大化したのだな、と。

夜子なりに・・・この悪夢の世界の事を考えて見た結論・・・

この世界の成り立ってしまった理由は、
元々彼らにある殺意だったのではないかと思うのだ。
日々の鬱憤やストレス、憎悪などが
「猿夢」などの都市伝説の力を借りて顕現したものではないだろうか。
彼ら参加者は被害者などではなく、全員が加害者なのだろう。
何故自分だけが辛いという気持ちを、
もう死んでしまいたいという気持ちを
・・・こういう形で叶えてしまったのだろう。

そして、これまでの勝者はすべて忘れ、ストレスを晴らし現実に戻り・・・
敗者は・・・業を負ってそれなりな結果を迎えたに違いない。

「ここから出るには・・・これを受け入れるしかない・・・か」



夜子は憎しみで出来た大きな凶器をじっと見つめた。




********************************


「夜子さん・・・起きないね。」

倒れた夜子をソファーに寝かせ、一同は困っていた。
アレからすでに一時間ほどたってはいるが一向に目を覚ます気配が無い。

黒崎は心当たりを当たるとかで直後に姿をくらましてしまったままだ。

2Fの夜子の部屋には勝手に入ることが(物理的に)出来ないので
着替えさせることもベッドで寝かすこともままなら無い。

かといって、介抱する為のものを持って来るにしても
屋敷の管理人である夜子がこういう状態の中で
一度外に出て戻ってこれる保証も無い。

「せめて黒崎さんが帰ってきてくれればいいんだけどね。」

「圭一お兄ちゃん!何とかならないの!?」

すでにベタベタになったハンカチで夜子の汗を拭取りながら美珠は
圭一に助けを求める。

「なんて事を!!夜子サンも一応女の子なんだから
 男の俺にこういう状態での介抱はムリですっ!
 ハンカチなら貸せるけどさ・・・」

「そーゆー事じゃないよ!魔術とかそーゆーの、詳しいでしょ!」

「・・・そういうの、道具は一階でも漁ればありそうだし、
 出来なく無いと思うけど・・・夜子さんにやっていいと思う?」

「・・・なんとなく、反対。」

面々は互いの顔を見合わせてため息をついた・・・困った。

その時・・・ガックリと肩を落とす面々の鼻を良い香りがくすぐった。

「この香りは・・・珈琲?」

圭一が振り返ると暢気に珈琲を飲む神宮寺の姿があった。

「まぁ・・・こういう時は落ち着いて対処するしかないな。」

「ちょ!なんで珈琲なんか飲んでるんですか・・・俺にも下さい!」

神宮寺が親指でクイっとテーブルをさすと
そこにはきっちり人数分の珈琲が並んでいた。
・・・律儀にも美珠の分と思われる物にはたっぷりとミルクが入っている。

「取り敢えず頂きます・・・ところでこの珈琲、どこから?」

「それがな、キッチンに豆があるのを黒崎さんが教えてくれたんだ。
 最初は俺のためかとも思ったんだが・・・
 開封された状態なのを見るに、誰か飲む人間がいるんだな。」

「へぇー・・・黒崎さんですかね?」

「いや・・・黒崎さんは紅茶好きだからその線は無いだろう。
 生粋の紅茶好きな人間は香りを殺す珈琲を嫌がるもんだ。
 しかもわざわざこのタイミングで教えてくれる理由・・・
 珈琲が好きな来客があるって事だろ?俺たちはただ待てばいいって事さ」

「なるほど・・・よくわかりませんが、成る程。」

「つまり・・・」

探偵が物分りの鈍いジャーナリストに更なる説明をしようとしたその時、
夜子がソファーの上でビクン!と跳ね上がった。

『夜子さん!?』

夜子は「ウウウ・・・」とうなり声を上げるとソファーの上でもだえ苦しみ始めた。
夜子のソファーで十分横たわれる程小さな体は
撥ねる度にソファーから手足がはみだし・・落ちて
・・・いや、落ちては居ない。

