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レスポール・レオズビンテージコミュの【道草】ギタートレーダーというもの

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 80年代初頭のプレヒストリック時代に、最もオリジナル・レスポールに近く、そのトップの美しさ、マホの素晴らしさは、オリジナル同様、現在では真似のできない領域のレスポールだと思います。

 以下、Mike Slubowskiさんの記事(の一部)の翻訳です。
トレーダーについて分かりやすく記述された記事の一つです。
(私は著者に承諾をいただいて翻訳・公開しています。転載不可で。)

Gibson Les Paul Late 70’s/Early 80’s “Pre-Reissues”
: On the Road to ’59?
http://www.lespaulforum.com/slubarticle/59reissues/59reissuearticle.html

ギタートレーダー・レスポール(Guitar Trader Les Paul)

 ギタートレーダー・レスポールは、1982年にカラマズー工場で生産された。生産本数は約47本しかなく、2バッチ(2ロット)ほどと思われる。プロトタイプ(試作品)は例外的にチェリーサンバーストであったが、生産されたものは、赤茶色のサンバーストカラーである。このギターのトップ材は、ギタートレーダーによって厳選されている。ティム・カマー(Tim Kummer)は、「ギタートレーダーはベストなトップ材をチョイスしたが、(ギタートレーダーによって選ばれなかった)材は、レオズ・レスポールに使われた」と著者に語った。その頃レオズミュージックで働いていたリッチ・バンドーニ(Rich Bandoni)は、皮肉にも、「ギタートレーダーはベストな材をレオズに残し、その他の(レオズによって拒否された)材を使った」と語っている。

 ほとんどのギタートレーダー・レスポールは、試作品がキルトだったのを除いて、極めて美しい柾目のフレームトップである。すべてのギタートレーダーは、1ピースマホガニーネック、コントロールキャビティの縁に8桁のシリアル番号と、ヘッドストック裏にビンテージスタイルの“Y_XXXX”のシリアル番号を持つ。このシリアル番号の“Y”は“9”で、残りの4桁のシリアル番号のうち、最初の2桁“XX”は“09”となり、ペグはクルーソンスタイルである。

 ギタートレーダーのGibsonロゴは、bとoが開いたタイプで、iにドットの付いたものである。そして、Les Paul Modelロゴは、ヘッドストックの非常に低い位置にあり、ほとんどトラスロッドカバーに届きそうな位置である。コントロールキャビティとスイッチボックスのバックプレートは黒、カッタウェイ部分のバインディングは幅が狭く、大きいべっ甲のサイドドットマークとなっている。ギタートレーダはヘリテージ80シリーズに比べ、その重さがよりも少し軽くなっおり、カッタウェイ部のカーブ、ヘッドストックがより正確に作られており、パーツの多くは、ビンテージスペックにより近くなるよう、ギタートレーダによってパーツ交換がなされている。このギターはフィット感、その仕上げ、トーン、プレイ性能も大変優れている。初期生産の15本には、ギタートレーダーが秘蔵していたビンテージPAFが装着され、それ以外はショウPAFである。写真のギタートレーダーは、重さが9ポンドちょうど(約4.08kg)で、シリアル番号は“9_0920”。このギタートレーダーは、純正の仕様について、コレクターの間では混乱している部分も多く、特にそのスペックの判断ポイントの詳細については、下記のウェブページで確認できる。
http://www.lespaulforum.com/slubarticle/59reissues/59reissuearticle.html

写真は、私が所有するトレーダー(#090X)です。
重量はちょうど4.0kgでパーツは交換されているところも多く、傷も多いのですが、非常に良いコンディションです。
おそらく、しっかりしたプレーヤーが所有していたようで、鳴り、ネックフィーリングとも最高です。
トップの美しさは、レオズと並び(全体的にはトレーダーちょっと上か?)奥の深い、立体感があるフィギャードメイプルです。詳しくはいずれ。

コメント(10)

これまた素晴らしいぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)まさに芸術品ですね〜わーい(嬉しい顔)
>ZUNTAさん

