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カート・ヴォネガットコミュの「タイタンの妖女」って、どうよ?!

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ヴォネガットは好きな方だし「太田光、大絶賛」という本につけられた帯にひかれて買って読んだのですが・・・

面白いことは面白いのですが

ラストのこのやりきれなさ虚無感はなんだ?!
太田光にダマサレター!!

という思いが強いのですが皆さんはいかがでしょうか?

コメント(64)

一般的に言う「夢オチ」とは違う気がしますけど、まぁいいや(笑)
トピ違いですが。

>onzkさん

「さびしいということは不幸せなことだろうか。
 悲しいということは不幸せなことだろうか」

良い言葉ですね。太田光の追悼文を読みたくなりました。
太田光の帯は
タイタンの妖女を
モンローのスカートをめくるがごとくの破廉恥さで
世間にさらしたように
思っていたけれど・・

うーん、
これもまた一興!

わたしもよく映画でだまされたーって思うけど、
前宣伝で思い込みがあるとその作品を違う見方することが多々。
ずっと後から見なおして、面白くなかった映画が面白かったことも

それから、過ごしてきた時が、悲しかった作品をうれしいものに変えることも

是非、また忘れた頃に読みなおしてほしいかも?

ちなみに初めて読んだ22年前はホロ酔い気分で読み終えたけど、今はボロ泣きになりました。
ヴァネガットさんの作品は十代、二十代、三十代、四十代、または
恋愛中、結婚後、親になってからなどと、年代や環境によって大きく味わいの変わる
作品が多いと思います。
何かしらのとっかかりが出来たのですから、これから先、何かの節目を通ったら
また、読んでみるのも一興かと。
私はずいぶん、楽しい思いを味わわせてもらってます。

タイタンの妖女はオチも含めて大好きです。初読時からですが。
熱くて、いいトピですね!
みなさんのコメント読みながら、うんうんとうなずいちゃいます、
またタイタンが読みたくなりました!
やりきれなさというのは、喜怒哀楽よりもよっぽど上等な感情の気がします。

自由意志の否定であると同時に、自由意志と対立する神的なものの化けの皮も剥がしていますから、単純な運命論では語れない作品ではないかと。
>えぬさん

いいっすよね!
たしかSFマガジンのヴォネガット追悼号に載ってました。
 僕は最初にこの本を読んだとき、このラストには泣いてしまいました。だってこのままで終わっちゃったら、あまりに悲しすぎる話じゃないですか。

 映画の「嫌われ松子の一生」もちょっと似たような感じのラストで、僕はこれにも不覚にも涙してしまいました冷や汗

このトピで、私も読み直してみたくなりました。

すごく良いなと思ったのは、どのコメントもすごく良い感じで…こういうトピだと愛情が空回りして、不愉快な思いをすることもあるじゃないですか。あらためて、このコミュに参加してて良かったな〜と思いましたわーい(嬉しい顔)
ところで太田光がキムタクに「タイタンの妖女」をすすめたということですが
キムタクはこれを読んでどう感じたんだろう?

そうなんだ(◎-◎)

キムタクとタイタン。
んー。
ナンテ思ったんだろ?
ここまで皆様のコメント楽しんで読ませていただきました

アタシは定期的に好きな作家の作品を読み返す習慣があります

今年はカート・ヴォネガットを読み返しています 長編はあと『アース・クエイク』を残すのみかな 何方かがおっしゃってましたが アタシも20代でヴォネガットを読み始めて 今や50代ですから 確かに読み返す度に 感じ方は変化してきましたね

ヴォネガットの次 再読は内田百鬼園かな(笑)
>武部さま、
ヨコRESですが、百鬼園、ワタシも大好きです。
東西ガンコじじい対決。いい勝負です(笑)
初めてコメントさせていただきます。
タイタンについて、みなさんのコメントを読む度に、このコミュに入って本当に良かった、と、密かに思ってました。
なんていうか、 もうひとりぼっちじゃないっ!、 みたいな。

タイタンは、一昨年、2度目を読みましたが、途中が面白すぎて
ラストが思い出せない感じなので、近いうちにもう一度、多分最後の部分だけ読んでみようかと思います。

それから、この数年、NASAがタイタンの調査に力を入れている様子が、
なんだかとても面白く、ヴォネガットって、すごい人だなあ、と
しょっちゅう思います。

写真は、使っているメーラーに乗っていたNEWSから。タイタンの表面です。
そのときの記事は、こんな↓でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
This 2007 radar image shows what appear to be sea-sized bodies of liquid on Titan, Saturn's largest moon.
NASA has confirmed that at least one such body contains liquid,
making Titan the only other entity in the solar system besides Earth with liquid on its surface.
(・・・以上from Netscape, Latest News on 31/July/08)

長くなってスミマセン!
いつもみなさんのコメントを読んで、ヴォネガットのことを更に知ることが
出来た気がして、本当に、ありがとうございます!!!
>ミクシーさん、

写真へのコメント、本当にありがとうございます!