髪が伸び、手足が伸び・・・まるで子供のようだった夜子の体が成長しているのだ。

『ォァァァァァァアアアアア!!!』

夜子の雄たけびがいっそう大きくなる。

「なんで?!どうしてっ?!」
「もしや・・・珈琲の匂いで・・・」
「いや、違うでしょ・・・!!でもこれ・・・どうするの?!」

『おぬしら、其処をどけいっ!』

パニックする面々の中。
予想どうりに現れた来客が割って入った。

来客は突然、煎れてあった珈琲を夜子にぶっかける。

「ギャァ!!」

夜子は素っ頓狂な声を上げ・・・
どうやら気絶したらしくピクリとも動かなくなった。

「ちょ・・・!おじいちゃん何するんですか?!」

『何って・・・ショック療法じゃわい。ほうれ、止まった。』

来客は・・・背の曲がった小さい体躯の老人のようだ。
まるで黒崎のような時代錯誤の洋装で鯰のような白髭を蓄えている。

老人は手に持った杖で夜子を「指差す」とカッカッカと笑った。

『夜子は珈琲が苦手じゃから吃驚させるにはテキメンじゃわい。
 まぁ・・・ギリギリ間に合ったようじゃの。』

「・・・おじいさんは、誰なんです?」

『ん?ワシか?ワシは・・・』

老人はいったんネクタイを直すと皆に向き直って軽く咳払いをしてこういった。

『お初にお目にかかる!
 ワシの名は桃源郷にして隠れ里、語部館の真の主【白 老仙】じゃ。
 このたびはワシの孫娘、夜子が世話になりましたな。』

軽く一礼すると笑ってウインクをしてみせる・・・お茶目そうなお爺さんである。

「ご老人!もう戻られてましたか!」

すこしタイミングをはずした形で黒崎が戻ってきた。

『黒崎君か・・・どこぞですれ違ったようじゃな、こっちは何とかなったぞぃ』

「何とかって・・・ご老人、これは夜子にあまりにも・・・」

珈琲まみれの夜子を見て黒埼が少し変な顔をしてみせた。
飲めない事は無さそうだが・・・やはり黒埼も珈琲が苦手なのだろうか。

皆があっけにとられる中、キリッと表情を硬くし老人は夜子の下へ近寄り
介抱を始める。

「あ、あの!はじめまして!僕、美珠っていいます。
 ・・・夜子さん大丈夫ですか?」

『ん?・・・大丈夫じゃ・・・まぁ、成長期のようなものでな・・・。
 夜子は時期がきたらこうなる娘というだけさ。
 薬を飲ませりゃ、すぐ元に戻る・・・しばらくしたら目も覚めるわい。』

「本当ですか!ご老人!」

「よかったぁ・・・!」

安堵する面々に向かって老人は続ける。

『また、詳しい挨拶は後日として・・・今日のところは
 ワシと黒崎君で介抱しますゆえ、すみませぬがお引取り願って宜しいかな?
 なに、もう遅いのでワシが家まで送って進ぜよう。』

老人がパチンと指を鳴らすと各々の足元に黒い穴が出来る。
「ちょっと!」とか「きゃぁ!」の叫び声と共に
彼らは吸い込まれ居なくなってしまう。

その様子を見て黒崎は肩をすくめた。

「嗚呼・・・あとで皆に謝らないと・・・ご老人はもう少し常識というものを
 理解してくださるとありがたいのですがね?」

『ふむ・・・こういうのも一興と思うたのじゃが・・・いかんかったかの?』

「いけませんよ。風情が無い。」

『黒崎君に常識を説かれるとは世も末かの・・・
 まぁ、どうせ館の外では出来んことじゃ、大目に見てくれ。』

「で、夜子は実際どうなのです?」

『いかんのう・・・抑えていた祟り神の能力が成長をはじめておる
 何かの切っ掛けで人の大きな恨みにでも触れたかの・・・』

「・・・プイス」

『成る程、きっかけは君か。
 とりあえず成長してしまった体は仕方ないとしてワシが薬を用意する間
 責任を取って黒崎君がある程度人への恨みを昇華させるように。』

「・・・とりあえず、ハウス名作劇場でもみせますかねぇ・・・」

コメント(7)

jester氏との合作です。
わがままを言った上グダグダになってスイマセンでした。

だるまさんがころんだ。【前編】

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=45008438&comm_id=2572875

色々と内容を詰め込んだので収拾がつかなく!!
補足話を草紙でやるかもしれません・・・ごめんなさい。

それと今回はじめて神宮寺さんをお借りいたしました。
ほんとにいつも事後承諾ですいません。

ハードボイルドって難易度高いんですね・・・
自分には本当に格好よく書くのは無理っぽいです。

探偵のお二人は何度か出そうとチャレンジしてるのですが
頭のよさそうな書き方が出来ずいつも逃げてしまいます・・・。

作中で圭一君、美珠ちゃんもお借りしておりますが
なにげにはっきりと名前の出てきていない人間もその場にいるかも?な
書き方をしています・・・だからなんだって話なのですが!
いつもお借りしてマース!ありがとーぅ!(ございます)


