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平成耳袋-本当にあった怖い話し-コミュの【怪談】合わせ鏡2

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合わせ鏡の結果は何も怖いものだけではない。自分を幸せにする為に合わせ鏡をしようとする人もいるのだ。

仕事のお客様の娘である金井さん(仮)が中学生の頃に試していた合わせ鏡の話しだ。

金井さんが中学生時分、世の中は空前のオカルトブームだった。
学校でもこっくりさん、トイレの花子さんなどまことしやかに話され、仲良しグループで好きな男の子の名前をこっくりさんに当てさせるなど、日常的に行われていたという。
そんな怪談インフレ状態の中で、金井さんも試したことがあるのが、合わせ鏡の怪談だった。

内容はこうだ。
午前0時、合わせ鏡をすると、隣に運命の異性が写るというものだった。
少し変わっているのが、それを一週間繰り返すというもの。
最初の一日は7枚向こうに異性が写り、日をおうごとに1枚、また1枚と異性が近づいて見え、最終日にはその異性と結ばれるのだという。
「そんなバカなって今なら思いますよね、でもあの頃は純だったんですよ私」
純だった中学生の金井さんは、それを試してみたのだ。

初日、午前0時の合わせ鏡。
向い合せた鏡の7枚目には、金井さんだけが写っていたという。
(やっぱり、そんなわけないか)
と思いつつも、翌日も結局合わせ鏡をする。
6枚目にはやっぱり金井さんだけ。
しかし、前日には気付かなかったが、僅かに変化がある。
合わせ鏡が遠いせいではっきりとは見えないが、右肩に白いものが見える。
運命の異性より、その白いものが気になり、金井さんは合わせ鏡を続けた。
合わせ鏡の運命の相手と同じように、その肩口に白いものを付けた金井さんが徐々に近づいてくる。
運命の相手が写っているなら出会いが近いはずの残り2日。
鏡を動かすと、ようやく白いものが何なのかわかるようになってきたという。
それはどうも包帯のように見えた。
右肩から右腕を吊るように、鏡の中の金井さんは包帯を巻いていたのだ。
さすがにその翌日から合わせ鏡はできなかったという。
「だって、包帯巻いてる自分がそのまま近づいて来たら、同じようにケガしそうじゃないですか」

結局のところ、2日後に金井さんは学校の怪談を踏み外し、右肩にヒビを入れることとなった。
合わせ鏡で見ていた姿と、まるきり同じ形で腕を吊ることになったという。

コメント(2)

結局怪我しちゃったんですね。まあそりゃしょうがないか。いつどこでどうやってってわかったらいいけど、防ぎようないもんねえ。
合わせ鏡もいろんな使い方があるんですね。
>>[1]
合わせ鏡は諸説ありですよね。
自分も色々お試ししてますが、これっていう怪現象には出くわせないのが残念です。

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