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Stereo Soundコミュの古い音、新しいサウンド

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とくにスピーカーの記事で、古い音、新しい音、はあるとかないとか・・

コメント(7)

たしかに古い新しいはあるのかと。
とても気になるところです。
まず,そのスピーカーが設計された時点での,主なソースは何かということで,要求される周波数特性がかわりますね.

たとえば,簡単な例では,LPの全盛のころには一部のカートリッジは45-50kHzまで再生したので,スーパーツィータがはやりました.そのあと,CDがでたばかりのころの,スピーカーは,低音重視のものが多かったと思います.
さらに,SACDやDVDが出てきて,また,高域の周波数特性や位相特性も見直されるようになったと思います.
それから,DVDで家で映画をみるようになって,スーバーウーファーの需要も増えましたね.

そらから,振動板やエンクロージャーには,その資材の物性から,素材固有の音というのがあります.
昔は,振動版は,紙,布,アルミ,ポリエステル/ポリプロピレン等でしたが,最近は,色々な素材があります.
素材固有の音を完全になくすことはできません.

また,昔よりも,(コンピュータシミュレーションの等のおかげで)ネットワーク回路の設計技術が進んだので,ネットワークはある時期以降,周波数特性も位相特性も(それらの過渡特性も)よくなったと思います.それもPC上のソフトウェアでシミュレーションできるようになったので,大メーカーでなくても,良いネットワークを作り易くなりました.


しかし,普通のスピーカーは,基本的に非常に原始的な電気音響変換装置なので,この40年,原理的にはあまり進歩していません.
# メディア技術の変化ほどは変わっていません.

また,普通の住宅の場合,スピーカーよりも,再生音場で問題なのは,家/部屋そのものの方です.
 ・・おっしゃる学説をありがたくご拝聴したうえで、で新しい音とか古い音の違いはあなたの耳ではありやなきや?
> 新しい音とか古い音の違いはあなたの耳ではありやなきや?

20数年前にオーディオ専門店でアルバイトしていたころは,リスニングルームで,他の機器は固定して充分に暖めた状態で,切り替え装置を使わず直結配線で,海外製の往年の銘機(古い音)と,最新の国産機(新しい音)を効き比べたりしたことあります.
しかし,そんなことは,どこでもできるわけではありません.

自宅では,この10年近くスピーカー入れ替えていませんので,ちゃんとした条件で,新旧スピーカーのヒアリングテストをしていません.


上記をふまえた上で,条件の悪い普通のオーディオ店の店頭やショーの会場などでも,いくつかの比較的新しい設計のスピーカーは,一聴して,「へーっ」と思う「新しい音」があると感じることがありました.


例)
 B&W 800Dシリーズ
 THIEL THIEL SCシリーズ
 DALI の大きやつ
>「へーっ」と思う「新しい音」があると感じることがありました.
>
>例)
> B&W 800Dシリーズ
> THIEL THIEL SCシリーズ
> DALI の大きやつ

 はいはい。だいたいのところは私も分かるんだが・・この新しさって、どういう音から感じるのだろう。
 では、じゃあ古い音ってどの辺りのものだろか。
それはなぜ感じるか。
ちょっと長くてすみません。

 件のトピックについて、新旧スピーカーの音(造り)の違いの私なりの見解です。

  古典的スピーカーの音と現代ハイエンドスピーカーの音造りの違いを簡単に書いてみました

 レコード時代と登場して間もない頃のCD時代の昔は、録音(記録媒体)にも良し悪しのバラつきがあったので、どんなレコードを聴いてもそこそこ楽しく美しく聴かせてくれる(これをデフォルメともいわれる)オーディオが素晴らしいとされていました。

今は、デジタル時代も成熟して録音はバラつきのない素晴らしい鮮度(録音時の音質を損なわない)でリスナーに聴かれる環境が整うようになってきました(ハイレゾのDSDなどね)。

現代ハイエンドスピーカーの目指すものは、録音された音質をそのままに再生しましょう(デフォルメする必要はなくなった)ということになるのですね。


木の箱で作られたスピーカーボックスは物理的に強度に限界があり、ユニットとの共振は少なからず避けられませんでした。そこでその共振を逆利用して、むしろスピーカーの箱を積極的に鳴らし、ユニットと上手く相乗効果(共振)をもたらせることで、音楽をより楽しく美しく聴かせる(デフォルメ)ことができていたわけです。勿論、このデフォルメ効果は一朝一夕で出来る単純なものではありませんが。
そのなかにタンノイやハーベスなど沢山の名器と呼ばれる素晴らしいスピーカーも含まれていたのですね。それが今では古典的スピーカーと呼ばれるようになりました。

デフォルメするということは、再生音に色付け味付けをすることですから、録音の鮮度が良くなった今の時代は、そうゆうデフォルメに否定的な考え方が成り立つようになります。
極力箱を鳴らさないように(ユニットと共振しないようにする)して、アンプから送られてきた信号を正確に音に変換して、よりソース(記録媒体)を忠実に再生しようとするのが現代ハイエンドスピーカーのスタンスです。

古典的スピーカーを愛用する人の多くが、いまだにレコードや真空管アンプにこだわり続けるというのも、こうゆう時代の流れ的な背景があるので楽しい趣味世界になっているのですね。


箱鳴りを抑える技術はかなり進化しましたが、近年は木材以外の材料を使うようになり、アルミやセラミック、ハイテク素材などを使ってコンピューターで緻密に計算して作られるので、やはり高額になるみたいですね。

ほんの十年ほど前までは、B&Wやアバロン、ウィルソンオーディオなどがハイエンドスピーカーをリードしていましたが(主な材料は高強度の木でした)、今はビビッドオーディオ、マジコ、YGアコースティックスなど木材以外のハイテク素材を使って造られたスピーカーがステレオサウンド誌でももてはやされてきています。やはり物理的に木材には限界があるのですね!(^^)!

このようなエピソードを理解している人たちのなかで、なお古典的スピーカーはいまだにとても人気があります。それを何故だか考えていくのはオーディオを知り、奥深さを楽しんで豊かなオーディオライフをおくる重要なキーポイントになると思います。


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