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ななちゃん広場コミュの白隠さんのエピソード

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白隠さんのエピソードを・・・
大好きなみなさんに・・・
お福分けさせてくださいね。

「赤子を抱いて雪中に托鉢す」

松蔭寺(白隠さんが住職されていたお寺)の門前に棲んでいた
財産家の信者の娘さんがふとしたことで妊娠してしまいました。

信仰のあつい父からは、だれの子か、だれの子かとはげしく聞き
ただされましたが、はずかしくていえません。
父があまりせめるので、おそろしくなり「白隠さんのこどもです」と
答えて、父の怒りからのがれようとしました。

つね日ごろ、禅師の大崇拝者であった父は、それを聞いて、
だまってしまいました。

父はその後、一言も娘にものをいいません。
やがて月みちてこどもがうまれるやいなや、こどもを娘の胸から
引きちぎり、松蔭寺を訪ね、泣きさけぶこどもを禅師のまえに投げだして、

「お前は、えらい坊さんだ、とおもっていたが、とんでもない坊主だ。
人の娘にこどもを産ますとは、なんたる生グサ坊主だ。
さあこの子をひき取ってくれ。あきれた奴だ・・・・・・」とあらゆる悪口を
いって大声でののしってかえってゆきました。

禅師は、「ああ、そうだったのか」と泣きわめくこどもを抱えて飴で赤子
をそだてはじめました。

それで、禅師の信用はすっかりなくなり、尊敬する人もいなくなり、
いままで大勢いた松蔭寺の弟子たちも、禅師をすててたち去ってゆきました。

禅師はいつもとかわらず、勤めをおこない、赤子をだいて、村々を托鉢して
歩き、こどもを愛しそだててゆきます。
禅師の姿を見る人々のなかには、罵詈や、嘲笑をあびせかけ、石をなげたり、
塩をまいたりする人もおりました。

ある雪のふる日のことでした。
いつものように禅師は赤子をだいて、軒々を托鉢してあるいていました。

その禅師のうしろ姿を窓からのぞいた赤子の母親は、母の情がおさえ
がたくもこみあげて、かつは、おのれの心の責苦に耐えかねて、ワーッと
泣きだして父のまえに、「あの子は白隠さんのこどもではないのです・・・・・・」
とほんとうのことをうち明けました。

父はビックリして、いそいで禅師のところに走ってゆき、身の置きどころもない
ほどはじて、あやまりました。
禅師は、ただ一言「ああ、そうか。この子にも父があったのか」といってこどもを
父に手わたしました。
ただ、それだけでした。

このことがあってから、禅師をしたう人がますますふえ、以前よりも多くの人が
松蔭寺にあつまってまいりました。
禅師はなにもいわず、またなにごともなかったように、平常のとおり勤めを
はたしていたそうです。


大きな器の白隠さん・・・
すごい人ですよね!!!


ルンルン・・・

ありがとうございます。

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