お久しぶりですほっとした顔
ありがとうございます、近くでじっくり見ていただくとすごいですよ〜ウインク
チャンスがあったらぜひどうぞ。

>Jimmyさん

トレーダーの通説(かつ有力な説)ですが、下記がポイントです。

・1982年から83年しか製造されていない
・ヘッドストックは幅の狭いもので”Les Paul Model”のロゴは
 1弦のペグマストにすごく近い
・トップの色が赤茶色でトラが深い
・カラマズー製でコントロールキャビティに8桁シリアルがある
・パーツはオリジナルPAF(最初の10数本)、エスカッションはディマジオ製。

ただし衝撃
実は79年に「トレーダーは存在した」とする説があります。
私の師事するビンテージショップオーナーは「79年のトレーダーは存在する」
と言い張ります。実際に見たとのことです。

ですので、100%トレーダーでないことは言いきれません。
Mikeさんの記事にも出てくるTimm Kummer氏にこの件を確認したところ、
「70年代にチャレンジしたが駄目だった」と返事がありました。
どうなんでしょう?試みがあった以上、彼の知らないところで市場に出回った可能性があります。実際、80年代当時、出るはずのないプロトタイプが山ほど出ており、このあたりが最高にミステリアスで興味深いところです。

Jimmyさんの79年ポールについて詳細が知りたいです。差し支えなければ教えてください。(ヘッドからエンド、ケースまでできる限りがうれしいです。)

私のトレーダーは、中野の有名ギターショップに持ち込まれ、いろいろあった後、私のところに落ち着きました。おっしゃる通り、ビグ穴2か所あります。
ブリッジですが、Jimmyさん鋭いですね!!写真のブリッジは国産です(笑)今は60年代のABRがついています。

70年代〜80年代のギブソン社は、50年代のオリジナルレスポール(いわゆるバースト)のレプリカ製造に対して、コストの関係もあり消極的だったようです。実際、70年代にオリジナルスペックのレスポールをオーダーしたStrings&ThingsやJimmy Wallceも、ギブソンが生産したレスポールが、オリジナル仕様を注文したにもかかわらず、満足できるものではなく苦労したようです。

私が知る限り、80年代のリイシューは、ギタートレーダーでさえパーツをオリジナルの残りやそれに近いものを探してきて、または製作して使用したようです。ですので、以前私が思いをはせていた「究極のレスポール=トレーダー」という感じではなく、「当時の感覚でできるだけオリジナルスペックに合わせたレスポール」程度の感じです。実際、トレーダーでさえディープジョイントではありませんし、当時の流用パーツも多いようです。

 その関係で、今私が所有しているトレーダーが、当時のオリジナルパーツかどうかは分かりません。パーツについて現状でわかる範囲でお答えすると、ペグは80年代より古いクルーソン(ヘッド表にワッシャーのようなリングがあるタイプ)、ナット・フレットは交換されています。ジョイントはいわゆる「ディープジョイント」ではなく、レオズたちと同じで、ピックアップはナンバード中期PAF(裏にパテントのシールが貼ってあるタイプ)。エスカッションはデマジオ製、ノブは80年代のAmberハットノブ。ブリッジは60年代のABR-1、テールピースは80年代のもの。こんな感じです。

本体の造りについては、楽器として素晴らしいの一言です。
ナッシュビル製にくらべ、個体差が多く、どれも個性的なルックスで見ていて飽きません。ただ私が持っている90年以降のカスタムショップ製より造りが雑だし、見た目もヒストリックの方がオリジナルっぽいです。不思議なんですが、それなのに経年変化による味わいが圧倒的な存在感を醸し出しています。深みが違いますね。トップの美しさもそうですが、これはレオズと共通した素晴らしさです。
Jimmyさま、dan-naさま

メッセージありがとうございました。
80年中心のリイシューのWEBサイトを立ち上げる予定です。
商業的な感覚でギターを見るだけでなく、
80年代前半までのリイシューを紹介して、その希少性やユニーク(特性)さをご理解いただき、ギターの楽しみ方の提案をしていこうと思っています。
もしよかったらご参加ください。よろしくお願いいたします。
(写真は3本しか製造されなかったといわれるトレーダーの60年モデルです)
imoemonさま

ご無沙汰しております!
ぜひぜひ、一緒に80年代の素晴らしさを探求しましょう!

その節はよろしくお願いいたします。

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