自分は、いつもピントが外れているみたいで、写真など、アップしてしまったこと、どうだったんだろう?と、、、、実は不安でした。

本当に、トピックのストレートさが、とても気持ち良く、
自分も、「タイタン~」から始まって、今気になっていることを、まんま書いてしまった次第でした。。。

ありがとうございます!!!
「タイタンの妖女」って、どうよ?!って聞かれると
「いいんじゃん!」って、答えます。

”「カラマーゾフの兄弟」には人生のすべてが描かれているけど、今はそれだけでは足りないんだ。”って何かの本でボネガット自身書かれていますよね。
現代を生きる僕らには等身大の大抒情詩だと思います。
あの、ラストの「虚無感」を、「救いがない」と捉えれば、欺されたかもしれないが、太田光さんは、「虚無」なんだけれど、「虚無」でも「いいじゃないか」と云う「人生の肯定」として、この作品を捉えています。

僕は、さんざん人生をめちゃくちゃな宇宙の論理で翻弄された人間達物語の、ラストの方の、何ともいえない「あたたかい感じ」ってのに、号泣したました。

「ガラパゴスの箱船」のラストのレオン・トラウトのように、なくじゃくりました。

僕は。太田光さんの感想を聞く前から読んでいたので、太田光さんの感想には共感しましたね。
気まぐれカキコ。

虚無感のない作品なんてつまんないよ。
タイタンは二度しか読んでいないけど、極論で言えば虚無感はこの作品の要でしょ。
だまされた、だなんて、なんで虚無感をそんなに否定的に捉えるのかまったく不明。
「ブレードランナー」しかり、原作漫画版「ナウシカ」しかり。虚無と寄り添う(あるいは表裏一体といってもいい)からこそ心を打つんでしょうよ。
私は今日も仕事ですごく嫌なことがありましたが、
休憩中にタイタンの妖女を思い出して、
自分のしていることなんて本当にくだらないことなんだ、
と思い、ふっと気が楽になりました。


ヴォネガットに救われてばかりです。
もう何度も。
「人生の目的は、どこのだれがそれを操ってるにしろ、
 手近にいて愛されるのを待っている誰かを愛することだ」

というセリフはとても明るくて温かいものだと思いました。
爆笑問題のススメで太田さんが紹介していました。

最後のオチがめちゃくちゃ下らないんだ。と仰ってたんですが、簡潔に言うとどういうオチなんですか?

どうも小説は苦手なんですが、"下らないオチ"が気になって仕方ないです。よければメッセージ等で教えて頂けたらありがたいです。
ここ続いてますよねー

私はこの作品がすきで何度も読み直してますが10代20代30代と違った趣がありました。
そういえばまだ40代入ってから読んでないなぁ。
太田さんのことはよく知らないんだけどあの方のおかげで色々な人が読む機会ができてよかったなと思う。
オチだけなんていわずに全部頑張って読んでちょ
トピ主です
あれから月日がたちみなさんの意見を聞くにつれ作品の良さがわかってきたような気がします
自分がひっかかっていたのは自由意志の問題だったのだと思う
2年前の自分はなんの疑問ももたず自由意志の存在を信じていました
けれどいろいろ考えるうちに人はいったいどこまで自由であるのか?
そもそも自分とはなにか?という疑問につきあたりました
なんとなくたどり着いたのは「空」
それは「何も無い」という意味ではなく、「すべては生成流転して確固とした実体はない」という意味
「生きている」というのは自分自身の意志だけによるものではなくさまざまな関係性のうえに成り立っている
自分の自由意志と思っていることもじつは関係性によってできたものかもしれない
仏教では一切は空ですべては縁によって成り立っていると考えているそうです
それを実感することが悟るということになるのかもしれない
「タイタンの妖女」のラストは悟りの境地というものかもしれないと思えるようになりました

> ジョルディ・滝音さん
心情に発展がありましたね!素敵ですね。

よかったら是非また思い出した頃に読んでみて下さいませ。

今は見えない何かを発見することでしょう。
それでは素敵な人生を時間をお過ごしください
> イエボーさん
そうですね
時間とともに感想って変わるもんですね
今度は原書でチャレンジしようと思ってます
終盤にかんしては、それこそ、「そういうものだ」と、あっさり受け入れてしまいました。
不条理に、なれすぎてしまったのでしょうか。

でも、タイタンの幼女、大好きです。
「火星軍にまつわる、リモコンや記憶操作など一連の設定」と、「水星のシュトラビンスキーを流した際のシーン」などが、気に入ってます。

レンテッド・ア・テント♪ア・テント♪ア・テント♪
>>[46]

「「カラマーゾフの兄弟」には人生のすべてが描かれているけど、
今はそれだけでは足りないんだ」

最高にカッコイイ台詞。
>>[46]

「「カラマーゾフの兄弟」には人生のすべてが描かれているけど、
今はそれだけでは足りないんだ」

最高にカッコイイ台詞。

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