出光美術館コミュの展覧会の感想をお聞かせ下さい！

　よろしければ、展覧会のご感想など。

　言い出しっぺのわたくめから。

「仙厓・センガイ・SENGAI－禅画にあそぶ－」に行ってきました。
　８月に竹橋にある国立近代美術館でこの展示会の割引券が頒布されていたので、その割引券を握りしめて。

　入り口正面左に「指月布袋画賛」
　今まで絵はがきでしか見たことありませんでした。やっぱり実物でも、布袋様はかわいすぎる。それに、隣の子どももいい。わーいわーい、って。

　ただ、今まで知らなかった名画も沢山ありました。
　強烈だったのが、最奥の「利休画賛」、「牛若弁慶五条橋画賛」、「福釣恵比寿画賛」、「芭蕉蛙画賛」の並び。
　千利休は普通のじいさんだし、弁慶も背中にしょってる木槌やなぎなたがどう考えたって頭から生えてるようにしか見えない。

　恵比寿様は、大きな鯛を釣って「とろこべよろこべ」なんてはしゃいでる。
「鯛も釣れたし、ようやっとこれでみんなと船乗って営業に行けるぞ！」
　ってことなんでしょうね。これは確かに納得。

　極めつけは、芭蕉蛙。
　たたずむ蛙の絵の上に書かれている文字は
「池阿らは（あらば）飛て芭蕉に聞かせたい」
　池なんかねーじゃん、おれもぼちゃんって音だしたいってばよ、というカエルさんの心の悲痛な叫びが聞こえてきます（カエルさんではなく、仙厓さん自身が、池があったらおれが代わりに飛び込んで芭蕉に聞かせてやるよ！　と考えているという解釈もできますけどね…）

　なんかもうこの並びは全てが面白くて。でも笑っちゃいけないかと思い、必死でこらえていたら、涙が出てきて、鼻も緩くなってしまいました。

　僕の前の女性二人組が言ってましたね。
「うわー、これ反則。でも、ほっとするね」
「疲れすぎなんだよ」
　うん、ほっとする。疲れが飛ぶ。でも、思いっきり笑えたら、どんなに良かったろう…。
　
　絵を見てほっとして、美術館奥でお茶をいただき一息。
　やっぱいいとこ。散歩日和だったので神保町までのんびり歩きましたとさ。

コメント(6)

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[1] mixiユーザー 01月20日 00:57

先週１月１３日（日）に現在開催中の
「王朝の恋　描かれた伊勢物語」に行ってきました。

今回の展示のメインは、伝俵屋宗達の伊勢物語図色紙かと思います。
が、展示が１月２８日（月）の休館日を境に前期後期で別れていて、
宗達色紙は総取替されます（ものによっては前・中・後期になります）。

どのお軸も表装が美しく、風帯（軸の上部に２本垂れている帯）
も素直にまっすぐに垂れていて、気持ちがよいものでした。

他の展示には酒井抱一の「八ツ橋図屏風」、それから岩佐又兵衛、
英一蝶の絵がありましたが、こちらは全期間展示されています。
ミュージアムショップでだいたい常時販売されている絵はがき
「八ッ橋図屏風」の現物ですので、こちらを目当ての方も
いらっしゃるかと思います。

そのミュージアムショップですが、昨年の郵政民営化記念で発行された
「民営会社発足記念(琳派)」が販売されていました。
美術館に行ったのは１週間前の話なのでもう売り切れているかも知れませんが、
入手出来なかった方はショップに立ち寄ってみるのもいいかと思います。

http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2007/h191001_t.html

でも、なぜ抱一「十二ヵ月花鳥図屏風」の絵はがきがショップに
並ばなくなってしまったのでしょう…。
今まで時候の挨拶やバースデーカードで使用していたので残念です。

[2] mixiユーザー 08月21日 12:19

もうすぐ終わってしまいますが、門司港の出光美術館の

2009年6月19日（金）～8月30日（日）
板谷波山と富本憲吉　―近代陶芸のパイオニア―

に行って参りました。

感想を日記に書いております。
http://blog.livedoor.jp/erii/archives/51896509.html

実に出光らしい展示で、いつもながら嬉しく拝見しました。

[3] mixiユーザー 10月09日 23:36

続けての書き込みになってしまいお恥ずかしいのですが、門司港の出光美術館の

琳派と江戸絵画　
―宗達・光琳・抱一を中心に―

に行って参りました。

感想です。
http://blog.livedoor.jp/erii/archives/51941606.html

まだ日にちがありますので、お月様の好きな方はぜひ、おすすめいたします。