さらに補足を草紙で・・・というのはかなり卑怯ですね。
大きなストーリの補完という事で大目に見てくださると幸いです。
草紙に関しては別のコミュニュティ(語部夢想)に置くと思いますが
これと関連した話になるかもしれませんので
一応後日リンクをコメント欄に張らせていただくかもしれません・・・。

ああ、もうぐだぐだだ・・・orz
前後編で新展開!
怖い話も然ることながら新キャラの登場で今後が益々気になりますね(>▽<)

白 老仙の初っぱなからの破天荒っぷりがナイスですw

すでに予定されている草紙も楽しみにしています。
ハウス名作劇場を並んで観る夜子さんと黒崎さんを想像して、不謹慎にも和みました。

いつもは超然とした印象の夜子さんが、精神面では潔癖症なとこにギャップ萌え………って、いきなり大人の階段駆け上がったあああああっ!?

そして噂のお爺様があらわれた!!
コロンボのカミさんのように、名前だけの人物かと思いきや、想像以上の破天荒ぶりに惚れました。



コメントありがとうございます。

>キートさん

読み方は「ロウセン」で!
たぶん爺さまからすれば
どちらでもよい気もするのですが
夜子の祖父と名乗ったので日本語読みかなぁと考えて
「ロウセン」と名乗った気がしますね。

曖昧ですいません・・・w

>拳銃屋さん

新キャラは元々「語部館の内情説明キャラ」として
この先、管理人が移行した場合の夜子以上の館の権利者を
作っておくべきか、と考えてあったもので
そのうち説明話を書いたらまた旅に・・・と考えてます。

また、NPCトピの方でそのうち使用開放して館の機能も
お爺さんを通して共有財産に出来たらいいなぁなんて事も考えてます。

>はぴさん

まず、2人ともひねくれものなのでフラ○ダースの犬を見ながら

「ネロもさ・・・自業自得だよな」

「だねぇ、餌もまともに与えられないなら自己満足に過ぎませんね。」

・・・とか言ってそうで怖いです!

夜子は本当に大人の怪談を・・・いや階段を駆け上がったのでしょうかねw
また縮むような気も・・・すいません実はまだよく考えて・・・ウワナニスルヤメ
大丈夫だ。
…ハードボイルドは、言葉じゃない。定義でもない。スタイルでもない。
自分自身で決めたルールを、どんな障害があっても守り抜く。
例え不器用だとしても、そいつの生き方そのものを貫く芯。
体の中心に、その太い芯があれば、そいつはもうハードボイルドなヤツ、だ。

ま、今回は俺にとって、意外な点が二つ…ある。

一つは、語部館にコーヒーがあった事。

もう一つは…黒崎氏が『ハウス名作劇場』を知っていた点、だ。
会話の内容からして、どんな内容が放送されていたかも確実に知っている。
黒崎氏…底が知れないぜ。

by.どっかの貧乏探偵(笑)

いや、神宮寺を登場させて頂き、ありがとうです!!
俺が書くより理知的な雰囲気があり、参考にさせていただきます。
これからの展開、楽しみにしています!!
>dekaoさん
そういっていただけると安心で・・・出来ません!!
もう神宮寺さんのセリフの言い回し間違えてる。死にたい。
「〜俺たちはただ待てばいいって事・・・だ。」ですよね!
何かまだ違う・・・;;
やっぱ本家の方は渋くて良いですね!

展開が思いつかず結局ハウス名作劇場はただのジョークになってしまった・・・。

遅くなりましたが・・・
夜子の凶器を手にしてからの自己解決パートを補足した
草紙という名の駄文をUPしたので宜しければお読みください。

【語部草紙】悠久の幻想
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=46946643&comm_id=3436893

内容が草紙は関連しちゃってるので夜子の過去話として
前作を読まないと解らないを読まないと解らない部分が多いと思います。
重ねてすいません。
一応草紙前作も貼って置きますorz

祟り神
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=27382182&comm_id=2572875

・・・一応、次に夜子を出す際に多少の説明は入れますので
草紙は読み飛ばしてもらって構わないと思います。

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